アイスリボン625
2015年1月31日(土) アイスリボン道場
18時00分試合開始/17時30分開場
☆写真撮影可能なシャッターリボン!
観衆 136人(超満員)
第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○宮城もち vs 弓李×
(6分53秒 片エビ固め)
※メタボリックサンド
1.24アイスリボン623のタッグ戦でもちに善戦した弓李。試合後もちは「弓李に負けない自信はあったけど、今日戦って本当にヤバいと思った。私は弓李の本気が見たい」と弓李に熱いメッセージを送った。弓李とのタッグ"かっぱ巻き"のパートナーの成宮も弓李に対して「もちとシングルで戦って、弓李が勝ったらかっぱ巻きで活動していきましょう」と提案。この日のシングル戦が決定した。
先手必勝とばかりにゴングと同時に丸め込みを仕掛けた弓李は、もちにキックアウトされると今度はグランドに移行し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを狙う。さらにもちをボディスラムで投げ、コーナートップからのボディアタックも決めるなど必死の攻めをみせる。対するもちは苦しみながらもカウンターの攻撃を要所要所に決め弓李の追撃を許さない。あと一歩と迫った弓李だが、ロープに飛んだところをもちのカウンターのボディアタックを浴び、直後のメタボリックサンドにフォール負け。試合の組み立て、勝利への執念と1ランクアップした動きをみせた弓李だが、試合巧者のもちの壁はまだ分厚かった。
試合後「負けてしまって、すごく悔しいです。本当にかっぱ巻きが組みたかったです。でも強くなって、またもちさんとシングルをしたいなと思いました」と肩を落とす弓李に「本当に悔しい?その強い気持ちがあれば上に行く為の素敵な力になると思う。だから今はタッグにこだわらなくても自分自身が強くなって。まずそこからだよ。私はそういう信念でやってきたつもり。またシングル、いつかやりましょう。そのときも私は負けません」とエールを送るもち。そして弓李の負けを知った成宮は「まずは弓李が負けたという結果を聞いて自分も残念です。でもこの1週間、弓李が研究して頑張ってきた姿を知っているので、弓李は一人でも必ず強くなれると思います。そしてもっともっと強くなった時に、弓李がそれでもまだかっぱ巻きと言ってくれるのであれば、そのときまた組みましょう」と弓李の奮起を促した。
第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○成宮真希 vs 松本都×
(8分03秒 ドリンク固め)
成宮の提案により実現した第1試合に対して、この試合は都の「成宮と戦って、なかなか見込みがあると思った。シングルやってあげてもいいよ。もし成宮が勝ったらタッグ組んであげてもいいよ」という上目線発言が発端。この都の挑発に成宮は「私が勝ってタッグ結成したときのタッグ名は"もうすぐ三十路タッグ"でお願いします!」と切り返し、結果的に都にとって"負けたら罰ゲーム"的なシングル戦となってしまった。
都のペースに惑わされることなく自身のペースで対する成宮は、終始余裕の表情をみせながら都を追い詰めていく。途中年齢ネタから切れて狂ったような都の蹴りの猛ラッシュを浴び、シャイニング、グランド卍固めを決められた成宮だが、ピンチはこのシーンのみ。最後は1.4新宿大会でウインガーを破ったドリンク固めできっちりと3カウントを奪った。
「今日は自分から言い出した試合だったんですけど、すごい試合してて気分悪かったし、すごいハラスメント的な試合で。ちょっと後悔してます。こんなことを言ってしまったこと。私はこんな人といっしょに枯れるつもりはないし、譲ってあげるよ弓李。やだ!!一緒にされたら困るので、組むのは嫌です」と試合後リング上でバタバタと駄々をこねる都に対して、「都さん、約束は約束なのです。都さん、私勝っちゃいました。ということで、本日からもう"すぐ三十路タッグ"決定!大人として約束は守りましょうよ都さん。私、今日戦ってみて都さんの蹴りを食らって、すごく見込みあるなと思いました。都さん楽しいです!いっしょに戦いましょう!」と握手を求める成宮。都はこれを拒み続けたが、藤本が次回2.7道場マッチでの三十路タッグ結成をその場で決定した。
第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&×藤田あかね&雪妃真矢 vs くるみ○&希月あおい&長浜浩江
(16分04秒 体固め)
※ダイビングボディプレス
ICE次期挑戦者決定トーナメント決勝進出を果たしたくるみが王者藤本と相対した。そのくるみと1回戦で対戦したあおいもまたベルト挑戦を諦めていないだけに、試合はくるみ、あおいvs藤本の展開になるかと思われたが、試合の中でインパクトを残したのは雪妃とWAVEの長浜の同期2人のぶつかり合いだった。デビュー後、初めて同期選手との対戦となった雪妃は、これまでの試合では見られなかった激しい感情を爆発し長浜に真っ向勝負を仕掛けていく。これを長浜がしっかりと受け止めシングルマッチのような攻防を展開。いずれ実現するであろう2人のシングルマッチへの期待が高まった。この新人2人のファイトに他の選手も触発され、試合は6人タッグらしいめまぐるしい攻防戦となった。最後は粘るあかねをつくしがダイビングプレスでフォール。試合後の座談会でも「藤本つかさ!自分は藤本つかさだけを見ています。」と心身ともに絶好調にあることをアピールした。
また同期対決を終えた2人の感想は以下の通り。
雪妃「同期の方と試合をするのが初めてでして。昨日もWAVEさんのYOUNG OH! OH!を観させて頂いたのですが、刺激をてんこ盛りに受けまして。いろんな団体で、いろんな地域で、同期の選手が頑張っているんだなと思って。自分も頑張らなきゃと思ったのと、やっぱり先輩方と試合をするのとちょっと違って気持ちが違うので同期対決はすごい楽しかったです。」
長浜「くるみさんがフォール取って頂いた事により、自分、今日、初勝利できました!!雪妃さんとは同期で、すごい熱くなれるし、アイスリボンさんでも同期の試合組んでもらえたらなと思っています」
第4試合 次期ICEx∞挑戦者決定戦1回戦 時間無制限1本勝負
○紫雷美央 vs つくし×
(11分17秒 片エビ固め)
※バズソーキック
因縁の2人の3度目のシングル戦が次期ICE×∞王座挑戦者決定戦1回戦として実現した。かつてICE×60王座に就いている2人だけに巡ってきた王座返り咲きのチャンスに気合十分。序盤から激しい攻防が展開された。前回の試合で敗れているつくしはスピーディな攻撃を美央に対して矢継ぎ早に浴びせ試合の主導権を握るかと思われたが、中盤、美央のスリーパー、さらに首4の字固めに追い込まれ、試合は一進一退の展開になっていく。つくしがタイガー・スープレックスを決めれば、直後に立ち上がった美央がカウンターの蹴りをヒットさせ両者ダウンを喫するなど消耗戦へ。最初に勝負に出たのはつくし。膝立ちの美央の側頭部にレッグラリアット気味にニーを決める葉隠をヒットさせると、コーナー最上段からのフットスタンプ。これをカウント2で返されると、プレスをアピールしながら、再度コーナー最上段へ。ここで美央がコーナーに上がり、つくしの動きを止めると、そのままつくしを抱え上げて雪崩式アバランシュ・ホールドで豪快に叩きつけた。ダメージの残るつくしに、美央はダメ押しとばかりに自らロープに飛んでのバズソーキックをヒットさせてのフォール勝ち。試合後3カウントを奪ったあともなかなか立ち上がれなかった美央だが、つくしとの激戦を制し決勝に進出。いよいよ、次は絶好調くるみとICEx∞王座挑戦権を賭けた一戦に挑む。
つくし「紫雷美央に負けました。前回みたいに泣いていたら、またバカにされるので泣きません。悔しいです。このあとのマイクで紫雷美央はきっと"もうつくしとは終わり。もういいだろ"って言うかもしれません。でも自分はまだまだ紫雷美央とは終わっていません。勝つまで、そう勝つまで…だから紫雷美央、お前、絶対ベルト巻け!今のつくしは紫雷美央に勝たなければ意味がありません。だから絶対に巻けよ」
美央「勝てました。そうだね。お前の言う通り、最初はもうお前とは終わりだ!って言うつもりだったけど、でも振り返ってみれば、今の試合はとてもお互い気持ちが出ていたと思う。お前の私のことが嫌いっていう気持ちで、お前がもっと上に上がるんだったら、ずーっと嫌いでいろ!私はそれに応えていく。そしてくるみよ。ホップステップジャンプで乗り越えられるほど、私が簡単な選手だと思うなよ。藤本つかさばっかり見ていて、私に足元取られないようにね」
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1月31日アイスリボン道場マッチ625試合結果
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