アイスリボン604
2014年11月15日(土) アイスリボン道場
18時00分試合開始/17時30分開場
観衆 99人
第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
希月あおい&×松本都(崖のふち) vs 星ハム子&くるみ○
(12分28秒 体固め)
※ダイビングボディプレス
11・24横浜リボンまであと9日。ICE王座に挑戦するあおいと、トライアングル王座に挑戦する都がタッグを結成した。基本的に自由気ままな2人だが、積極的に連係をみせようと開始早に奇襲を仕掛ければ逆にくるみに返り討ちにあい、ダブルのマンマミーヤはハム子にかわされ…と、予想以上に息の合わなさを露呈。一方、チームもっちりの2人にしてみれば、相手チームがバタバタと変則的な攻撃にびくともしないチームとしての経験値があるだけに、試合はもっちりのペース。最後はあおいを場外に蹴散らし、都にダブルのバックドロップを決めると、フィニッシュはハム子→くるみとつなぐ時間差ダイビングボディプレス。チームもっちりが都をぺしゃんこにしての快勝となった。
第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○紫雷美央 vs 弓李×
(5分55秒 片エビ固め)
※紫閃光
試合前の握手をすかす等、スタートから美央に対して挑発的な弓李。リング中央で美央を棒立ちにさせてのたこ焼き攻撃、ロープ際で鼻フックを仕掛けようとした美央の指への噛みつき攻撃とやりたい放題。一方、横浜での2カウントルールが決定して以降、どこか追い込まれた感のある美央は、なかなか試合のペースを掴めないまま弓李の丸め込みをカウント1で返しながらの防戦が続く。勢いの乗る弓李はグランドでの関節技で美央を再三追い込むとフィッシャーマンズスープレックス・ホールドで遂にカウント2を奪ってみせた。しかしカウント2を奪われたことで逆に開き直ったか、一気にここで美央がラッシュ。ダブルアーム・フェースバスターを放つと、追い打ちのハイキック2連発で弓李を沈めてみせた。試合に敗れた弓李だが、試合後は「今日は負けてしまったんですけど、2カウント取れたので、この調子のまま突っ走っていけば、絶対に美央さんから勝てると思うので、頑張りたいと思います。」と逆に横浜への手応えを掴んだ様子。勝った美央は「たしかに1回取られてしまいました。でもねえ、1回取ったくらいで調子に乗らないでください。私は君たち新人とやるっていって手抜きをするつもりはないんだよ。ニューコスチュームで横浜やる気だからな!私のニューコスチュームは毎回毎回、きらびやか、超派手、超かっこいいで有名なコスチュームだ。私の輝かしさに君たちがくすんでしま、しまう…噛んだ…ありがとうございました!」と決め台詞で噛んでしまう追い込まれた印象を残してしまった。
第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○藤本つかさ vs 林小雪(信州ガールズ)×
(9分19秒 エビ固め)
※ミサイルキック
小雪との同級生対決に臨んだ藤本。小雪のコーナー下にあおいが陣取る中、試合はロックアップでスタート。序盤はグランドで小雪を攻めつつ、コーナー下のあおいを挑発しながら、一つ一つの動きを確かめるかのように試合を組み立てていく藤本。中盤、ロープはりつけドロップキックをかわされ、小雪の反撃を許すも、あえて小雪の攻撃を正面から受けて立った上で反撃に出る横綱相撲を展開する。最後はミサイルキック1発で3カウントを奪う調子の良さ、技のキレ味の鋭さをアピール。マイペースを崩すことなく試合を終わらせ、あおいの目前で王者の貫録を示した。
第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
成宮真希&×世羅りさ vs つくし○&優華
(10分14秒 ソフトクリーム)
道場マッチのタッグ結成は実に7.12大会以来の4か月ぶりとなる.STAP。おでかけプロレスではタッグを組んでいるものの、公式戦でも9.15横浜でのタイトル戦以来の出陣だけに防衛戦を前に.STAPとしての最終調整をしておきたいところ。しかし対戦相手の高校生コンビにしてみれば調整相手になる気はさらさらない。久々の道場マッチ出場に気合十分のつくしと前回の道場マッチでくるみからフォール勝ちを納めた優華の勢いが、どっしり構えたい.STAPを序盤から掻き回していった。特につくしの動きの良さが際立っていた。優華をうまくコントロールしながら、連係、タッチワーク、そして変則的なロープ走りで王者チームを翻弄する。苦しい展開となった.STAPだが、王者チームとしての粘り強さで必死の攻防を繰り広げ、そのつくしを捉えた世羅が一気に畳み掛けたが、コーナートップからのダイビングフットスタンプをかわされ、無防備に棒立ちとなったところを、飛び乗ったつくしが、世羅の体にからまるような動きで丸め込むソフトクリームを決めカウント3を奪取。してやったりのつくしとぼう然とする世羅の表情のコントラストが、まさにこの試合のラストシーンの衝撃を物語っていた。
「最後、なんだかよくわからない技で負けてしまって…道場マッチでは約4か月ぶりの.STAP結成だったわけなんですが、横浜前に.STAPで負けてしまって、大丈夫なのかって自分が自分を思います。明日も(おでかけプロレスで).STAP組むので、ここで勝って.STAPの勘ってやつを取り戻したいと思ってます。」と語る世羅。また「非情に悔しいです。横浜前に.STAPで負けたっていう事実も悔しいし、最後の最後に勝てると信じて、勝てると思っていたからこそ悔しい。世羅を最後助けてあげられなかった自分の力不足でもあるなと思うので、逆にタイトルマッチ前にこういう試合をすることが出来て良かったんじゃないかなと思います。私は.STAPに対しても、今度の横浜のタイトルマッチに対しても不安は感じていません。あと一週間、とにかく防衛に向かって走るだけです。」と前向きに語る成宮だが、王者チームが負けた"事実"は覆らない。マイクを手にしたつくしは「チャンピオンに勝ちました。これがどういうことかわかりますよね?横浜リボンの結果、楽しみにしています」と.STAPに意味深な言葉を投げた。横浜リボン、そしてその先….STAPの巻き返しなるか?
座談会の最後に、宮城もち、あきば栞の横浜リボン欠場が発表された。対戦カードの変更が余儀なくされるたが、ここでマイクを取ったのがくるみ。「自分、2試合やります。もちの代わりにユキのデビュー戦の相手、自分がやります」ともちの代役に立候補。「でも、優華とシングマッチだし…」と消極的な藤本に、「優華にハンディをあげます」とくるみが語ると、この言葉に優華の顔つきが変わった。くるみからマイクを奪うと「自分も2試合やります。あきば栞さんの代わりに自分が試合します。これでハンディじゃなくなりますよね、くるみさん」と優華も2試合出場に名乗りを挙げた。
「本当にやる?」と何度も聞き直す藤本に、「はい!」と声を揃えるくるみと優華。さすがに根負けしたか、「ではそれぞれ2試合お願いします!」と藤本が頭を下げると、「やったーっ!」と思わずくるみと優華がハイタッチ。それを見た藤本が「えっ?2人、仲いいねえ」と2人に声を掛けると、「違います!」と再び声を揃えるくるみと優華。「息ぴったりじゃん!わかった。2人、いい感じだから、次の土曜日、横浜リボン前の最後の前哨戦なんだけど、あえてタッグ組んであげる。なんか面白そうだなと思って。対戦相手考えておきます。」と22日の道場マッチでのくるみ&優華のタッグをその場で決めた藤本。ところが「だったら自分、つっかさんとあおいさんと試合したいです」とくるみがリクエスト!ぼう然とする藤本。困惑するあおいを尻目に、くるみが「来週土曜日の道場マッチ、藤本つかさ&希月あおい対くるみ&優華、決定―っ!」と声高らかにぶち上げた。軽い感じでくるみと優華をいじった藤本だが、逆に強烈なしっぺ返しを食らってしまったわけだ。横浜リボン2日前にシングルで対戦する2人がそれぞれタッグを組むというとんでもないタッグマッチが実現する!
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11月15日アイスリボン道場マッチ604試合結果
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