「アイスリボン両国KFCホール大会」
2017年10月9日(月・祝)両国KFCホール
17時30分開始/17時00分開場
観衆:348人(満員)
◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
松本都&○藤ヶ崎矢子(9分02秒 片エビ固め)Leon&松屋うの×
※マンマやここ
【第1試合】
PURE-JからLeon、矢子が参戦。都、うのを加えたタッグマッチに臨んだ。予想以上に息が合っていた(=矢子が無理やり合わせさせられていた)のが都&矢子。都のムーブに矢子が合わせ連係も決めていく。最後はうのが矢子にあと一歩と迫る善戦を見せたが、最後は都のマンマミーヤ―Z、続けて矢子もコーナートップで同じポーズを決めての旋回式ボディプレスでうのを沈めた。
◆第2試合 柊くるみ復帰戦☆10代選手6人タッグマッチ20分1本勝負
×柊くるみ&華蓮 DATE&朝陽(10分10秒 ネ・コヒストラル)弓李○&法 DATE&星いぶき
【第2試合】
8月13日両国KFC大会以来にくるみがリングに帰ってきた。復帰戦はアイス所属の10代選手のみの6人タッグ。それぞれの選手が好ファイトを展開する中、キャリア、体格とも他の5選手を圧倒するくるみは存在感を存分に見せつける展開。しかし最後は弓李との攻防となり、ラ・マヒストラル、ネ・コヒストラルの仕掛け合いとなり、この攻防を制したのは弓李。本人も唖然とするフォール勝ちでくるみから初勝利をもぎ取ってみせた。
◆第3試合 藤田あかね凱旋試合タッグマッチ20分1本勝負
豊田真奈美&×尾﨑妹加(13分51秒 片エビ固め)藤田あかね○&雪妃真矢 ※みかんでポン
【第3試合】
約1か月間のアメリカ遠征を経て凱旋を果たしたあかね。雪妃とのタッグで、引退カウントダウンの豊田、そして妹加と相対した。雪妃と息の合ったタッチワークをみせるあかねだが、途中、豊田に捕まり、股間への集中攻撃に悶絶。雪妃も嫌がっていた豊田のローリングクレイドルの餌食となるなど豊田が試合の主導権を奪う。しかし最後は妹加のダイビングセントーンをかわしたあかねが一気に畳み掛け、粘る妹加をみかんでポンで仕留めた。
◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合15分1本勝負
○【王者】藤本つかさ(11分35秒 ギブアップ)桃野美桜【挑戦者】×
※極楽固め
※第25代王者2度目の防衛に成功。
※もう1人は中島安里紗【推薦者】
【第4試合】
美桜の挑発に乗る形で実現したトライアングル王座戦。しかも推薦枠は美桜の指名で藤本のタッグパートナーの中島安里紗。開始早々、藤本と中島で美桜を追い込んでいく。苦しい戦いを強いられた美桜だが、徐々にトリッキーな動きを活かし2人を翻弄。そして何度となくベストフレンズの同士討ちさせる策士ぶりをみせると、美桜の挑発に徐々にべスフレの連係が乱れ始め、遂に仲間割れ、美桜を蹴散らし、2人で激しいエルボー合戦、さらに藤本がキックを仕掛ければ、中島は投げ技で応戦と、完全に藤本vs中島の図式になってしまった。美桜はその様子をコーナーポストに座って文字通りの高みの見物。そしてどちらかがフォールに入ると、さっと割って入り、カバーを奪うという作戦に出た。最後は中島と美桜がコーナーでもつれ合うところに、藤本がビーナスシュートを中島に放ち場外に蹴散らすと、残った美桜を一気に仕留めてみせた。しかし敗れたとはいえ、美桜にしてみればべスフレを仲間割れさせたことで目的は果たしたようなものだ。
試合後、まだ収まらない藤本と中島がやり合っていると、そこに飛び込んできたのは欠場中の華 DATE。中島に「何してんだよ!お前どけよ!」と詰め寄る。「誰だ、てめぇ。」と中島。「アイスリボン藤本組、歩く放送事故、華 DATEだよ!私の目が黒いうちは藤本組長に指一本触れさせねーぞ。なめてっといかんぜよ!」と吼える華。
中島は「言いてぇのはそれだけかよ。てめぇの目が何色だろうと、おめぇに守れるもんなんてなんもねーよ」とリングを降り、華は藤本を支えながら、リングを降りた。 そして最後に残った桃野は「ベルト獲る事は出来なかったけど、偽物フレンズになったね。ざまーみろー」とリングを降りた。
〈試合後の藤本〉
藤本)いやもういい加減にして欲しいんですけど。何に対して怒ってるのか、試合だったら相手に攻撃するのなんて当たり前。いくらタッグパートナーだろうとリングの上に立ったら敵だから。戦うのは当然だと思ってる。それが中島安里紗だと思ってたけど、誤爆してあんなブチ切れるなんて、ホントいい加減にして欲しいです。中島安里紗にがっかりです。そう思ってる時に華がいてもたってもいられなくなったのか、ああいう風に言ってくれて、まあ、ぶっちゃけ怖かったと思うんですけど、何か彼女の中であったんでしょうね。私がああいう風に言われてる姿に、腹を立ててくれたんじゃないかなと思います。
――結果としては防衛しましたが。
藤本)はい。ベルトを守ったという部分に関してだけ言えば、素直にV2を達成できたので良しと思います。けど、桃野美桜にしてやられたみたいなスッキリしない部分と、その相手が安里紗だったっていう部分で、なんか2本獲られた感じがします。
――中島選手に関しては、どう決着をつけますか?
藤本)そうですね。後楽園が近いので、対角に中島安里紗がいて隣に華が居てくれたらベストだなと思ってます。もし華が後楽園で試合する事が出来るんだったら、豊田さん以外の他団体の相手と絡むの初めてになるので、そこも刺激的だなと思うんですけど。まず中島安里紗ふざけんなよと言いたいです。
――中島さんの隣は誰か望む人とかいますか?
藤本)パートナーですか?んー。正直言いますと、私には直属の後輩の華がいて、安里紗の直属の後輩って誰だろう?思い浮かばないんですよ。いないんです。安里紗の隣に立ってる人が想像つくのって、私以外いないんですよ。そういう意味では悲しい。
◆第5試合
インターナショナルリボンタッグ王座決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分1本勝負
○星ハム子&宮城もち(12分46秒 片エビ固め)トトロさつき&直 DATE×
※ダイビングボディプレス
【第5試合】
タッグ王座決定トーナメント1回戦で藤本&中島のベストフレンズがまる子&美桜のマブダチ厨二病卍卍と引き分けたことで、同じブロックの世羅&雪妃のアジュール・レボリューションが準決勝を戦わずして決勝に進出。アジュレボの待つ決勝のリングに立つチームを決める一戦は、タッグ王座獲りに執念を燃やすらぶりーぶっちゃーずと、新勢力として一気に駆け上がりたいNovelTornado。試合はNovelTornadoの奇襲でスタート。直が蹴り、グランドで揺さぶりをかけ、トトロがパワーで勝負に出る。しかし、らぶっちゃにはNovelTornadoの攻撃を受け止めながら、その上で倍返しの反撃を決め、徐々に流れを自分たちに持っていく。最後もらぶっちゃの連係でダブルのラリアットからコーナーからの圧殺弾2連発で直をしっかりと潰してみせた。らぶっちゃが快勝で、10月29日後楽園でのアジュール・レボリューションとの決勝戦へとコマを進めた。
〈試合後のらぶりーぶっちゃーず〉
――決勝進出を果たしました。
もち)ありがとうございま~す!!
ハム子)やった~!!いぇ~い!
2人)らぶりーぶっちゃ~ず!!やったね~!!
――今までアジュレボとの対戦成績は?
ハム子)ない!ない!
――初対戦?
ハム子)初対戦。
もち)ないのか?
――意外ですね。
ハム子)そう、意外なんですよ。
もち)そうなんだ?
――どういう印象を持ってます?アジュレボには。
ハム子)え、キレイ?(笑)。
もち)うん、キレイ。
ハム子)正直、申し訳ないけどキレイだよね。
もち)まあそうね。
ハム子)ビジュアルはいいんじゃない?
もち)軽やかですしね、キラキラしてますしね。
ハム子)なんかちょっと色々長いな~って思う。手とか足とか。真逆じゃない?私たちと真逆なビジュアルかなって。
――試合に関してはどうですか?
もち)試合に関しては、…でもね、私たちの後輩に当たるわけで。今、世羅がずっとチャンピオンでずっと一線で活躍して、うちらも挑戦してるけど負けてますし、その勢いも含めて止めたいなとは思ってますね。 ハム子)この前の後楽園でアジュレボ対決メインでベルト賭けてやって絆が深まったとか言ってますけど、私たちも横浜でメインでベルト賭けて戦ったことがありますし、アイスリボンのタッグチームと言えばらぶりーぶっちゃーずだと思ってるので。
もち)うん、間違いない。
ハム子)今までずっとチャンスを逃して、逃して逃してやっと決勝までたどり着いてね、新しくなったベルトは私たちが。
もち)はい。今回は外せない戦いだと思ってます。
――なかなか縁がない部分もありましたけど、払拭したい気持ちもありますか?
もち)そうですね。自分たちで逃したところもあったし、次こそ次こそって言ってダメでダメで、また結局ダメで白紙になって、やっと自分たちでまたもう一回持って来たので、この勢いで後楽園ね。
ハム子)勢いじゃなくても実力で私たちは勝ちに行きたいと思います。
◆第6試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
○【王者】世羅りさ(14分09秒 片エビ固め)長崎まる子【挑戦者】×
※ダイビングダブルニードロップ
※第24代王者6度目の防衛に成功。
【第6試合】
まる子にとって2度目のICE王座への挑戦。チャンピオンの世羅はまる子に対して、試合中に終始うつむき気味で、相手の顔を見ようとしないことを指摘。これに対してまる子は、デビュー前に世羅のエルボーを受け、肺に穴が開き、デビューを延期する事になったことを初めて明かした。両者の様々な思いが絡み合った一戦はパワーで押し潰しにかかる世羅に、猛スピードの動きで応戦のまる子。互いの持ち味が出た好試合となった。終盤、まる子が裏まる投げ、まる投げを連続で決め、ワイルド・ボア、猪突猛進と一気に勝負に出るが、これをしのいだ世羅がファルコンアローから背中へのダイビングダブルニー、ボディへのダイビングダブルニーを決め王座V6を果たした。
〈試合後のリング上〉
世羅)V6~!片手じゃ数えられ無くなって来ましたよ。まる子、2年前デビューが決まった後のエキシビションで私は思いっきりエルボーをして、肺に穴が開いた事、今までもこれからも忘れることはないと思う。でも今日はそれ以上のエルボーを何発も何発もまる子に打ったよ。肺に穴開いてる?
まる子)開いてねーよ!
世羅)強くなったじゃん。まる子は強くなった。でも、まだ私には届かないよ。もっと強くなって、何連発もエルボー打った後に、まる子がまた立っててここで戦ってる事を楽しみにしてます。今日はありがとう。 まる子)ベルト獲れなかった。今の自分の力全て出し切ったけど、それでも世羅さんに敵わなかった自分が不甲斐なくて悔しい。まる子はもっともっと強くなるから。これから当たるとき絶対に手加減しないでください。もっともっと強くなったまる子ともう一度ベルトを賭けて闘って下さい。ベルトを持った世羅さんの前に立つので、その時よろしくお願いします。(と世羅と握手)でもやっぱり悔しい!そのベルト巻きたかった~!何でも良いからベルト巻きたかった~!!
大畠)(リング下から)あるよ~。ベルトここにあるけど。(と言いながらリングに上がると)私、今日のお昼にWAVE後楽園大会でWAVE認定シングル王者になりました。大畠美咲です。まあその時に私は防衛戦の相手は、自分からは後輩しか指名しないって宣言しまして、10月22日に長浜とのタイトルマッチが決まってるんですけども、その先もどんどん指名して行きたいと思って、今日は様子を見にアイスリボンにこさせて頂きました。そして活きの良い後輩を見つけました。まだ防衛戦やってないからベルト賭けるとか、すぐにタイトルマッチにはならないんだけど、とりあえず私と試合してみませんか?シングルでもタッグでも、場所も何も問わない。それは任せる。
まる子)シングルやりましょう!絶対シングルがいいです。そのベルト賭けて下さい。
大畠)話聞いてたかなぁ?防衛戦まだやってないからベルトを賭けてって言えないの。
まる子)防衛する自信ないって事ですか?
大畠)言うね。もちろん防衛する気は満々だけど、今ここで、まだ防衛戦もやってないのに次を決めてしまうのはベルトに不誠実だし、挑戦者にも失礼な事だと思うから、ベルトは賭けられません。グダグダグダグダうるせえな~。試合するの?しないの?どっち?やる気ないなら他の後輩に行っちゃうけど。
まる子)やります、やります。シングルでやります。そのベルトやらせて下さい。
大畠)とりあえず防衛戦が終わったら交渉してみるから。
まる子)次、アイスは10月29後楽園ホール大会があるんですけど。
(大畠がリングサイドの藤本に確認を取る)
藤本)バカ負けしました。どうぞ。
大畠)じゃあ10月29日アイスリボン後楽園ホール大会で、ベルトは分かりませんけどシングルお願いします。
まる子)ベルトお願いします!!
(2人で握手を交わし、リングを降りる。)
世羅)なんか楽しそうな事になってるねぇ。私も楽しそうなことしたいな。と言う事で、ICE次期挑戦者を決めたいんですが(と周りを見回す)やりたい人いっぱいいるんで、次のホールで次期挑戦者決定戦やってもいいですかねぇ?次挑戦したい人!(リングサイドでみんなが一斉に手を挙げる)シングルと思ってたけど結構いるね。4人でいいかなぁ?独断と偏見で決めた4人が今いるなと思って。まず妹加。アメリカ帰りのあかね。どんだけ強くなったか見せて。復帰した先輩、私の永遠のライバルくるみ先輩、やりましょう。ずっとシングルやりたいと思ってたよ法。て事で(他の人)ごめんなさい。一番目に付いた4人にしました。4人上がって。4人で次期挑戦者やってもらいましょう。タッグじゃ決められないから1対1対1対1でしょう。4WAY。頑張って下さい。
〈試合後の世羅〉
世羅)V6~!片手で数えられなくなる感覚がこんなに嬉しいんだって改めて思いました。まる子とはデビュー前からの因縁っていうんですかね、それがずっと心に引っかかってて、私から言い出す事ではないと思っていたので心に秘めてたんですけど、まる子から、まる子からというか、つっかさんが背中を押したって感じでしたけど、まる子から言って来てくれて、それで私も吹っ切れたというか、そのお陰でまる子に思いっきりエルボーすることを躊躇わなくなったなって思います。正直ずっと怖かったので、今日思いっきりエルボーを何発も打てた事は、自分の中でのわだかまりも解れてスッキリ爽快っていう感じです。しかも防衛して、さらにスッキリ爽快で感慨深い一戦でした。
――まる子選手に上を向けとか目を見て来いと仰ってましたけど、今日はどうでしたか?
世羅)最初の方ちょっと下向いてましたね。だから髪の毛クイッてやって上向けよって言ったときから目を離さなくなったので、ちゃんと分かって来たなというか、向上心が見えたので、試合中でベルト賭けて戦ってるんだけど嬉しく感じたと言うか。彼女の得意は猛スピードで、ついてくのがしんどい。猛スピードって凄いですね。あれは私には出来ないかなって思いました。私に持ってないものがあの子には確実にあったなって改めて体感させられたというか、最後は足がちょっと追いつかなくなっちゃって、私何されてんだ?って本当に焦りました。気付いたらカウント入ってるし。やっぱりまる子すげーなって。勢いあると思います。
――エルボーは思いっきりいけましたか?
世羅)思いっきり出来ました。もうきっと誰にもエルボー躊躇う事は無いだろうなって思う。もし今後エキシビションの相手をするようなことがあるならば、エルボーは封印しておこうかなと思います(笑)。今までもエキシビションの相手、まる子以降はしてないのかな?やっぱ練習生相手にエルボーは怖がってたと思うので、今後練習生にはエルボー出す…ちゃんとデビューして身体が出来た状態の子たちには思いっきり打ってこうかなって思ってます。
――試合後にはチャンピオン権限で4選手を指名しました。
世羅)そうですね。私がタッグ決定戦に出ると言うことで、シングルの防衛戦は後楽園で出来ないんですよ。次期挑戦者、私が決めても良いんじゃないか、なんか今まで結構私の対戦相手発信が多かったんですけど、自分からこう、かかってこいや!ってやるのも有りだなと思って。それで私が今やりたい人たちを選んで、なんか全員やっちゃうのも、手を挙げた子全員ってわけにもいかないので、私がやりたいって思って目が付いた4人を選ばせてもらいました。
――誰に来て欲しいみたいなのはありますか?
世羅)全員が来ても嬉しい4人にしたので。妹加とはもうずっとシングルやりたいって、妹加が初めてアイスリボンに参戦した時。私が相手をしたんですけど、アイスリボン出てみない?って誘ったのが私なので。専門学校の同期だし、同じ年だし、凄い思い入れのある子です。あかねはアメリカから帰ってきて、行く前に私はベルトの防衛戦あかねとハードコアでやってるので、帰ってきたあかね、どう変わったのかっていうが見たいっていうのがあって、くるみさんはもう私の永遠のライバルなので、このベルトを獲った時の(トーナメント)準決勝でくるみさんと当たってるんですけど、なんかこうギリギリで勝った覚えがあるので、今度は絶対王者として柊くるみを倒したい。そして最後に法 DATEなんですけど、彼女は今までタッグマッチでしか戦った事が無くて、カッコイイんですよ。私セコンドで見てても、法かっけーって毎回思ってて。目の前に立った時、余裕感があるんですよね、彼女凄い。対峙しても相手を怖がってない姿が、やっぱカッコイイなって思って、法とはシングルで絶対戦いたいですね。しかもベルトを賭けて。
――法選手っていうのは、Team DATE4人の中でもちょっと世羅さん的には特別ってことですか?
世羅)そうですね。特別ですね。あの4人をパッと見た時にシングルしたいなって思うのは法ですね。直も体格は良いですし、気にはなるんですけど、なんかまだちょっと幼さを感じる。華蓮も同じ事が言えますけど。法が一番戦いたいなって思います。
――次の後楽園はタッグトーナメント決勝です。
世羅)次、タッグですね。10月29日後楽園ホール。タッグでベルト獲ったら2冠になれるので。2冠のチャンスはそうそうないと思うし、今アジュレボが獲らなきゃ誰が獲るって思うので、アジュレボでベルト巻きたいと思います。
〈試合後のまる子〉
まる子)タイトル戦終わってしまったんですけども、ずっと前哨戦があって、下を見るなって言われたり、負ける気がしないって言われたりして、感情的にDATE以来イライラしてしまって凄く感情を出したんですけど、それでもやっぱり敵わない。世羅りさってこんなに強いんだっていうのが今日身にしみて感じました。
――前回のタイトルマッチとは全然違いましたか?
まる子)前回とは場所も違いますし、お客さんも360度お客さんだし、照明も違うし、凄く緊張しました。
――会場なんかもうまる子選手応援一色ぐらいの勢いでしたけど、感じました?
まる子)はい、絞られてる時は聞こえたんですけども、それ以外は、まだまだなんですかね、悪い意味での猪突猛進になってしまってて、そこがもうちょっとお客さんの声もちゃんと拾って、セコンドの声もちゃんと拾えばもっと冷静に戦えるのかなと反省です。
――目は見れました?
まる子)はい。目はとことん見ました。見たつもりなのですが、お客さんにはどう見えてるのか。自分では分からないです。でも目を見ることで視界が違うんだなと思いました。相手の次やるだろうって事も分かってくるし。
――それは今後も直していきたい?
まる子)はい。今後も目を見るように視界を広くして、相手の手の数をどんどん減らしていって勝とうと思います。
――試合後に大畠選手が来てシングルっていう形になりましたけど。 まる子)次から次にチャンスが舞い降りて来るっていう感じで。大畠さんとは、この両国KFCでシングルをしたんですよ。一回シングルしたことがあって。また大畠さんが来て、もうその時と比べたら全然自分が違くなってんだ、強くなってるんだぞっていうのを表して、隙あらばWAVEさんのベルトを自分の腰に巻くチャンスなので。あちらが防衛しないとですけど、自信はあるようなので。もし防衛になったらベルトを獲る気で行きます。
――DATE戦があって、世羅戦があって、大畠戦もあって、なんか今年は凄く盛りだくさんな感じがありますけど。
まる子)そうですね。なんか目まぐるしく(笑)自分でも自分自身が着いていけてるのか着いていけてないのか分からないぐらい目まぐるしくて。でもそこにはやっぱ置いていかれちゃいけないので、練習をしっかりして新しく自分をどんどん研究していこうと思ってます。
〈エンディング〉
マイクを手にした藤本が「練習生のグロリア(仮)いますか?来て下さい。グロリアのリングネームを発表します」とリングに呼び込む。手に持っていた紙を広げると「ジュリア」の文字が。「ジュリアです。このジュリアという4文字の中に色んな思いが込められています。本人にとって凄く思い入れのある名前になっているので、真相は徐々に明かしていきますね。10月29日まだカードは未定なんですけど、一言意気込みをお願いします。」と藤本が振ると、ジュリアは「10月29日デビューいたします、ジュリアです。私の力はまだ微々たるものですが、アイスリボンを少しでも広められるように、一生懸命精進してまいります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します」とコメントし、会場から大きな拍手が起こる。藤本も「イタリアと日本人のハーフなんですけど、バリバリの日本語!(笑)」と思わず苦笑い。