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9月1日アイスリボン道場マッチ907試合結果

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アイスリボン907
2018年9月1日(土) アイスリボン道場
14時00分試合開始/13時30分開場
観衆93人

【大会前】


前説より前に全選手がリングを囲む形で8月27日に乳がんで死去した亜利弥’さんと30日に悪性脳腫瘍で死去したRayさんを偲んでの黙とうが捧げられた。前説に登場したらぶりーぶっちゃーずの2人はリボンタッグ初戴冠のときの対戦相手がRayさんだったことを語り故人をしのんだ。

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
世羅りさ&×朝陽(10分44秒 カサドーラ)華蓮 DATE○&ジュリア


【第1試合】
今大会は選手会長に就任した雪妃がマッチメイクを担当。2008年組の試合出場はなく、横浜文体での勝者と敗者にチームを分け、出場選手には文体の勝者あるいは敗者のたすきを着けることを義務付けた。
第1試合の勝者チームは念願の初勝利をモノにしたジュリアとこの日がリアル・バースデーの華蓮。一方、敗者チーム…世羅は雪妃からのご褒美として朝陽をパートナーに華蓮と対角に立つことができ、喜びを隠せない様子だったが、朝陽はジュリアに自力勝利を先を越されたジェラシーが半端ない。入場式からジュリアに突っかかっていった朝陽は、試合でもゴングと同時にジュリアにドロップキックを放ち、押さえ込みで何度もカバーし、カウント3まであと一歩と迫る。しかしジュリアも朝陽の勢いに臆することなく、真正面から反撃を仕掛けていく。
試合はジュリアvs朝陽が中心となったが、最後は朝陽のドロップキックをすかした華蓮がカサドーラでフォール勝ち。バースデーを自らの勝利で飾った。
試合後、朝陽は「横浜文体、自分の1周年記念大会だと思っていました。25日、藤本さんとドローになって調子に乗ってたのが、文体で結果になって表れたと思います。だけど(ジュリアに対して)6人タッグじゃん。自分だけの個人の力じゃないじゃん。今日だってそうじゃん。自分は華蓮には負けたけど、お前には負けてねえから、マジで(ジュリアと険悪ムードとなるが、笑顔で正面を向くと)今日は世羅さんと組めて、ちょっと怖いけど、楽しかったです」と語り、
世羅は「朝陽ってDDって聞いたんだけど…誰でも大好きってだから、こんな私でも受け入れてくれるって(雪妃から「世羅さん以外は」と言われ)それは仕方ない。(雪妃に)ご褒美ありがとうございます。ちょっと朝陽とジュリアがバチバチやっている中で、ひとり遊んでいる大人がいると思われたと思うんですけど、カットを阻止するという大義名分の抱きつきが出来るから。しょうがないよね。だってカットいって欲しく無いんだもん。それは抱きつくよね。でも華蓮が私のお尻を叩いてくれて、痛かったけど、なんかそれがいいっていうね」と語り、雪妃からは「これが(世羅と華蓮を同じカードに入れるのは)最後だな」のつぶやきが。
ジュリアは朝陽に向かって「負けは負けなんだよ。あんたは負けてんの。1回も勝ってないの。(文体の時に)あんたがチェンジに行ったんだろ?本当に勝ちたかったら、なんであそこでチェンジに行くんだよ」と語ると朝陽が「自分はジュリアと当たっている時にトトロさんにチェンジに行った事…あそこで行ってなければ勝てたかもしれない。それが自分の今の弱さだと思う」と言ってマイクを投げる。これにジュリアは冷静に対し「そうだねぇ」とニヤリ。

この様子を見ていた雪妃が「シングルすれば?」と提案。もちろんジュリアと朝陽に異論は無し。9月24日横浜リボンでのシングル戦が決定した。またジュリアは「私事なんですが、今日、発表がありまして、本当は全部発表できる予定だったけど、情報解禁が遅れて、今日、発表出来る事は、この度、格闘技をやることになりました。それしか言えないけど、もうすぐ発表になると思うので、楽しみにして頂きたいと思います」と語った。
華蓮は「15歳になりました!リアル・バースデーに試合が出来て、勝つ事が出来ました。久々に朝陽と対戦しました。いぶきも朝陽も今15歳で、朝陽が16歳になる前に15歳のティーンズで組めたらいいなと思います」と語った。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
宮城もち&×星いぶき(10分06秒 エビ固め)尾﨑妹加○&直 DATE
※アルゼンチンバスター

【第2試合】
文体でリボンタッグ防衛を果たしたもちがハム子の娘のいぶきとの義理親子タッグ。対する妹加&直に、いぶきが得意のエルボーを連発し相手の出足を止めにかかる。要所要所でもちがしっかりといぶきをフォローしながら試合を進めて行くが、最後は妹加がいぶきにカウンターのラリアットを放ち、アルゼンチン・バックブリーカーからアルゼンチンバスターを決めカウント3を奪った。
いぶきは「自分、文体でピースパが勝ったからって調子に乗り過ぎたかなって思います。でも次はもちさんと義理の親子タッグとして組んだら勝つ自信はあるので、また組んで欲しいです」と語り、
もちも「私も文体勝ちまして調子に乗っていたら、いぶきをアシストする事もなく負けていました。ごめんね、いぶ。でもこのタッグ、2回目だけど、すごくいぶが可愛いなと思って。(売店から試合を観ていたハム子に)ハムさん!いぶ、可愛いよね?いつもハムさんが“いぶ、早くしろよ!”とか言ってるけど、そういう時はいぶに優しくしようと思いました。また組みましょう」と語った。
直は「最近、勝つ事が出来なかったので、久しぶりに勝てて晴々しています。ここからまた頑張っていきます」と語り、
妹加は「勝ちましたっ!本当は文体で言いたかった台詞なんですけども、終わった事を悔やんでも仕方ないので、私は次に進みます。直、また組もうね」と語った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
×弓李(6分59秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ)テキーラ沙弥○

【第3試合】
文体では妹加からフォール勝ちを飾った沙弥に、妹加のパートナーである弓李がシングルマッチでリベンジ戦に臨んだ。
試合は弓李ペースで進んでいった。グランドで沙弥の背中に掌底を入れたり、口を塞ぎながら技を仕掛けたりと沙弥を翻弄していく。最後はコーナーに上がる沙弥を投げ飛ばした弓李がフィッシャーマンズ・スープレックス、さらにブロックバスターで勝負に出るが、これをしのいだ沙弥が弓李のダメ押しのスープレックス狙いを逃れると、そのままグラン・マエストロ・デ・テキーラへ。これががっちりと決まり沙弥が逆転のカウント3を奪った。
敗れた弓李は「負けたっ!妹加ちゃんの仇きを取ろうとしたのに負けたっ!敵討ち、たぶん向いてないんだと思う。ごめん。負けました」と肩を落とすと、
勝った沙弥は「8月26日、私がプロデュースしたP’s Party横浜文化体育館大会、ご来場ありがとうございました。私たちが勝ちまして、私は調子に乗りきったので、今日も勝てたと思います。いぶも調子にもっと乗ったら勝てたんだよ。調子に乗りきろうと今後も思っています。で、GEKOKU娘の2人に勝ったという事は、もうGEKOKU娘は名乗らない方が良いんじゃないですかね?」と弓李と妹加を挑発。

マイクを手にした妹加は「ピースパ軍?私だって準レギュラーなんですけど?(沙弥が「しょうがないから使ってあげているだけです」と切り返すと)代表がそう言うんだったら、次もしょうがなく出てあげますよ。そんな事はどーだっていいんです!負けましたよ!負けたからGEKOKU娘名乗っちゃダメってなんなんすか?(沙弥が「下剋上されちゃっているじゃないですか。GEKOKUされ娘に。」とニヤリ)こいつ!ちょっとむかつく!むかついたんで、シングルで沙弥のことボコボコにしたいです、ユキさん!こんな生意気な後輩います?年上ですけど」というと雪妃が「年齢のことは言うんじゃないよ!キャリアで話をしている時に」と声を荒げ「こうやってぶつくさぶつくさ言う人はみんなシングルやればいいの。横浜で良いですか?決定です」と妹加vs沙弥のシングルマッチが決まった。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤田あかね&×松屋うの(10分09秒 体固め)雪妃真矢○&トトロさつき
※スノウトーンボム

【第4試合】
文体で藤本相手に好ファイトをみせた雪妃と、ようやくトライアングルのベルトを取り戻す事に成功したあかねのタッグ戦。トトロ、うのを従えての対戦となった。雪妃vsあかねがのチョップ忍耐合戦はもちろん、あかねとトトロの肉弾戦あり、雪妃のスピーディな動きをうのが変則的な動きで応戦したりとめまぐるしい展開へ。
最後は雪妃&トトロがうのを捉え、雪妃のミサイルキック、トトロのダイビングセントーン、そして雪妃のスノウトーンボムが決まり快勝した。
敗れたうのは「ユキさんもトトロも文体で負けて、相当悔しかったんだなって思いました。それがひとつひとつの技だったり、蹴りだったり、セントーンに現れて、自分が全部身を持って受け止めました。でも自分も負けたら2人みたいに悔しがっているかなって思ったら、そうでもないなって気づきました。負けて超悔しい。だからやり返したいとか。そいう気持ちが自分には足りなかったんじゃないかって。だから次、試合やるとき、先輩と当たるか、後輩と当たるか分からないけど、今日の悔しさを胸にぶっ潰してやる」と語り、
トトロは「今日、何より嬉しかった事があるんです。ユキさん選手会長就任おめでとうございます。ユキさんが就任して一番最初の道場マッチ、組むのが自分でほんまに嬉しくて、で、今回、初めて組むと思っていたんですよ。でも過去に1回だけ組んだことがあって、自分が235さんから今の入場曲をいただいて初めて勝った時もユキさんと組んでいたんですよ。なので自分とユキさんとお互い節目というか、節目タッグを組めて嬉しくて(雪妃が「また節目を迎えたときに組みましょう」と言われ)節目を迎えないと組めないので、いい節目を迎えられるように頑張りたいと思います。そして負けた悔しさ、今日晴れたけど、次は自分で勝って、もっともっと嬉しい気持ちを爆発させようと思います。」
あかねは「今日は2つ主張したいことがあります。まずひとつ。ベルトを獲り返したら、自分にしか出来ないトライアングルをやるという事。今後、ベルトを持っている間はハードコア(のルールでOKな挑戦者)しか受け付けません。これに対しては批判があると思いますが、自分にとってはトライアングルといえば猫子さん…そのあと、鈴木秀樹が獲るまで、誰が持っていたか覚えてます?だから良くも悪くもわしがこのベルトを持っていた事実を刻み込まなきゃいけないと。そういうわけでハードコアをやるんですけど、批判をするんであれば、どうぞして下さい。氷結相撲が終わって、若干ロスな気分でいる自分に気づきまして、氷結相撲で何が良かったか…自分が目立てたはもちろん、でも一番の弱点だったメンタルの弱さを克服できた気がする。だって、もうやるしかないんだと思って、何言われてもいいやと思えるようになったんです。自分がやりたいようにやっていて文句言われるのは当たり前だと思えるようになったので、今後そういうチャンピオンらしさを持って行きたいと思うんです。もうひとつ、志田光とシングルをやらせて下さい。ぬるま湯っていう事を言ってますけど、それをどういう意図で言っていたのか、気にした事が無かったんです。ぶっちゃけ(自分の)欠場期間が長かったですし。(リングネームの)藤田は藤本、志田から取った。実際そうなんですけど。でもあの人が抜けた後に、そうなんですって言えなくなったのは事実です。だから私は内藤メアリさん、新田猫子さんの藤田ですって言っていたんです。どこかで嫌だなって思っていた所があったと思うんです。それで志田光(と世羅)のシングルを見て、バックステージも追いかけたんです。そこでのぬるま湯発言にはさすがにちょっと怒りまして、あの人がぬるま湯っていうのは自由ですけど、わしはこの何カ月間か氷結相撲に絡んで、別の意味での熱湯に浸かってきたので、その熱湯をぶっかけてやろうと思います。いつになるかわからないですけど、それを会社に相談して組んでもらいたいと思います」と語り、大会後、正式に10月8日の後楽園大会でのシングル戦が決定した。

また10月に引退する希月あおいからのメッセージが届き、道場マッチ以外では最後の出場となる9月24日横浜リボンでの対戦カードとして藤本&あおいvsくるみ&つくしを希望。「3人とは×∞のベルトを賭けて戦ったこともあり、つくしとはタッグのベルトを巻いていたね。私がアイスリボンを退団してからつくし、くるみはみるみる成長して、この2人とやりたいとずっと思っていたよ。らぶっちゃに挑戦が決まっている2人と戦えることを楽しみ。」
大会後、希望が通り4選手のタッグ戦が決定した。


最後は華蓮のバースデーをみんなで祝い、華蓮も笑顔で「1週間前は文体もあって、15歳になる前にいい経験もしたので、その経験を活かして15歳も頑張っていきたいと思います!ありがとうございます」と感謝の意を述べた。


9月15日アイスリボン道場マッチ908試合結果

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アイスリボン908
2018年9月15日(土) アイスリボン道場
17時30分開場/18時00分試合開始
観衆 100人(満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇雪妃真矢&華蓮 DATE(9分18秒 エビ固め)弓李&ジュリア×
※雪の結晶

◆第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&×松本都&つくし(11分57秒 ハムロール)星ハム子〇&テキーラ沙弥&星いぶき

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
×藤田あかね(9分05秒 クロスアーム式スモールパッケージホールド)世羅りさ〇

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&×朝陽(9分52秒 体固め)柊くるみ〇&直 DATE
※ダイビングボディプレス
 

9/24「横浜リボン2018・秋」割引画像

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こちらの画像は、2018年9月24日「横浜リボン2018・秋」の割引画像です。
大会当日券のみの使用となり、当日券の料金から【-500円】となります。
チケット購入の際、こちらの画像ををご提示ください。
(他当日券割引との併用は出来ません)

 

 

アイスリボン横浜大会「横浜リボン2018・秋」
2018年9月24日(月・祝) 関内・ラジアントホール
11時30分開場/12時00分開始

▼当日券の販売、選手予約・リボン直販の引換は、大会当日会場入り口のチケット受付にて10時30分より開始となります。
※試合開始直前は混雑が予想され試合開始に間に合わない場合もございます。早めの引換をお願いします。

▼入場整列は、チケット引換開始と同じ10時30分より行います。
※上記時間より前の会場ロビーでの入場待ち待機、場所取り、滞在は禁止いたします。

【チケット当日料金】
■最前列  完売
■特別RS席 完売
■指定席  4500円
※上記割引画像を提示頂くと、当日券を前売り価格(500円割引)でご購入頂けます。

 

★当日券のみ
◇中高生 1000円(学生証提示)
◇小学生以下無料(保護者要同伴)

■注意事項■
※横断幕・紙テープ、試合写真撮影可能
※許可のない動画撮影、音声の録音は禁止となります。
※連写や脚立や自撮り棒のご利用は禁止となります。
※売店スペースの写真撮影は個人グッズ購入者様のみ可能ですが、 必ず選手に許可を取ってから撮影をお願いします。

【会場】
関内・ラジアントホール
〒231-0033 
神奈川県横浜市中区長者町5丁目85番地 三共横浜ビル1F

アクセス
◇横浜市営地下鉄『伊勢佐木長者町』駅3番出口→徒歩約1分
◇JR『関内』駅 北口→徒歩約5分
◇京浜急行『日ノ出町』駅→徒歩約6分

【対戦カード】

◆第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
尾﨑妹加 vs テキーラ沙弥

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
弓李 vs 雪妃真矢

◆第3試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&宮城もち&星いぶき vs 松本都&松屋うの&トトロさつき

◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合 ハードコアリボン15分1本勝負
藤田あかね[王者] vs 世羅りさ[挑戦者] vs 趙雲子龍[推薦者]
※第27代王者初防衛戦

◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
朝陽 vs ジュリア

◆第6試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&希月あおい vs 柊くるみ&つくし

レフェリー:MIO&斉藤一二三
リングアナ:千春&はらあい
 

9月22日アイスリボン道場マッチ909試合結果

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アイスリボン909
2018年9月22日(土)アイスリボン道場
17時30分開場/18時00分開始
観衆 104人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇テキーラ沙弥 (7分53秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ) 朝陽×

 

9月24日横浜リボンで沙弥は妹加と、朝陽はジュリアと、それぞれシングルマッチが決定。それぞれが勝ちにこだわる一戦を前にして、アイスのリングでの初シングル。主導権を奪ったのは沙弥だが朝陽も粘りをみせる。ドロップキックの連打を決めて沙弥の動きを止めにいく。さらに沙弥におぶさる形でのスリーパー、グランドに持ち込んでの脇固めと朝陽が攻め込むシーンも見られたが、最後は沙弥がグラン・マエストロ・デ・テキーラに丸め込み勝利を奪った。
試合後、朝陽は「沙弥さんとは2回目のシングルマッチでした。アイスリボンでは初のシングルでした。沙弥さんとはプロサーに通い始めた頃からずっとお世話になっています。(売店に立っているジュリアに)理由は知らないけど、今日の道場マッチ、出てないだけで負けなんじゃないですか?セコンドだってつけば良いじゃないですか。そんな遠くで観て大丈夫なんですか?横浜(「大丈夫です」とジュリア)文体で自分は、入場曲流せなかったって言いました。横浜リボンでシングルマッチなので(オリジナルの新入場曲)初めてお披露目出来ます。(「勝ちたいとかね」と藤本)そうです。入場の時に流れて、勝って流れての連続だと思います」
沙弥は「朝陽は練習生の時から、今もですけど、テキーラ沙弥Tシャツをよく練習の時とかに着てくれてるので、私のことが好きなのかな~と思うんですけど、“沙弥さんのことが好きで”とか言ってくれる空気かと思ったら全然言ってくれなかったのでちょっと悲しかったです。DDかと思ったけど、私は違ったみたいで悲しいです(笑)。それはそうと、朝陽と同じく私は横浜、尾﨑妹加とシングルで、対戦相手が出てないんですよ、今日も。先週の道場マッチも尾﨑妹加出てなくて前哨戦という前哨戦は、私のプロデュース興行でしかやれてなくて、道場マッチで沢山のお客さんの前でやるのが出来なかったので、(朝陽に)思う事は一緒だよね。試合出てなくて大丈夫なんですか?みたいな。だから同じ気持ちを分かち合ったので、朝陽が入場曲変えるっていう事で(ジュリアに向かって)私は朝陽応援しようかな。入場曲が楽しみなので。朝陽のロープ上げとかしちゃおうかな~って思いました。それと、本日第一試合に出させて頂きまして、明後日の横浜リボンも第一試合、そして、先日の文体も第一試合に組まれていました。私にとって第一試合は、その大会の成功の明暗を分けるとっても大事な試合が第一試合だと思ってます。そこの第一試合に自分が出させてもらえるという事を、とても誇りに思いますし、このまま突き進んで行きたいので、私は第一試合の女王になりたいです」と語ると、
藤本が「ずっと?明後日の横浜第一試合を託したので。文体の時に第一試合の大切さを凄く沙弥に伝えて、もの凄いプレッシャーをかけたんですよ。一番大事なんだからって。それを踏まえて第一試合の女王目指すっていう事?」と確認。沙弥は「そうです」と胸を張った。 

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇宮城もち&松本都 (10分37秒 片エビ固め) トトロさつき×&直 DATE
※ダイビングギロチンドロップ




8月18日アイスリボン904以来のタッグ結成となったトトロ&直のNovelTornado。もちとトトロは横浜リボンの6人タッグ前哨戦。なかなか勝ち星をゲット出来ないNovelTornadoに対して、開始早々、1人飛び込んでいった都。これは冷静に制したNovelTornadoだが、チームワーク的には今ひとつのもち&都のペースをなかなか切り崩せない。得意技のファンタスティックフリップをかわされ、逆にもち&都にファンタスティックフリップを決められてしまうなど、どこかちぐはぐ。最後はトトロがもちに捕まり、都のコーナ中段からのマンマミーアからのもちのダイビングギロチンを浴びフォール負けを喫した。
試合後、トトロは「今日は直と組んでNovelTornadoで戦ったけど、やっぱりもちさんは、タッグ屋としても、一選手としても、まだまだ自分は及ばないなって思いました。でも明後日、早くもリベンジのチャンスだと思っているので自分が勝ちます」と語れば、
直は「今日は対戦相手に都さんがいるので、勝てるなと思ったけど負けてしまいました。久しぶりにNovelTornadoで組んで、最近全然結果を出せていなくって、タッグチームとしても自分が思うような二人で連係とか出せていないので、そこが負けになってる要因なんじゃないかって、改めて今日試合して感じました。しっかり二人で練習して連係とかもっと増やして、ベルト狙えるまでに行けたらいいなって思います」と前向きに語った。
都は「舐められたもんですけど、今日はパートナーは信頼出来なかったけど勝ちました。(自分の)ナイスアシストで。やっぱ試合は勝った方が良いなと思います。そしてメインを見てて凄い感慨深くなっちゃったけど、あおいさん、あと15日で引退という事で実感がないけど、でもあおいさんが亡くなった後も…(会場がザワザワ。あおいが「バカヤロー!コノヤロー!」とクレーム。それを無視して)私がハッピーをメイクするので。またあおいさんと試合出来たら嬉しいです。そして横浜は私が一番目立って勝ちます」、
もちは「横浜でもトトロとは当たるけど、正直今日は準備運動にもならなかったなって思いました。凄い残念です。私は10月8日の後楽園に、そこだけを見て走ってるので、通過点にもならないなって。悔しいならあと2日あるので私を喜ばせれるような何かを用意しておいて下さい」とトトロを挑発した。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
×松屋うの (7分59秒 片エビ固め) つくし〇
※ダイビングフットスタンプ




つくしにとっては8月26日文体でのくるみ戦以来のシングルマッチ。変則ファイターのうのに対して、いきなり顔面直撃のドロップキックを放つなど、つくしらしいエグイ攻撃が完全に復活した。うのも仰向けフォールやセイバーチョップを決めたり、つくしとのバックの取り合い、グランドでの攻防で互角の動きを見せるが、徐々につくしのスピーディかつ鋭い攻撃が追い込んでいく。ミサイルキック、飛び込み式エルボーをヒットさせると、最後はうのをリング中央に寝かせての豪快なダイビングフットスタンプでつくしがフィニッシュ。
敗れたうのは「今日は久しぶりにつくしさんとのシングルで、前にシングルした時も強いなと思ったけれど、今日も戦ってやはり強いな、進化してるんじゃないかと思いました。自分は、進化どころか退化してるんじゃないかって最近思うようになって、これじゃいかんと、なんとして食らいついていかなきゃいけないと思った試合になりました。24日の横浜は、トトロと都さんと組みます。また違った悩みが出てきそうですけど、気持ち切り替えて頑張ります」
つくし「うのさんと試合する時は何をしてくるか分からなくて本当に行動がウザいんです(笑)。でも明後日、あおいさんは、うのさんより100倍ウザいあおいさんで来るのかなと思うと凄く楽しみです。あおいさんとは、くるみさんも言ってたけど、練習もたくさん観て頂いて、相談も、電話2時間しましたね。相談事も聞いて頂いて、凄い優しい先輩です。あおいさんからコスチューム頂いたのも覚えてますか?明後日はあおいワールドに飲み込まれないように、つくし、くるみさんが勝ちたいと思います」と横浜でのあおいとのタッグ戦に必勝を期した。 

◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
藤本つかさ&〇藤田あかね&雪妃真矢 (15分29秒 片エビ固め) 希月あおい&弓李×&華蓮 DATE
※みかんでポン


引退まであと2週間に迫ったあおい。横浜リボンでのタッグ戦でパートナーとなる藤本とは今回がアイス復帰後初対決。また雪妃と弓李は横浜リボンの前哨戦。あおいとはこの試合が最後の対戦となる雪妃とあかね(=あおいのラスト出場となる9月29日の道場マッチは北海道でイベント参加のため欠場)が積極的に挑んでいく。一方のあおいは弓李、華蓮の若い2人を上手くコントロールしながら、試合を進めていく。両チームが連係、カットプレーとめまぐるしい攻防を展開する中、最後はあかねと弓李が対した。あかねをアシストする藤本、雪妃の蹴りをあかねに誤爆させ、ダメージの残るあかねを追い込んでいった弓李だったが、カウンターのタックルで弓李の動きを止めた、アバランシュホールド、変形バックフリップ、そしてみかんでポンのフルコースであかねがカウント3を奪った。
試合後、弓李が「負けました。負けましたけど、久しぶりに同期のあかねさんと戦えて楽しかったです。明後日は選手会長のユキさんとシングル出来る事、とても楽しみに思います」と語ると、



このコメントに対し雪妃が「楽しかったですか?明後日、弓李さんとシングルやりますけど、負けたけど楽しかったですか?今の弓李さんとシングルやって、勝っても全然楽しくもなんともないと思うんです。勝つの当たり前。勝つ気で来なかったら私全然楽しくないんで、頑張って下さいね、先輩。別に負けても良いと思ってる人間とダラダラ試合する気もないし、負けてもいい人間に勝って、私得する事無いし。ピリピリしましょう。出来ないんだったら最初から試合来ないで下さい」、
あかねも「キューちゃん、同期ですよね?ワシより先にこのベルトを巻いた事もありますよね?負けたけど楽しかったです~とか、こういう子だから、そういう気持ちになるのも分かるけど、もうちょっとギラギラしよう。せっかくの同期。そういうキューちゃんが、もう一回これを奪いに来てくれるのを待ってるんですけどね。いつか待ってます」と弓李にメッセージを送った。
また華蓮が「今日は、あおいさんと試合をする事が出来てとても嬉しく思います。試合して、凄いあおいさんの元気さには全然まだまだ負けてる部分がたくさんあるので勉強になりました。自分ももっと元気よくエネルギッシュに頑張っていきたいと思います」と語ると、
雪妃も「あおいさんとの事を言いたいので、もう一回言います。あおいさんは私が新人で入って来た時に、私あおいさんの事すっごい怖くて…。本当にあおいさんが一番怖い先輩だったんです。でもあおいさんが、私がこの世界に入って来て、女子プロレスがどういう世界かっていう事を教えて下さったのもあおいさんだし、練習とかで、もう絶対ヘラヘラなんかしたら“ヘラヘラしないで!”とか、すいませんとか言えないタイミングでピシャッ!ピシャッ!って言われるのが分かってるから、いつも戦々恐々としながら、絶対あおいさんに怒られないように、あおいさんに褒められるようにと思いながら過ごしたのが、今となっては、その日があったから今の私があると思うし、女子プロレスやってるなって思います。本当にあおいさんのそのちっちゃい頭とか完璧な形をしたおでことか、ツイッギーに似てる感じとか、本当に好きで、美しいブリッジとか、女子プロレスラーとしてのプロ根性とか、本当に好きなところが沢山で、もっといっぱい試合したかった。今日は本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈ると、 
あかね「ほんっと怖くて、デビューした後とかシングルした時とか怖くて怖くて。でも、本当に当たり前のことを言われてたので、“なんなの?”と思う事も無かったし、ユキの言うように怒られないように褒められるように頑張って来て、こうやって最後に試合出来て嬉しかったです。ありがとうございました」と語った。
さらにあかねは「明後日このベルトの初の防衛戦です。趙雲さんはハードコアとかやってるの観たことあるし、このベルトも巻いたことありましたよね?自分が負けられない理由として、まだまだこのベルトを持っていたい、もっとハードコアやりたいっていうのと、そこでもし趙雲さん、世羅さんに負けることがあれば、8日の志田光戦が、こいつ負けて当たり前なんじゃんと思われそうな気がして、だから自分は趙雲さんは置いといて、世羅さんから勝って、志田光戦に行きたいと思います」



そして最後にあおいが「私がまだアイスリボンに所属していた頃、弓李とちょこちょこ組んだりしていて、まだ中学生、高校生で練習生期間が1年以上あって、凄い頑張ってるなって、忍耐な部分では弓李は凄いしっかりしてるなって思っていました。自分が辞める1年2年前ぐらいですけど、ユキちゃんが入って来て、でもデビューしてすぐ怪我しちゃったり、凄い悔しい思いをしていたと思ったんです。でも今こうやって文体のメインを務めるぐらい大きくなって、あかねちゃんもトライアングルのチャンピオンにもなって、つっかが先頭張って突っ走っていて、今日は私が所属していた頃にはいなかった華蓮ちゃんとも組めたし、アイスリボンの未来はハッピーで明るいなと思いました。9月24日、つっかとシングルのベルトを賭けて戦った場所でもある横浜ラジアントがアイスリボンのビッグマッチ、最後の参戦となります。対戦相手はつくしとくるみで、つくしは小学校低学年の頃から知っていて、私がプロレスを休んでる間にデビューして、自分が復帰して一緒に、ベルトを賭けて戦ったし、タッグチャンピオンにもなれて、くるみは私が初めてシングルチャンピオンになった時の対戦相手、やりたくてやりたくて仕方なかったカードを組んで頂きました。沢山の思いがあるんけども、その思いを噛みしめてリングに上がりたいと思います。そして、私のアイスリボンラスト参戦は9月29日土曜日の道場マッチです。その道場マッチで最後の、最後のわがままを聞いて下さい。全員と1分掛けマッチをしたいです。本当に最後のアイスリボン、誰とやりたいっていうのが決められなくて、ちょっと欲張っちゃったカードですが、いかがでしょうか?(藤本が観客に向かって「いかがでしょうか?」と尋ねると、会場内観客から拍手。藤本が「その日参戦出来る選手全員戦わせます」とあおいの申し出を了承)。ありがとうございます!」と語った。 
 

9月24日『横浜リボン2018・秋』試合結果

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アイスリボン横浜大会「横浜リボン2018・秋」
2018年9月24日(月・祝)横浜・ラジアントホール
11時30分開場/12時00分開始

観衆 285人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
〇尾﨑妹加 (8分54秒 片エビ固め) テキーラ沙弥×
※ダイビングセントーン



【第1試合】
8月26日横浜文体で妹加を、9月1日『アイスリボン907』大会で弓李を下し、GEKOKU娘を連破した沙弥は2人に対して「もうGEKOKU娘は名乗らない方が良いんじゃないですかね?下剋上されちゃっているじゃないですか。GEKOKUされ娘?」とニヤリ。この挑発に怒りを露わにしたのが妹加だ。「こいつ!ちょっとむかつく!シングルで沙弥のことボコボコにしたいです!」と対戦を要求。シングルでの再戦が行われることになった。序盤は勢いに乗る沙弥がグランドでうまく妹加をコントロール。自分のペースを掴みかけたが、妹加がパワーで猛反撃。グラン・マエストロ・デ・テキーラを切り返し、沙弥の背中にラリアットを連発して振り降ろすと、ベアハッグ、アルゼンチンバックブリーカーで痛めつけ、最後はカウンターのラリアットからコーナー最上段からのダイビング・セントーンでカウント3。妹加が雪辱を果たした。

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
×弓李 (3分57秒 ギブアップ) 雪妃真矢〇
※アイシクル・バック・トライアングル



【第2試合】
後輩に負けても特に悔しがることもなく、勝敗よりもプロレスをすることの楽しさを優先してるように見えた弓李に対して、藤本が指名する形で実現した雪妃とのシングル戦。序盤から弓李のペースはいつもと変わらない。途中、相手の口を手で抑えたり、グランドでじっくり攻め込んだりと、いつもの試合運びをみせる。ところが、一方の雪妃はそんな弓李に対してイライラを隠せない。終始、硬い表情で弓李に対すると、膝蹴りを強引な仕掛けで叩き込んでいく。さらに終盤は弓李の攻撃をことごとく切り返すと、最後はあえて弓李のフィールドであるグランドに持ち込み、腕を固めながら、弓李の動きをコントロールし、最後は完璧な形でアイシンクルバック・トライアングルへ。弓李の腕を絞め上げ、開始3分でギブアップを奪った。




試合後、へたり込む弓李の前に妹加が仁王立ち。マイクを手にすると「きゅーさん、負けて楽しかったですか?私はすごい悔しかった。パートナーのきゅーさんが得意技の関節技で負けて。きゅーさんとタッグを組んでいるのはすごい楽しいし、これからも続けていきたいです。でも、GEKOKU娘っていう名前を掲げている以上、弱いままだと、沙弥みたいに他の後輩からも馬鹿にされるし、今日、私、悔しかったから第1試合勝ったんです!(弓李が拍手。会場、どよめく)でも、きゅーさんはいつもみたいに、最近、負けても試合、楽しかったって言っているみたいじゃないですか。そんなんじゃ、私、きゅーさんについていけないです。先輩なんだから、もっと私のこと引っ張ってくださいよ!かっこいい先輩でいてください!きゅーさんが闘志を燃やすまで、タッグは組めないかもしれないです。」と涙ながらに語った。 

◆第3試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&宮城もち&〇星いぶき (10分22秒 ハムロール) 松本都&松屋うの&トトロさつき×



【第3試合】
文体以来、初めて同じコーナーに立ったらぶりーぶっちゃーず。この日はいぶきを従えてのトリオで試合に臨んだ。親子トリオは都、うのの変則的な動き、さらにトトロのパワーにリズムを乱されながらも10月8日後楽園大会での防衛戦を控えたらぶっちゃがコンビネーションを要所要所で決め、試合の主導権はしっかりとキープ。最後はもち、ハム子の連続ハムロールがトトロに決まり、2人に続けてハムロールを決めたいぶきがトトロから初フォール勝ちを奪取した。



そして試合後、そんないぶきの元に藤本がニコニコしながら歩み寄った。「そうかいぶきが勝ったか。大きい相手に勝ったね。(トトロより)もっと大きい相手に勝ちたくない?」といぶきに問いかける。「勝ちたいです!」と即答したいぶきに「10月8日、アイスリボン後楽園ホール大会で星いぶき対アジャ・コング!」ととんでもないカードを発表した。口あんぐりのいぶきと発狂したようにリング上でパニックを起こすハム子。しかし、それでも最後にいぶきは「アジャ・コングにも星いぶきが勝つぞーっ!」と力強くアピールした。

◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合 ハードコアリボン15分1本勝負
〇[王者]藤田あかね (12分06秒 体固め) 世羅りさ[挑戦者]×
※ラダー&チェア上へのみかんでポン
※第27代王者初防衛に成功
※もう1人は[推薦者]趙雲子龍




【第4試合】 

9月15日『アイスリボン908』大会で久々に行われた世羅vsあかねのシングル戦は、両選手がバットとボールを持ち込み、2人ならではの攻防を展開。試合は世羅の勝利に終わったが、試合後、あかねが「ハードコア・ルールなら勝てた。」と世羅とのハードコアでの再戦を示唆。これを了承した世羅が再戦の条件としてトライアングル王座を賭けることをあかねに申し出た。残る1枠には元トライアングル王者であり、ハードコアマッチにも長けている趙雲が入った。タイトル戦は、あかねがバット、レゴブロック、(風呂に浮かべるおもちゃの)あひる、世羅がラダー、そして趙雲が中華鍋と棍棒を持って入場。それぞれが凶器アイテムを振り回すあかねのタイトル戦らしいリング内外を戦場にした激しい一戦が展開された。あかねを中華鍋でクッキングしようとした趙雲だが、これを自力で阻止したあかねは、ラダーの上に寝かせた世羅に趙雲を凶器代わりに叩きつける。さらにイスを重ねた上に世羅をみかんでポン。予告通り、世羅からの初フォール勝ちであかねが王座初防衛を果たした。

〈試合後のあかね〉


「一回目の防衛戦から結構ハードだったと思いますが、昔よく練習を見てもらってた趙雲さんとハードコアの天敵である世羅さんから勝てたことに自信を持ってどんどん防衛戦を重ねて行きたいと思ってます。(世羅からフォールを取った)と言うことは、爆女に挑戦?…しないといけないですよね!こっちが勝手に決めるもんじゃないからアレですけど。爆女も取って二冠になりたいと思います。(今後の防衛戦は)どんどんハードにしていきたいですね。昔のトラウマを甦らせるイガグリとかを使ったりしながら。ハードコアじゃなくてデスマッチっていくまでやってっていいかなと思ってるので、そこまではずっと(ベルトを)持ち続けたいと思います。」

〈試合後の趙雲〉

 

「スペシャルメニュー、藤田あかねのオイスター炒め。残念ながらお客さんに提供することは出来ませんでした。次また機会があったら今度は試合が始まる前からしっかり叩いて叩いて叩いて、熟成してからリングの上でクッキングしてやります。そのときは皆さん、一列に並んで美味しい配給を待っててください。再会(サイチェン)!」 

〈試合後の世羅〉


「負けた~!(背中の)テーピングにレゴが残り、めっちゃ痛かった。二冠になる気満々だったんですけど、ちょっと用意が足りなかったかなと思います。趙雲さんとあかねって決まった時点で自分のハードコアといったらなんだろうと思って、ラダーを持って行きましたけど、最終的にあかねのモノを全て使った感じだったので、ちょっと今度は自分で色々用意してまた挑戦させてもらいたいなと思いました。で、何だっけ?爆女?挑戦したいとか言ってますけど、あかねとはシングルで色々やりたいので、一人で挑戦してくるっていうなら考えてもいいかなって思ってます。」 

◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
×朝陽 (12分59秒 ギブアップ) ジュリア〇
※蜘蛛の巣



【第5試合】
8月26日横浜文体で初勝利を飾ったジュリアに対して、未だ自力勝利のない朝陽の感情が、早くも爆発した。「(ジュリアが勝ったのは)6人タッグじゃん。自分だけの力じゃないじゃん。ジュリアさんには負けてねえから、マジで。」と朝陽が切り出せば、ジュリアも「負けは負けなんだよ。あんたは負けてんの。1回も勝ってないの。(文体の時に)あんたがチェンジに行ったんだろ?本当に勝ちたかったら、なんであそこでチェンジに行くんだよ。」と応戦する。終始、バチバチムードの2人に、選手会長の雪妃がシングルマッチを提案。今回の横浜リボンでの一戦が決定した。しかも試合順はセミファイナル。まだ新人枠にある2人のシングル戦だけに、これは大抜擢だ。2人の戦いは試合前から荒れ模様を呈した。
この日から入場テーマが新しくなることを再三、アピールしてきた朝陽。ところが、この入場曲がかかる前に、先に入場してきたジュリアは花道の奥でスタンバイしている朝陽を急襲。そのまま花道からリングに引き上げてしまった。楽しみにしていた入場曲を阻止された朝陽は精神的なダメージもあり、ジュリアの手荒な猛攻を浴び涙を浮かべる。序盤は一方的なジュリアのペースとなったが、エプロンでの攻防を切り返した朝陽が怒りの表情でジュリアに向かっていった。ジュリアの肘を踏みつけると、ジュリアの手首をねじりながらアームブリーカーを決めていく。さらに張り手、エルボーの応酬からジュリアを丸め込み、クイックフォールを連続して決めていく朝陽。今度は朝陽が有利に立ったが、ジュリアも負けていない。強烈なビックブーツからSTF、さらに朝陽をサイドに抱え上げてスピンを効かせてサイドバスターの形で叩きつける。まさにこの2人ならではの感情むき出しの攻防が展開されたが、最後はジュリアが朝陽をグランドに誘い、前回、スタンディングでトトロに決めた蜘蛛の巣を、グランドで仕掛けていった。首と腕を絞め上げる強烈な複合技に、遂に朝陽がギブアップ。ジュリアが朝陽を下し、シングルでも初勝利をモノにした。そして、この日、結果的に朝陽の入場曲が会場に流れることはなかった。

◆第6試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&×希月あおい (19分06秒 ハルカゼ) 柊くるみ&つくし〇



【第6試合】
10月7日に新宿FACEで引退興行を行うあおいにとっては、今回がアイスのビックマッチ最後の参戦。そして、そのあおい本人の希望によって実現したのが、このタッグマッチだ。あおいがアイス所属だった頃に、ICE王座を賭けて対戦したことのある3人をチョイス。藤本とはこの日の会場であるラジアントホールでタイトル戦を行った。あおいにとって思い出深い一戦でもあるICE初戴冠のときの対戦相手がくるみだった。またつくしとは王者、挑戦者の立場を入れ替えてタイトル戦を行い、2人でリボンタッグ王者になったこともある。あおいにとって思い入れの強いメンバーが揃った一戦は、くるみ&つくしのタッグが復活した、このタイミングだからこそ、実現できた一戦でもある。入場から涙を浮かべていたあおいだが、試合ではあおいワールド全開!藤本に“青春ピラミッド”をやらせない、いつもの攻防もあれば、くるみ、つくしに対して細かいテクニックを仕掛けていったり、シビアな展開もあれば、観る者を楽しませる展開もあり、対戦相手のくるみ、つくしはもちろん、パートナーの藤本も、そのあおいワールドにどっぷり浸りながら、その中で自分の個性を出していく。終盤あたりでは、あまりにハチャメチャなあおいのムーブに3選手から「疲れた…。」「もういや!」といった心の声が言葉に出ていたが、それでも最後まで選手、セコンド、観客があおいワールドを満喫した。最後はそのあおいとつくしの攻防となり、丸め込みの応酬の中、つくしがハルカゼを決めてカウント3を奪取。試合に終止符を打った。そして試合後、最初にマイクを手にしたのもつくし。

〈試合後のリング上〉

つくし「あおいさん、こうやってアイスリボンのビッグマッチでおはようございますって挨拶出来るのも、試合が出来るのも最後だと思うと凄く淋しいです。あおいさんにたくさん練習を見ていただいて、たくさん叱っていただいて、たくさん褒めていただいて、たくさん相談ものっていただきました。何も恩返しが出来ないままって思ってたけど、今日あおいさんに勝てたことが恩返しだと思います。アイスリボンのビッグマッチでのラストに対戦相手として選んでくださって本当にありがとうございました。あおいさん、大好きです!」

くるみ「あおいさんと初めて会った日が、自分がアイスリボンをまだお客さんとして観に行ってた時で、あおいさんと会って、プロレスやらない?ってあおいさんに(会場に)行くたびにずーっと言われてて、でも自分は、嫌だ、絶対やらない!って言ってたんですけど、でもこうやって自分が今デビューしてプロレスして、あおいさんと試合出来たのも、あおいさんが声をかけてくれたからだと思います。本当にありがとうございます。そして、つくしとのタッグで(あおいの)アイスリボン最後のビッグマッチ…本当に今まで組めてなかったけど、つくしとまた今日再スタートできて本当によかったと思います。ありがとうございました。自分たちはこの調子で10月8日の後楽園ホール大会、らぶりーぶっちゃーずの持つリボンタッグのベルトを絶対獲ります。あおいさんから勝ったからには自分たちがベルトを獲ってあおいさんに見せに行くので楽しみにしててください!」
あおい「2年9ヵ月前にアイスリボンを辞め、この横浜ラジアントが最後のアイスリボンで、つっかともここで防衛戦やったし、プロレスをハタチで1回休んで3年ぶりに復帰したときも、すぐこのラジアントで試合させてもらいました。勝手に辞めてった人間をここまで温かく迎えてくれるのはアイスリボンの空気だなって思うし、私がその頃いた選手がみんなアイスリボンの看板を一人一人が背負って頑張っているからこそ、誇りを持ってプロレスをやっているからこそ、私がフリーになっても繋がれていたのかなって思います。まだ今日がアイスのリングが最後じゃありません。29日、ほとんど全員掛けが待っていますので、その時にもっとやれることをやり、今日もやりきったけれども、全部を出し切ってプロレスに後悔なく、自分は引退をしようとしています。私のプロレス人生にアイスリボンがなかったら絶対にここまで来れてなかったので、アイスリボンには感謝の気持ちでいっぱいです。29日は感謝の気持ちと一人一人への思いを噛みしめてリングに立ちたいと思いますので、最後までよろしくお願いいたします。」

藤本「私がプロレス界に入った時に、あおいさんが欠場していた先輩で、試合も観たことがなくて、あの時凄く口うるさく返事をしなさい、礼儀はこうしなさいっていう風に言われて、最初は凄く嫌でした。口うるさい人で凄く怖かったです。私がプロレスを続けるって宣言したときに、プロレスを続けることを決めたならアイスリボンの恥にならないようにと言われたことを凄く覚えてるし、プロレスには楽しいことしかないのって言われたこともずっとずっと覚えてて、今私はそれを後輩たちに伝えています。あおいさんがいなかったら礼儀を覚えることもなかったし、ものを両手で渡すこともなかったし、本当にプロレス以外にこともたくさん教えてもらったので、感謝してます。最後私を隣に選んでくださって本当にありがとうございます。またアイスリボン遊びに来て下さいね。」
あおい「いつでも行きます!」


藤本「ありがとうございます。あおいさんの引退が10月7日、その次の日はアイスリボンの後楽園大会です。本来ならば私はICE×∞のチャンピオンだし、そこで防衛戦をやることを期待されているかもしれません。でも、私は後楽園でタイトルマッチは行いません。私には時間がない。なので、後楽園は好きな選手と好きなことを思いっきりやらせて欲しいです、新しいことをしたい。その相手は…(※リングサイドに目を向ける)世羅。(※世羅がリングに上がる)世羅とシングルマッチがしたい。私には時間がない。この意味が世羅は分かるよね?どうでしょう?」


世羅「そうですね。とても分かります。なので、シングルマッチ是非お願いします。そして、楽しみましょう私とのシングルマッチ。よろしくお願いします。」

10月8日後楽園での藤本vs世羅のシングル戦が決定した。そしてエンディング。

その中心に立ったのが8月26日文体でアイスリボンのスーパーバイザーに就任した豊田真奈美。
豊田「本当、プロレスって面白いですよね。スーパーバイザーとして、一発目のお仕事をしに来ました。みなさん女子プロレスを全盛期に戻したいですよね?(選手に向かって)やってくれるよね?(その反応にうなずいたあと)全盛期に相応しい会場を押さえてきました。来年9月14日横浜文化体育館。(今年)やったけど満員じゃないだろ。ここにいるお客さんが友達100人連れてきたら文体に入りきらない。100人必ず連れてきてください。そうしたら超満員で文体じゃ収まりきらないから、もっとデッカイところでする。その実績があればもっともっと大きい会場が出来ると思うので、皆さん必ず友達100人連れてきてください。女子プロレスを本当に盛り上げてください。よろしくお願いします。」
早くも来年の横浜文体でのビックマッチが決定した!

〈試合後のくるみ&つくし〉

つくし「あおいさん、アイスリボンビッグマッチラスト参戦で、対戦相手が自分でいいのかなって本当悩んだんですけども、あおいさんがそう言って下さって本当に恩返しが出来たなって、あおいさんにはお世話になりっぱなしだったので、アイスリボン退団してからも連絡取ったり相談のってもらったりして下さったので、勝てたことが本当に恩返しだと思います。」
くるみ「あんまりあおいさんが引退するって実感が沸いてなくて、試合決まった時も実感がないまま今日試合して、でも、試合終わった後に本当に引退しちゃうんだなって気持ちが出て来て、今日(自分は)最後だったので、あおいさんとの試合が。でも、めっちゃ楽しかったです。(つくしに)楽しかったよね?」
つくし「楽しかった!あんなウザいあおいさんに会えるのも最後かと思うと。」
くるみ「控え室でもね…。」
つくし「ウザいからね(笑)。でもまたアイスリボンに遊びに来てくれるって言ったので、それを楽しみに、ウチらがベルト巻いた姿も見せたいし。ベルト獲ってから、つくし、くるみの新しい物語がスタートすると思うので、ベルト姿をお見せできるように頑張りたいと思います。」
--1年ぶりにタッグを組んでみての感触は?
つくし「懐かしいなと思いました。自分これがしっくり来るなって。あおいさんが言って下さったからホール前に組めたと思うので、頑張らないとなって。連係もバッチリだったし。もっともっとクオリティを上げて行きたいなと思ってます。」
くるみ「なんか本当に久々だったんで、大丈夫かなって不安はちょっとあったんですけど、大丈夫だったんで、この調子でいけばベルト獲れると思うので。」
--チーム名のTHIS IS ICERIBBONも復活?
くるみ「復活はないですね。また違う名前で考えられたら…。ベルトを獲ったらにしますか。ベルトを獲ったらまた新しいタッグチーム名を発表したいと思います。」

〈試合後の藤本&あおい〉

あおい「いや~アイスリボン楽しい、本当に楽しかった。リングに上がるだけで本当に楽しかったです。」
藤本「泣いてた人は誰ですかねぇ?」
あおい「(笑)。最初は自分が色々思うことがありすぎて、なんかそれが本当になくなってしまうんだって思うと淋しいし、でもこうやってつっかがいることはもちろん、つくし、くるみも頑張ってくれてるので、アイスリボンの未来は本当に明るいと思うし、プロレスは面白いことしかないから、面白いことをして、楽しいことをして、自分たちも楽しんで、もっとハッピーに頑張ってってください。」
藤本「本当その通りですね。あおいさんがウチの家に泊まりに来たり、いつ帰るのかな?と思いながらソファでずっと寝てたりとか、先輩を超えた存在になってくれたので、引退してからは是非お友達としてウチに入り浸ってください。」
あおい「もちろん、行きます!合い鍵とか勝手に作って(笑)。アイスリボン凄い楽しいし自分も引退したら観たいなって思いましたし、プロレスって楽しい。今が一番楽しい私。みんなまだまだ出来るから自分は後悔なく引退まで走れたらなって思ってますんで、最後までよろしくお願いします。青春…。」
二人「ピラミッド~!」
藤本「(試合では)出来なかった~!本当に出来なかった~!」
あおい「ありがとうございました~!(藤本は)青春終わってるので(笑)。」
藤本「でもあおいさんが引退した次の日は後楽園大会なので、私たちはまずはそこに向けて動き出します。そして豊田さんが文体を取って来て…ちょっとスーパーバイザー最初から飛ばしすぎじゃないですかね。(世羅選手との試合は)ルールも当日発表にしたくて、私のやりたいこと、世羅としか出来ないことをやりたいって思ってます。謎に包まれた発言だったり、世羅とのシングルの意味合いとかも本当に謎だらけで申し訳ないのですが、でも私を信じて試合を観て頂けたらなと思います。」
--試合順はメイン?
藤本「メインはタッグのタイトルマッチですね。(自分と世羅の試合は)第一試合にします。(第一試合にすることも)意味があります。私の発言は全て意味があります。全て謎かけです。なので後楽園ホールに答え合わせをしに来て下さい。(私に時間がないという発言は)それはそのままの意味ですね。世羅は分かっているので、だからこそ受けてくれたんだと思うし、シングルを楽しみましょうっていうのも時間がないからっていう、そういうことです。これも謎かけです。」
--エンディングのリング上で後楽園では重大発表をすると言ったが 藤本「それも関係あります。後楽園で本当に重大発表をさせて頂きます。」

※試合後のインタビュー後、藤本が「今日発表したいことを忘れてました~!」と改めて報道陣を集めて会見を行った。
藤本「5月に仙台リボンを行った時に、夢を二つ掲げました。一つは東北福祉大学、私の母校で試合をすること、そしてもう一つは仙台サンプラザで試合をすること。その一つがなんと叶います!10月17日、私の母校である東北福祉大学で授業の一環としてアイスリボンの大会をさせて頂くことになりました。なので私がプロレスを通して学生たちに伝えるという形で授業プロレスですかね。それをやらせて頂きます。私の夢が一つ叶ったので、10月17日にお見せしたいと思います。また福祉大のご厚意でアイスリボンのファンの方を抽選20名ご招待します。応募方法だったりはメールで抽選という形にさせて頂きますので、追ってリリースさせて頂きます。リングを持ち込んで、福聚殿という凄い大きい体育館があって、私はここで入学式や卒業式をしました。東北福祉大学って(生徒が)何千人もいるので、何千人の前でプロレスをして、そしてスカウト活動もして行きたいと思います。」
--授業プロレスとは?
藤本「試合を通して福祉大生に何かを伝えるという、それを授業の一環としてやらせて頂く形です。」
--今回の件はとんとん拍子に進んだのか?
藤本「前に朝活と言って、朝の6時から講演会の講師をさせてもらったことがあるんですよ。そこで東北福祉大学の副理事長と知り合いの方がいて、OGが頑張ってるからと紹介して頂いて、福祉大にコスチュームで挨拶に行って、そしたらもう、そこでとんとん拍子で、こんなに頑張ってるんだったら福祉大でやろうよと言ってくださって、実は私の弟も福祉大出身なんですけど、仲介してもらって実現に至りました。お出かけプロレスという形で行きたい。運動が福祉大って有名なんですね。ゴルフだったりとか野球だったりとか。金本選手も福祉大ですし、大魔神佐々木選手も福祉大ですので、スポーツが得意な学校なので、部活をやってる人たちは強制参加という形らしいんですよ。そこでプロレス教室をやろうと思ってます。」
--改めて授業プロレスに向けての抱負は
藤本「念願の東北福祉大学、私の母校で試合をすることが決まりました!プロレスをやっていると夢がどんどん叶っていくので、その姿を在校生にも見て欲しいし、夢を持って生きていこうっていう、そういうものを訴えかけて試合をしたいと思います!」
 

9月29日アイスリボン道場マッチ911~希月あおいラストリボン~試合結果

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「アイスリボン911~希月あおいラストリボン~」
2018年9月29日(土) アイスリボン道場
18時00分試合開始/17時30分開場
観衆:109人(満員)

【オープニング】

希月あおいラストリボンと銘打たれた今回の道場マッチ。前説もアンケートもあおいが担当。
道場が出来た頃、冷暖房もなく、フロアーもボコボコで、さらにリングも傾いていたというエピソードなどを語った。

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
星ハム子&〇宮城もち(11分18秒 エビ固め)星いぶき×&つくし
※メタボリックサンド

 

【第1試合】
10月8日後楽園ホール大会のメインで行われるリボンタッグの前哨戦。つくしのパートナーにはいぶきが入った。後楽園大会でアジャとのシングルマッチを行ういぶきにとっても重量級のらぶっちゃを相手に大事な一戦となった。試合前から奇襲攻撃を仕掛けたいぶきとつくし。しかし、つくしはいぶきを突き飛ばし、1人でらぶっちゃに向かっていく。2対1では分が悪く、らぶっちゃのダブルタックルに吹っ飛ばされてしまう。いぶきがつくしをアシストしながら、試合を進めていくが、じわじわとらぶっちゃが試合の主導権を握っていく。つくしが積極的に攻撃を仕掛けるも、単発な攻めが多くらぶっちゃのペースは崩せない。最後はいぶきが捕まり、もちのメタボリックサンドに撃沈した。
試合後、目の前で勝ち誇るらぶっちゃに張り手、更には起き上がれないいぶきにも張り手を見舞うなど、怒り心頭のつくし。久々に手にしたタイトル挑戦に向けて気合が入っているのは十分に伝わったものの、前哨戦は負けてしまった。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇松本都(4分10秒 みやここクラッチ・BLUE)ジュリア×

 

【第2試合】
後楽園大会では6人タッグで対戦する都とジュリアのシングルマッチ。8月26日の横浜文体での自力初勝利に続き、9月24日の横浜リボンで朝陽をシングルで破り、他団体でも勝利をするなど、勢いに乗っているジュリア。入場してきた都がガウンを脱ぐ前にドロップキックをヒットさせる奇襲に出る。「なめんな、コラッ」とガウンをジュリアに振り落す都だが、ジュリアのドロップキックを浴び吹っ飛ばされてしまう。更に攻撃の手を緩めないジュリアに対して、都はレフェリーのバニーを叩きつけ、更にバニーの背中に飛び乗ってのおんぶプレスを狙うが、これをかわしたジュリアは都をコーナーに振っての串刺しドロップキックを決めると、バニーも続いて串刺しドロップキックを決めて2人でポーズを決める。更にミサイルキックをヒットさせたジュリアは、都のリバースタイガーも切り返すとビックブーツ。勝負とみたジュリアは変形サイドバスターを狙って持ち上げようとするが、これを踏ん張って逃れた都はジュリアをグランドに持ち込むとみやここクラッチを決め、一気にカウント3を奪取。ジュリアの猛攻をしのいでみせた。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇藤本つかさ&華蓮 DATE(8分24秒 体固め)トトロさつき×&直 DATE
※サッカーボールキック


【第3試合】
なかなか勝ち星を挙げられないNovel Tornado。後楽園では両コーナーに分かれてタッグで対戦することが決定したが、これもタッグとしてのクオリティを上げるための一戦であり、2人の間に不協和音はない。この日は藤本&華蓮の師弟タッグとの一戦。試合は直vs華蓮のキック合戦でスタート。途中、藤本が華蓮と共にあおいのいない試合で青春ピラミッドを決めようとするが、これは花道から飛び込んできたあおいが阻止。逆に藤本を投げ飛ばし、藤本を踏みつけて華蓮との青春ピラミッドを決めるなど、あおいと藤本の因縁は続く。気持ちを立て直すと、華蓮との連係を活かしながら、試合をリードしていく。Novel Tornadoも善戦するものの、勝負どころで放ったボディアタックとミドルキックのサンドイッチ攻撃を藤本にかわされ同士討ちに。慌てるNovel Tornadoに藤本&華蓮はダブルドロップキックを決めると、最後は藤本が高角度回転エビ固めを決める。ギリギリ返されるとそのままサッカーボールキックを叩き込み、カウント3を奪った。 

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇弓李(5分21秒 エビ固め)テキーラ沙弥×
※きゅうりバスター


【第4試合】
9月1日アイスリボン907でのシングル戦では沙弥にフォール負けを喫した弓李。9月24日横浜リボンではパートナーの妹加に「闘志を出して欲しい」と訴えられるなど、勝負へのこだわりのなさが指摘されている中、沙弥にシングル連敗を喫するわけにはいかない。ゴングと同時にドロップキックを狙った沙弥だが、これは弓李が読んでいた。グランドに入る弓李に対して、切り返しのスリーパーを決めた沙弥は、弓李のお株を奪う口塞ぎ攻撃を仕掛けるなど、揺さぶりに出る。しかし弓李もカウンターの払い腰からネックブリーカー、さらに指裂きを狙ってのアームブリーカーを決めるなど、その試合ペースに乱れはない。そして、前回のフィニッシュとなった沙弥のグラン・マエストロ・デ・テキーラを回転して逃れて背中にドロップキックを叩き込むとフィッシャーマン・スープレックスへ。カウント2で沙弥が返すと、続けてきゅうりバスターを決め、カウント3を奪った。 

◆第5試合 希月あおいラストリボン 希月あおい12人掛け(参戦選手各1分勝負)

希月あおいvs
①つくし(時間切れ引き分け)
②華蓮DATE(時間切れ引き分け)
③直DATE(時間切れ引き分け)
④テキーラ沙弥(時間切れ引き分け)
⑤×弓李(35秒 スモールパッケージ・ホールド)希月あおい〇
⑥ジュリア(時間切れ引き分け)
⑦トトロさつき(時間切れ引き分け)
⑧×松本都(30秒 マンマ・ミーヤ→体固め)希月あおい〇
⑨宮城もち(時間切れ引き分け)
⑩星ハム子(時間切れ引き分け)
⑪藤本つかさ(時間切れ引き分け)
⑫星いぶき(時間切れ引き分け)

【第5試合】
10月7日に新宿FACEで引退興行を行うあおいにとって、今回がアイスリボンでのラストマッチ。現役として最も長い時間を過ごしてきたアイスのラストマッチとして、あおいは当日出場するアイス全選手との1分掛けを申し出た。先に入場してきたのはあおい。コールを受けて観客の声援に応えると赤コーナーに陣取った。

■1本目 つくし


以前にあおいとのユニットの青春緑を組んでいた時に、あおいからもらった昔のコスチュームで登場し。思わず涙ぐむあおいに、「泣いてる~」と指摘したつくしは、握手をかわした後、コーナーに戻ろうとするあおいに先制のドロップキック。更にハルカゼを狙うが、これはあおいが踏ん張り、つくしを持ち上げようとするが、これを回転して切り返したつくしが回転エビ固めからその場ジャンプのフットスタンプを狙う。回転して逃げるあおい。追いかけるつくし。あおいはリング上を横にぐるぐると回転しながら逃げる。あおいの回るタイミングを読んで背中にフットスタンプを落としたつくしは、おてんばダッシュから弓矢固め。あおいはリング中央でつくしにエルボー。つくしも負けじと倍返しのエルボーを連発したところで1分終了。

■2本目 華蓮 DATE


握手したあとあおいの背中にドロップキックを決めた華蓮。その勢いでコーナーに詰まったあおいに串刺しドロップキックを放ち、2発目のドロップキックを狙うが、これをはたき落としたあおいはロープに飛んでのドロップキックをヒット。華蓮も2発目の串刺しドロップキックをヒットさせボディプレスを狙う。これを踏ん張ったあおいは逆にボディプレスを決める。更にもう一度トライする華蓮を再びボディプレスで投げたあおい。追撃のセントーンを放つが、これをかわした華蓮はサッカーキックを決めるとボディプレスを成功される。さらに2発目のボディプレスを決め、ガッツポーズの華蓮。ここで1分終了。

■3本目 直 DATE


あおいにミドルキック6連発を決めた直は、さらにサッカーキック5連発。苦痛に顔を歪めながらもあおいは直の正面に向き直り、胸を張る。そこに直がキック5連発。倒れ込むあおいをカバーに入る直。カウントは2。上体を起こしたあおいにサッカーキック2連発からPKを狙った直。このPKをかわしたあおいがスクールボーイで丸め込むがカウント2。ここで1分終了。 

■4本目 テキーラ沙弥

握手の手を引き寄せたあおいが先制の蹴りを放ち、沙弥をロープに振る。カウンターのクロスボディで返した沙弥はさらにクロスボーディを2発決めカバーに入る。カウント2でブリッジで返したあおいは逆にクロスボディ3連打からカバー。カウント2で返した沙弥はあおいをコーナーに振ると最近多用している背面ボディアタック2連打。3発目をかわしたあおいが逆に沙弥をロープに振りエルボーからカバーに入るがカウントは2。ここで1分終了。

■5本目 弓李


握手の手を離さずにそのまま脇固めでグランドに持ち込んだ弓李。さらに腕十字を狙うがこれはあおいがディフェンス。スタンドで向かい合うと、あおいがモンゴリアンチョップを打ちながら「弓李!プロレスは楽しいか!」と問いかける。エルボーで返した弓李に「バカヤロー!聞いてんだ!」とあおい。再びモンゴリアンの連打へ。「楽しいです!」とモンゴリアンで切り返しに出た弓李だが、あおいは距離を詰めてきた弓李を丸め込むとスモールパッケージでカウント3を奪った。試合後あおいは口頭で「弓李、負けてもハッピーだから!」と言い放つと、弓李は笑顔で「はい!」と返事をした。

■6本目 ジュリア


握手のあと、ジュリアが先制のドロップキック。起き上がったあおいに2発目のドロップキック。吹っ飛ばされたあおいは起き上がると再びジュリアの前へ。明らかにジュリアのドロップキックを誘っている様子。これにジュリアもドロップキックで応える。この繰り返しが続く。受けるあおいもきついが、ドロップキックを打ち続けるジュリアもきつい。計15発のドロップキックが決まったところで1分終了。

■7本目 トトロさつき


トトロに先制のタックルを仕掛けるあおい。こらえたトトロが逆にタックルへ。あおいも打ち返す。ロープに飛んでタックルを狙ったトトロだが、あおいはタイミングを計りトトロの足元に伏せる。あおいにつまづいて転倒するトトロ。あおいがセントーンを放ちカバー。カウント2。コーナーに上がるあおいを阻止したトトロはあおいを担ぎ、カミカゼを決めカバーもカウント2。続けてコーナーからトトロがダイビングセントーン。カバーに入るがカウント2。ここで1分終了。

■8本目 松本都


起き上がれないあおいをリング中央に持ってきた都はマンマミーアへ。ボディプレスをかわしたあおいは逆に倒れた都にマンマミーアを決め一気にカウント3を奪った。

■9本目 宮城もち


奇襲に出たあおいがもちをロープに振るが、回転して逃れたもちがセクシー足上げポーズ。「最後だからやれ!」とあおいに要求するもち。あおいも素直にセクシー足上げポーズでもちに対する。起き上がって抱き合う2人。無防備のあおいにもちが至近距離からの膝蹴りを放つ。さらにあおいをロープに飛ばし抱え上げると回転して投げ飛ばしカバー。カウント2。コーナーでリバーススプラッシュからカバー。カウント2。メタボリックサンドを狙うもち。これを足をばたつかせて阻止するあおい。着地したあおいはリバースプレス。1分終了。

■10本目 星ハム子


泣きながらリングインしたハム子。あおいと握手を交わすとあおいも涙目に。握手しながら涙が止まらず両膝をついてしまうハム子に、思わずMIOが「泣き崩れるなーっ!」と突っ込み。立ち上がったハム子だがあおいとの握手の手を離さず、再びあおいと向き合うとまたも嗚咽。ほぼ試合時間の半分、泣き続けたハム子がなんとかあおいをコーナーに振りボディアタックを決め、さらにお・し・り・だー!。ダーッ!の手挙げはヒッププレスを受けたあおいもいっしょにポーズを決める。さらに突っ張りの攻防からハム子がシャイニング腹ザード。ここで1分終了。

■11本目 藤本つかさ


いきなりコーナートップからのミサイルキックを決めた藤本。「あおいさん、今まであーりーがーとー!」と言いながらビーナスシュートを狙おうとした藤本だが、あおいは自ら倒れ込んでの回転エビ固めへ。カウントはギリギリ2。あおいはジャイアントバックブリーカーからリバースプレス。今度はあおいが「つっか!今まであーりーがーとー!」と抱きつこうとするとが、藤本がドロップキック、カバーに入るがカウント2。藤本はジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドを決めるがカウントが入るタイミングで1分終了。しかしあおいは大の字でリング中央でダウンしている状態だ。

■12本目 星いぶき


最後はいぶき。起き上がれないあおいにカバーに入る。カウント2ではね返すあおいを何度もカバーするがいずれもカウント2。あおいを引き起こし肩口に持ち上げようとするいぶき。あおいが切り返して回転エビ固めを狙うが、これをこらえたいぶきが押し潰す。カウント2で返したあおいが反転して回転エビ固めへ。カウント2で反転したいぶきがカバー。カウントは2.9。さらにハムロールもカウント2。スタンドでエルボー連打に出たいぶきにあおいがカウンターのフライングラリアットを決めカバー。ここで1分終了。

【エンディング】




12人掛けを終えたあおいの手を挙げるMIO。あおいが笑顔を向け、2人がリング上で抱き合う。この2人は2015年7月29日、あおいが保持していたICE×∞王座とMIO(当時は紫雷美央)が保持していたユニオン認定Fly to Everywhereワールド王座を賭けて行った二冠戦が思い出される。そして1人、リングに残ったあおいがマイクを手にした。


「アイスリボンでの最後の試合が終わってしまいました。試合中は一勝でも多く挙げたいからがむしゃらで必死だったけれども、今、12人と全部終わってから寂しさが凄いこみ上げて来ます。20歳の時に無期限休業を発表して、約3年ぶりに帰った時、アイスリボンを2年9ヵ月前に勝手に辞めて飛び出していった時、7年前の復帰も、引退を機にアイスリボンに上がった時も、アイスリボンはすっごい温かく私を迎え入れてくれました。そこにはもう本当に感謝しかなくて、私がアイスリボンに何をしてあげられるかな。後輩たち頑張ってくれるかな。何か繋げてあげられる事はないかなと思ったけれども、最後の最後まで後輩のみんなに背中を押されてばかりでした。今日はみんな、私と戦ってくれて本当にありがとう。プロレスでハッピーって学んだのもアイスリボンだし、今ここのリングにプロレスでハッピーもあるし、私はみんなのハッピーメイカーだし、あと1週間、本当に悔いなく怪我なくやりきれたらなと思っております。今日がアイスリボン本当に最後でした。けれど、10月7日は引退興行にアイスのみんなが上がってくれます。プロレスでハッピーを、アイスリボンバージョンを自分の引退興行でやってくれたらと思いますので、最後の最後までよろしくお願い致します。今日、上がってきた選手の皆さん、リングの上に上って来て下さい」



藤本が「アイスリボンの選手こちらに来て下さい。美央さんも。」、出場選手があおいと向かい合う。藤本が手にしていた感謝状を読み上げる。 「感謝状。希月あおい殿。あなたは私たち後輩に礼儀やプロレスの厳しさ、そして楽しさをたくさん教えて下さいました。ハッピー=希月あおい。あなたがいるだけで周りがハッピーになります。よって、この功績を称え、ここに表彰致します。平成30年9月29日アイスリボン選手、スタッフ一同。」藤本が感謝状を、ハム子が花束をあおいに手渡す。


「ありがとうございます」とあおい。ここで藤本が「あおいさん、あおいさんと言えば思い浮かぶ歌がありまして、その歌を私たちからプレゼントさせて頂きます」と語り、あおいにマイクを渡す。℃-uteの『世界一HAPPYな女の子』が流れ、あおい、選手が歌い踊る。歌の後「最後に歌わせてくれたみんなありがと~!!凄く楽しかったです。本当にアイスリボンにはハッピーがあると思いました。ありがとうございました!!」と語り、最後の円陣もあおいが担当。「14年間本当にありがとうございました。最後までみなさんとアイスリボンの後輩たちに支えられてばかりだったけれども、7日まで全力で頑張りますのでみなさん本当によろしくお願い致します!これが最後の叫び!みなさんも大きい声で叫んでください!プロレスでハッピー!アイスリボン!」。


最後は花道に選手が作ったブリッジの間を抜けてゲートの奥へ。あおいにとって最も多く試合をし、プロレスラーとして最も長い時間を過ごしたアイスリボン道場でのラストマッチを終えた。


 

10/8「Oktober Iceribbon Fest2018」割引画像

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こちらの画像は、2018年10月8日「Oktober Iceribbon Fest2018」の割引画像です。
大会当日券のみの使用となり、当日券の料金から【-1,000円】となります。
こちらの割引画像は【5階エレベーター前のチケット受付】でご購入の当日券が対象となります。
チケット購入の際、上記受付にてご提示ください。
(他当日券割引との併用は出来ません)

 

 

アイスリボン後楽園ホール大会「Oktober Iceribbon Fest2018」
2018年10月8日(祝月) 後楽園ホール
10時45分開場/11時30分開始

▼当日券:10時00分より下記の場所にて販売
◎1階当日券売り場
◎5階エレベーター前のチケット受付
※学生割引や割引画像適応の当日券購入・リボン直販や選手取り置きチケット交換は、5階のチケット受付にお越しください。

※試合開始直前はチケット受付は混雑が予想され、試合開始に間に合わない場合もございますのでお早めに引換をお願いします。

[チケット当日料金]
最前列:完売
特別RS席:7,000円
RS席:6,000円
指定席A:5,000円
指定席B:4,000円
レディースシート:4,000円
※レディースシートは、女性が同伴でも男性の利用は出来ません。
(小学生以下のお子様の同伴は性別問わずOKです)

※上記の割引画像を提示頂くと、当日券を前売り価格(1,000円割引)で購入頂けます。

(5階チケット受付販売のみの対応/他の当日券割引との併用は出来ません)

 

★当日券割引のみ(5階受付のみで販売)
◇中高生 1000円(学生証提示)
◇小学生以下無料(保護者要同伴)

・横断幕・紙テープ、試合写真撮影可能
・売店での写真撮影はグッズ購入者のみとなります。撮影の場合は選手に許可を取ってからお願いします。
 (パンフレットやDVDなどは、選手はサインはしますが写真撮影は禁止とします)
・許可のない動画撮影、音声の録音は禁止となります。
・連写や脚立や自撮り棒のご利用など、周りのお客様の迷惑となる撮影は禁止となります。

[会場]
後楽園ホール
東京都文京区後楽1丁目3-61

【対戦カード】

◆第1試合 シングルマッチ(試合形式当日発表)
藤本つかさ vs 世羅りさ

◆第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
松本都&松屋うの&本間多恵(Actwres girl'Z) vs 真琴&テキーラ沙弥&ジュリア

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
中島安里紗(SEAdLINNNG)&華蓮 DATE vs 大畠美咲(WAVE)&朝陽

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
アジャ・コング(OZアカデミー) vs 星いぶき

◆第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
弓李&トトロさつき vs 尾﨑妹加&直 DATE

◆第6試合 シングルマッチ30分1本勝負
藤田あかね vs 志田光(MAKAI)

◆第7試合 シングルマッチ30分1本勝負
雪妃真矢 vs 山下りな(OSAKA女子)

◆第8試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
[王者組]星ハム子&宮城もち vs 柊くるみ&つくし[挑戦者組]
※第43代王者3度目の防衛戦

 

10月6日アイスリボン道場マッチ912試合結果

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アイスリボン912
2018年10月6日(土)アイスリボン道場
13時30分開場/14時00分開始
観衆 94人

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇松本都&松屋うの (9分03秒 みやここクラッチ・BLUE) 直 DATE&華蓮 DATE✕


10月8日の後楽園では本間を加えたトリオを組むことが決まっている都とうの。しかしタッグ結成は約1年ぶりということもあり、その試運転として臨んだ、この日のタッグマッチ。対戦相手もまた同様に1年ぶりのタッグ結成となる直&華蓮のTeam DATE。さすがに息はぴったり。蹴りの合体攻撃を決めるなど、都&うのを攻め込むシーンも見られた。
しかし都&うのもじわじわと得意の変則的な攻めでTeam DATEのペースを乱すと、最後は都が一度は通常のみやここクラッチを切り返されながらも、華蓮の蹴りをかわしてグランドでバックに回り、ボディシザースから反転して決めるみやここクラッチBLUEでフィニッシュ。
試合後、華蓮「勝ち続いてて、後楽園ホールに向けて勢い付けたかったのに、都おばさんに久々に当たったら、負けちゃった…明後日の後楽園では初めて大畠さんと試合をします。中島さんとまたタッグを組むので、そこで勝って今日の屈辱を晴らしたいと思います」と語り、
直「今日は華蓮とのタッグだったので、チームワークが良いので勝てるかなと思ったけど、振り回されて負けてしまいました。後楽園ホールでは、Novel Tornadoとして最近は結果を出していないので、この試合でお互いタッグとしても、選手としても高め合っていけるように、しっかり勝って結果を出していけるように、お互い為になる試合をしたいと思います」と語った。
うの「久しぶりのDATEと対決。本当にチームワークが良くて、勝ったけど、なんか自分が痛い思いをして、いいところは全部、都さんに持って行かれました。今度は直、華蓮とシングルが出来たらなって思います。後楽園ホールでは誤爆は無しで、そして自分が勝ちます」、
都「今日は勝てて嬉しいです。普通のみやここクラッチを切り返されて、ちょっと困りましたが、私のみやここクラッチは七色あるので、今日はBLUEでしたが、まだいっぱいあります。うのさんはすごく足を引っ張ってきて、足を引っ張るだけなら良いけど、今日は口ごたえをしてきて、反抗的だったので嫌だなって思ったけど、明後日のホールも組まなきゃいけないので、彼女のことは空気として扱わせてもらって、勝ちたい。新人とかをこうして(=掌で転がすポーズを決めて)勝つのが得意なので、明後日も私が勝ちます。」と語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇雪妃真矢 (6分59秒 ギブアップ) テキーラ沙弥✕
※アイシクル・バック・トライアングル




公式戦では6月2日アイスリボン889以来となるシングルマッチ。
明後日に山下との一戦を控えている雪妃にとってはシングルマッチの勘を慣らすには、勢いのある沙弥は格好の相手。
序盤から主導権を握ったのは雪妃。沙弥の馬乗り式フェースクラッシュを2度切り返すなど、随所で沙弥の動きを読みながら試合を動かしていく。沙弥も意地をみせ、3度目でフェースクラッシュを決め、更にはデスティーノの形での回転からエビ固めに丸め込む新技も仕掛けていったが、最後はグラン・マエストロ・デ・テキーラを切り返され雪妃に上を取られ、じっくりとポジションを固めにいった雪妃は、不敵な笑みを浮かべながら反転するとアイシクル・バック・トライアングルで沙弥の腕を絞り上げ、一気にギブアップを奪った。
試合後、沙弥「自分はユキさんのことが好きで、憧れというか、美人だし頭もいいし、字もキレイだし、絵も上手いし、いっぱい言葉をしゃべれるし、完璧じゃないですか。でも一個だけダメなところを知っているんです。踏ん張ったときにアゴがしゃくれちゃう(笑)。でもそこだけなんです。こんな完璧なユキさんに憧れるので、今日はテーマを持って、その完璧なユキさんのお顔を、鼻を1mmでもずらせたらなと思って、顔面を狙っていったけど、最終的には私の顔をぐしゃって潰された状態でギブアップをしてしまいました。でもこれからもユキさんの鼻を1㎜ずつ潰していきたいなと、顔面を潰していきたいなと思います。そして後楽園ホールは大好きなジュリアと、そして素敵なお姉さんの真琴さんと…お姉さん?違いますね(笑)。私のほうが上だ・・・真琴さんとタッグを組ませて頂きます。さっきの都さんのマイクを聞く限りでは負ける気しない。松松コンビはぐだぐだで、多恵さんが可愛そうだなと思いますが、私たちが勝ちたいと思います」と後楽園の6人タッグ勝利宣言。
一方の雪妃「私は鼻をコンプレックスに思ってて、まず整形するなら一番最初に鼻をいじりたいと思っているんですよ。だから鼻を狙われるのは嫌かもしれない。でも鼻を壊してもらったら、それを大義名分にして鼻をいじれるかもしれない。沙弥とシングルするたびに、沙弥のすることがどんどん増えていて、おもしろいこと考えるなって思うし、年齢じゃないね、やっぱり。努力だよね。私も負けないように、勝てる先輩でいたいなと思います。そしてシングル、今日勝てました。シングルのベルトを私はまだ狙っています。そのためにシングル戦線に弾みをつけるために、強い相手とシングルがしたいということで、山下りなを指名させてもらいました。この試合にきちんと勝利してシングル戦線に名乗りを挙げていきたいと思います」と山下戦に気合を入れた。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&〇藤田あかね (11分32秒 片エビ固め) 世羅りさ&尾﨑妹加✕
※みかんでポン



藤本vs世羅は後楽園の前哨戦。あかねは志田と、妹加は弓李との対戦と、それぞれが大一番を控えてのタッグ戦は4者の気合が爆発する試合となった。
あかねと妹加のタックル合戦で幕を開け、藤本と世羅の心理戦を含めた仕掛け合い、世羅とあかねはエルボー&平手打ち合戦など、全員が好調な動きを見せる中、最後はあかねが妹加を捉え、POMジュース、変形ブロックバスター、そしてみかんでポンのフルコースで勝利した。
敗れた妹加は「今日の試合でひとつ思ったことがあります。弓李さん、今日、私は負けましたが、試合は楽しかったです。ちょっと弓李さんの気持ちが分かります。でも悔しい気持ちのほうが大きいです。私も弓李さんと似ていて、感情を表に出すのが遅いっていうか、悔しいって思っても、それをすぐに表に出せない。前にもちさんに指摘されて「お前は遅いんだよ」って言われた時に、初めてわーって(感情をあらわに)なったんですけど、やっぱり遅いと損なんですよ。思っている感情があるなら、それを力に変えて、強さに出来ないというのは本当にもったいない。試合は楽しいけど、そこに勝利が来たら、もっと楽しいじゃないですか。そういう気持ちを弓李さんが見せてくれたら良いなと感じました。ホールで対角にいるけど、弓さんは私と戦いたくないっておっしゃっていましたけど、私はそういう闘志を燃やした弓李さんが全力で向かって来てくれるのを楽しみにしています」とパートナーであり、後楽園での対戦相手である弓李にメッセージ。
世羅は試合中も再三、技を仕掛けるときに声に出していた「オイサー!」から始まると「いや~オイサーがオイサーでオイサーな試合でしたね、今日は」と感想を述べる。思わず藤本から「なんなの、オイサーって?」と質問が飛ぶと「(先週、試合出場した)北海道の掛け声なのかな?よくわかんないけど」と世羅。北海道出身の沙弥からは「そんな掛け声はない」との指摘も受けつつも、そこは軽くスルーし「自分、今日から4連戦。そのうちの3試合がつっかさんと対戦するという稀な事態。今日も道場マッチで初戦をやらせていただいて、明日はあおいさんの引退興行で対角に立ち、そして後楽園ホール大会。なんかつっかさんまきれになっているな~と。これを機につっかさんを知って、つっかさんを超えて行けたらなと思いますので、つっかさんを攻略したいと思っています」と藤本超えを目標に掲げた。
あかねは「改めましてオイサー!久しぶりの道場マッチで張り切って入場したら(リングに上がる階段で)コケました。恥ずかしかった。でも今日、試合は勝ったし、楽しかったけど、明後日はこういう楽しいモードは一切封印して、シリアスモードで行こうと思っています。志田光とは1回だけ組んだ事があるんです。被災地キャラバンで、藤本さん、志田光、藤田あかねっていう師弟タッグをやらせてもらったけど、試合で絡んだのはそれが最初で最後。対戦するのは明後日が初めて。世羅さんみたいに試合で当たったりしてなかったので、そこまでの思い入れは無かったけど、イラつきは本当。自分が久しぶりにこんなにイライラしているっていうのを試合でみせたいと思います」と志田戦への決意を語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&✕弓李 (13分55秒 片エビ固め) ジュリア&つくし〇
※ダイビングフットスタンプ


明後日に迫ったリボンタッグに向けて、もちとつくしが最後の前哨戦。弓李vsジュリアでスタートした一戦は3分過ぎにもちvsつくしの顔合わせに。共に厳しい表情でリング中央で顔をつきあわせると、つくしが強烈な張り手を叩き込む。これにもちも応戦し、両者が仁王立ちでの張り手の打ち合いへ。さらにお互いの髪を掴み合ってのド突き合いと、序盤から感情むき出しのケンカマッチを展開する。中盤以降は技の攻防もみられたが、終盤、弓李を捉えたつくしはミサイルキックを叩き込み、アシストに入ったもちをドロップキックで蹴散らすと、弓李に飛び込み式エルボーを決め、最後はコーナーからのダイビング・フットスタンプでフィニッシュした。
しかし、カウント3を奪うやいなや、再びもちを襲撃。グランドでもみ合う2人をセコンドが分けるが、つくしはもちの目の前で腰にベルトを巻くポーズを決め挑発するなど本番に向けて気合をほとばしらせた。
試合後、弓李は「本日も負けてしまいましたが、もちさんと組めて楽しかったです。違うんです、試合に負けたことが楽しかったのではなく、こうして当たり前にプロレスが出来た事が楽しいです。悔しいけども、自分はその悔しさをお客さんに見せたくなくて、皆さんが笑顔でいて欲しいんですよ。だから悔しいのも誰にも見せずに楽しみたい。だから、ちょっと(妹加とは)明暗が分かれていくかもしれないです」と自身の思いを語った。
藤本からは「明暗…今回の後楽園のテーマは明暗かなと思っていて、良く言ったなと思った。」と言葉を掛けられた。
そしてもちが「オープニングであんなことを言ったんですけど(=今日の試合でつくしを潰すと宣言)弓李をサポート出来ずに負けてしまいました…」と言葉を続けようとしたところで、横からつくしがマイクを奪い「あんな大口をたたいたのに、うそつきですよね。あんなにオープニングで勝つ!勝つ!って言ってて。」ともちの前にマイクを放る。
もちは「勝つとは言ってないよ。バカチビを再起不能にするって言っただけ。でもお客さんに嘘をついたことは事実。私はうそつきだね。それは間違いないよ。でも、私からひとつ質問です。今まで散々、なんでしたっけ、THIS IS ICERIBBON?、自分こそがアイスリボンって言っていたつくしさんに、今の自分(=つくし)のどこがアイスリボンなのか、教えて欲しい」とマイクを投げる。



無言でもちを睨みつけるつくし。「答えられないだよね。そんな薄っぺらな気持ちでやっているタッグに、うちらが負けるわけない。だからバカって言ってんの。先に(試合で)張り手してきたりさあ、リングで勝負ついて勝ってるんだから良いじゃん。何、掴みかかって来てんの?マジでつまんなくなったよ、レスラーとして。私が明後日、つくしが今までやってきた事が何だったのかを教えてあげます」ともち。
つくしは無言のまま、リングを降りると、1人控室へと帰ってしまった。その背中にもちは「そういうとこだよー。超~つまんない!バーカ!」と言葉を投げた。



シーンと静まり返ったリング上。微妙な空気感の中、なぜか弓李がマイクを手にすると「え~歌います!」といきなりアカペラで『世界中のこどもたちが』を歌い出した。歌い終わると弓李は「今、学校で(この歌を)ピアノで練習していているんです。歌は世界をハッピーにするんです」と笑顔で語った。
すっかり場がなごんだところでジュリアがマイク「私、都さんにすごい言いたい事があって、この前の記者会見の時に"私以外の子たちは有象無象で"とか言って、その時は意味が分からなかったから、あとで調べたら、なんか私たちは、ごみみたいな、くだらないみたいな意味だったんです。そんな有象無象とかいって、象みたいな足をしている人に(突っかけようとする都の攻撃を避けて)しかも後輩と思ってないとか言ったんでしょ、私たちのこと。でもそう言ったって事は、私も先輩と思わなくて良いってこと?じゃあ、もう"おはようございます""お疲れ様です、都さん"とか言わなくても良いんですね?」と迫ると、
都も「そういうことを言ってるんじゃなくて、リングの上で先輩も後輩も関係ないから、かかって来いよ!って言ってるんだよ。お前だってわかってねえじゃねえか」と切り返すと、即座「ごめんなさい。半分イタリア人だから、日本語が弱いんです」とし「それなら後楽園で、今日見ていたけど、全然息が合ってないタッグなんて、私がぶっ潰してやるからな。覚えておけ!」と都に下剋上宣言した。
 


10月8日『Oktober Iceribbon Fest2018』試合結果

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アイスリボン後楽園ホール大会
「Oktober Iceribbon Fest2018」
2018年10月8日(月・祝)東京・後楽園ホール
10時45分開場/11時30分開始
観衆 877人

◆第1試合 シングルマッチ時間無制限3本勝負
藤本つかさ vs 世羅りさ

■1本目通常ルール
○藤本(8分26秒 ツカドーラ)世羅×


【第1試合】
9月24日横浜リボンで「私には時間がない。」との意味深な言葉と共に、世羅を対戦相手に指名した藤本。あえて第1試合に組み込み、当日発表された試合ルールは、3本勝負。まず1本目は通常ルールで行われ、第一試合から大盛り上がりの中、藤本がツカドーラので勝利した。

続いて2本目に行われたのがエニウェアホール・ルール。
当然、試合は場外へと移り、南側の客席の通路で世羅が階段を駆け下りてのダイビングダブルニーを決めるなど、リング上同様の攻防が展開されたが、そのまま戦場は会場ロビーへと移っていく。
さらにエレベータ前で世羅がエアーズロックを狙うが、これを逃れた藤本が卍固めをロック。
卍固めを決められたまま、ゆっくりと歩を進めた世羅はエレベータの中へ。
レフェリーも中に入ると、3人はそのまま1階へと降りて行ってしまった。
3人の様子をハム子が本部席に伝えたところ、大会進行上、本部席は第2試合開始を支持。会場は笑いに包まれた。

◆第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
×松本都&松屋うの&本間多恵 (9分38秒 エビ固め) 真琴&テキーラ沙弥&ジュリア○
※みやここクラッチ

【第2試合】
都&うのの凸凹タッグに本間が加わった異色トリオ。
本間が都&うのの変則的な動きについていけず、どうにもチームのリズムが乱れる中、真琴のアシストを受けながら、勢いのある沙弥&ジュリアが好ファイトを展開していく。
最後は都のみやここクラッチをジュリアが反転。
キックアウトした都を丸め込む形でフォールしたジュリアがもつれるような形ではあったものの、都からカウント3を奪取。キャリア10年超えの都からの初勝利を飾る大金星となった。

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
中島安里紗&○華蓮 DATE (10分55秒 カサドーラ) 大畠美咲&朝陽×

【第3試合】
8月26日文体で息の合った連係をみせるなど、好試合を展開した中島&華蓮が2度目のタッグ結成。一方、未だ勝ち星のない朝陽に「勝つことの気持ちよさを知ってほしい」とした大畠がパートナーに名乗りを挙げ、9月12日『P’s Party 第11戦』に続き2度目のタッグを結成した。
大畠のバックアップを受け、中島に対しても真正面から挑んでいく朝陽。 中島の厳しい攻めにも必死に立ち上がり、大畠のアシストを受けながら、食らいついていく。中島との遺恨のある大畠だが、この日は自分の戦いよりも朝陽のフォローに回る形に徹底することで、朝陽の良さが引き出されていった。 丸め込みでフォールを狙いに行く朝陽。華蓮が追い込まれるシーンが何度も見られたが、アシストに入った大畠のドロップキックを朝陽に同士討ちさせた華蓮は、そのチャンスを逃さずに一気にカサドーラで朝陽を丸め込み、カウント3を奪取。

【臨時ニュース】

ここで、はらあいリングアナが突然臨時ニュースを伝えた。
藤本vs世羅の試合を帯同した映像班から、後楽園のスクリーンに中継映像が送られてきたのだ。外に出ていった2人は、なんと神田明神まで移動していた。神田明神で卍固め、カサドーラなどを繰り出していたところで、映像はストップした。

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
○アジャ・コング (8分44秒 体固め) 星いぶき×
※垂直落下ブレーンバスター

【第4試合】
いぶきにとって、まさに試練の大一番となったレジェンド・アジャとのシングル戦。
カードが発表されたときにいぶき以上にハム子が動揺しまくったのは、アジャの強さを身を持って知っているハム子にしてみれば、親の立場からは当然の反応だった。ハム子、もちの檄を受けながら必死にアジャに向かっていくいぶき。 得意のエルボーを連発するが胸を張って受けて立ったアジャは微動だにせず。 逆にエルボー1発でいぶきを吹っ飛ばしてしまう。苦しい戦いを強いられたいぶきだが、ダイビングボディアタック、さらにアジャのヒップドロップをかわしてのハムロールと、持てる技を駆使して粘る。最後はアジャのバックドロップ、一斗缶、ラリアット、そして垂直落下のブレンバスターを浴びフォール負けを喫したいぶきだが、客席からは試合後、大きな拍手が起こった。

〈リング上のアジャ〉

「(大の字のいぶきに)なんかマイク渡されたんだけど。喋んなきゃいけないの?(会場拍手)泣いてる顔がお母さんにそっくりだな。いぶきよぉ、1コだけいいこと教えてやるな。プロレスってバカじゃできねーんだよ。利口すぎるのも理屈っぽくてダメなんだよ。でも、中途半端が一番いけない。色んな知識を身に付けた利口じゃねぇと、プロレスラーとして上に上がっていけない。そういう意味でも受験勉強は必要だ。俺は中学卒業してこの世界に入ったから高校受験の苦しさとかは知らないし、今考えりゃ高校とか入らないでプロレスラーになってよかったなとは思うけど、大人になればなるほど、もっと色んなことを学んどけばよかったなって、今からでも学べるんだけど、学べる時期に学んどけばよかったって今になって思う。今日は苦しいし怖い思いをしただろ。これに比べれば受験の方がまだマシだよ。もう一回ちゃんと勉強して、受験して、高校生になったらもう一回やろう。それまでは目一杯こっち(頭)を使いなさい。分かったね?受験落ちたらやらないよ。それからジュリア。どうも昨日のお前の試合があって(いぶきが)大分ナーバスになってたみたいだけど、でもなぁ、お前元気に試合してたもんな。プロレスラーだな。ただお前もそう、いぶきもそう、さっき出てた若いヤツもそう。みんなもっともっともっともっと強くなれ。強くなって、全部ぶっ潰せ。いいな。そしたらやろう。やろう。みんなやろう。いぶき、一個だけ間違えた。泣いてる顔はハム子の方がブス過ぎる。おいハム子。いぶきもしっかり頑張ったんだ、メインはしっかりお前が締めてくれよ。」

◆第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
×弓李&トトロさつき (9分56秒 片エビ固め) 尾﨑妹加○&直 DATE
※マイカバスター

【第5試合】
勝敗だけでなくプロレスをすることが楽しいとする弓李に対し、遂にGEKOKU娘のパートナーの妹加が宣戦布告。また、タッグチームとして活動しているものの、なかなか勝ち星が得られないトトロ&直のNovel Tornado。悩める2チームがそれぞれ対角コーナーに分かれてのタッグ戦が実現した。「妹加とは試合がしたくない」と語っていた弓李はいざ妹加と向き合ってもなかなか気合が入らない。そんな弓李に強烈な張り手を見舞った妹加。この一撃で弓李の表情が変わった真正面から妹加にエルボーを連発し、ロープに詰めるとストンピングを連打する。ジャーマン、フィッシャーマン、トトロをコーナーに上げてのファンタスティックトトロ、そしてブロックバスターと畳み掛けた弓李だが、ここで直がハイキックを弓李の後頭部にヒットさせる。動きの止まった弓李にラリアットを放った妹加はダイビングセントーン、アルゼンチンバスターと得意技を連発。いずれもカウント2で返した弓李だが、妹加はさらに一撃必殺のマイカバスターを決め、弓李からカウント3を奪った。
試合後、なんのアクションも見せずに1人リングを降りる弓李。「弓李さん!」とリング上から声を掛ける妹加だが、弓李はその言葉にも振り返ることはなかった。 

◆第6試合 シングルマッチ30分1本勝負
×藤田あかね (12分59秒 片エビ固め) 志田光○
※魂のスリーカウント

【第6試合】
8月26日横浜文体での世羅vs志田の一戦で、試合後、世羅の元に駆け寄ったあかねは志田の前に仁王立ちするも、志田には「眼中にない」という扱いを受けた。藤田あかねの藤田は藤本と志田から付けたリングネームではあるものの、志田がアイス退団後は、その事実を語らずにきたあかね。開始早々、タックルで志田を吹っ飛ばしたあかねは、志田をロープに詰めての張り手、チョップを叩き込む。しかし、志田の膝蹴りの連打にいきなりダウンを喫したあかね。なんとか立ち上がったものの志田の猛攻に防戦一方となってしまう。ここであかねは志田をリング下に誘い、イスを叩きつけ、さらにイスの山の上にボディスラムと、自身のペースを取り戻す。リングに志田を戻したあかねは志田が入場で持ち込んだ竹刀で志田をフルスイングするが、これに志田が激怒。竹刀を奪い返すと、思いっきりあかねの背中に竹刀を打ち込んでいった。しかしあかねも屈しない。志田をスピアで倒し、さらにパワースラムで叩きつける。一歩も退かないエルボー合戦となるが、ここで志田がファルコンアローを爆発。フォールに入るが、これを反転したあかねはさらにタックルを連発していく。そしてコーナーに上がり、勝負に出ようとしたが、これに追いついた志田は豪快なぶっこ抜きブレーンバスターを決めると、スリーカウント、そして魂のするリーカウントを決め、一気にカウント3を奪った。
勝ち名乗りを受ける志田。そこに沙弥がマイクを手にリングに上がると、志田の知らないアイスリボンの若い選手たちが全員リングへ上がり、志田を対した。

〈試合後のリング上〉

沙弥「あなた一体なんなんですか?正直、私たちはあなたがなんなのか分かりません。あなたが過去に何をしたのか、過去にアイスリボンで何があったのか、私たちは何も知りません。何があったんですか?何をしたんですか?教えてください。」 志田「てめぇの先輩に聞けよ!バカヤロー。」
沙弥「あなたがこのリングに上がることによって、この殺伐とした空気でやるの凄く嫌なんですよ。だから私たちはあなたとぶつかることで、あなたが何をしたのか、あなたがなんなのか確認したい。」
志田「殺伐とした空気が嫌ならリング降りろ!てめぇら、全員コイツと同じ気持ちでいるってことだな。誰でもやってやるよ。ただし、私の前に立つんだったら、それなりの覚悟はしてもらわなきゃ困るから。コイツ(=あかね)みたいな、ハンパな気持ちで私の前に立つんじゃねぇよ。」

〈試合後の志田〉

――あかね選手とは初対決でしたが、戦ってみていかがでしたか?
「そうですね。私が思った以上に負けん気が強いというか、ムカつくっていう感情があるんだなって思いました。ただ(試合前のあおり)VTRで(あかねが)言った“あの試合だけで判断して欲しくない。”?そんなのアイツの身体を見れば分かるでしょう?トレーニングしてないぶよぶよの身体。自分の身体さえ支えるの精一杯、体力はない、結局そんなもんですよ。私に負けたくないという気持ち、お前がムカつくという気持ちで向かって来たのは認めます。ただ、正直なところ、もう二度と名前の由来を言ってほしくないなって思います。」
――試合後は志田選手の知らない世代のアイスの選手たちが入って来ました。
「そうですね、誰も(知らない)。まあもちろん名前は色々チェックはしてるので知ってはいるんですけど、実際に試合を観たことない選手がたくさんいて、リング上で数えたんですけど、9人かな?私が知らない選手がアイスリボンに9人。なんかもう、私が知ってる団体じゃないのかなって正直感じました。でもああやって前に並んで、私を前に発言したこと、それは凄く…だって私がいない時にデビューした選手ってことはまだ4年未満ってことでしょ?その4年未満の選手がああやって堂々と発言したことは凄く好感が持てるし、そうやってどんどん自分から動いていく選手は私は嫌いじゃないので、ただ、殺伐とした空気がなんかもう嫌だみたいな発言が許せませんね。だからぬるま湯って言われるんだよって正直思いました。その言葉に尽きると思うんです。」
――その辺は志田さんの試合スタイルとは違うと。
「そうですね。それが嫌で抜けたっていうのはあるので。やっぱ変わんないなと思いました。」
――今後、対アイスに関しては…。
「まあでもあの人たちがやる気で、そのやる気、やりたいという思いを会社に通せるんであれば私は誰とでもいいですよ。あの9人の中誰でもいいですよ。」
――アイスリボンに上がることはもう特に抵抗ないですか?
「まあ呼ばれるなら上がりますよ、やっぱり。私は呼ばれるところどこも上がってきたので。どこのリングに上がっても私は志田光って存在感を示す自信がありますし。だからまあ、これで次々撃破されて行ってるわけですから、アイスリボン側からしたら。それを嫌だなと思うんだったらこれで呼ばないも、私は全然、そういう選択もあるかなと思いますし。それは任せます。」

〈試合後のあかね〉
「またいつか…それまで藤田あかねを名乗り続けてやる!」

【臨時ニュース】

休憩が終わったところで、はらあいから臨時ニュースで
が届いた。先程の藤本vs世羅の試合映像が送られてきた。エルボ合戦やリバースカンパーナの攻防が続く中、世羅がまさかの神田明神のコンクリート上にエアーズロックを決めてしまった。さすがに返せない藤本がフォール負けをした。ここで映像はストップした。

■第1試合 2本目エニウェアホールルール
○世羅(107分35秒 片エビ固め)藤本×
※エアーズロック in 神田明神

◆第7試合 シングルマッチ30分1本勝負
×雪妃真矢 (14分09秒 エビ固め) 山下りな○
※スプラッシュマウンテン

【第7試合】
雪妃vs山下の初シングルマッチが今大会のセミ。キャリアでは山下が丸1年先輩にあたるものの、文体のメインを経験するなど、山下相手に雪妃がどのような試合運びをみせるか、注目された。パワー全開でぶつかってくる山下に対して蹴りを巧みにヒットさせながら試合をコントロールしていく雪妃。さらに強烈な三角絞めでは山下を失神寸前に追い込むなど、雪妃らしい動きを駆使しながら山下に対していく。しかし、スノウトーンボムをかわした山下はバックドロップ、そしてラリアットを連発すると、最後は2度目のトライで決めたスプラッシュ・マウンテンできっちりと雪妃を下した。 

◆第8試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
[王者組]星ハム子&○宮城もち (17分02秒 片エビ固め) 柊くるみ×&つくし[挑戦者組]
※雪崩式メタボリックサンド
※第43代王者3度目の防衛に成功

【第8試合】
8月26日文体での一騎打ちを経て、遂にタッグチームとして始動したくるみ&つくし。9月24日横浜リボンでは約1年ぶりのタッグにも関わらず、息の合った連係もみせ、上々の仕上がりで、この日のタイトル戦を迎えた。らぶっちゃにとってはくるみ&つくしはリボンタッグを巡っての因縁の相手でもあった。挑戦者として2度チャンスを掴みながら、いずれも両チームのタイトル戦が行われることはなかった。一時はそのタイミングの悪さかららぶっちゃには解散説も流れたが、ハム子の10周年を機に再びらぶっちゃがカムバック。遂には悲願のリボンタッグ戴冠を果たし、今回、逆の立場ではあるが、らぶっちゃvsくるみ&つくしのタイトル戦が実現したわけだ。しかし、らぶっちゃ、特にもちはくるみ&つくしとの試合を1年半ぶりの再戦とは捉えていなかった。前日の道場マッチでつくしに対して「あなたたちにThis is アイスリボンと名乗ってほしくない。」と辛辣な言葉を投げたもちは、入場式で「2人に伝えたいことがある。」と語り、この一戦に臨んだ。試合は両チームが連係、タッチワークを駆使するタッグタイトル戦にふさわしい展開となった。その中で当然、もちはつくしを狙っていくものと予想されたが、中盤からその標的はくるみに変わっていった。そして最後はハム子のボディプレス、もちのフロッグスプラッシュをくるみに決めると、反撃するくるみにもっちりバディシザースを連発し、ダイビングギロチンをヒット。さらにここでフォールにいかずハム子と2人でくるみをコーナーに逆さ吊りにすると雪崩式メタボリックを爆発。もちがくるみからカウント3を奪い王座防衛を果たした。

〈試合後のリング上〉

もち「おいつくし!自分が狙われると思っただろ。自分が狙われると思っただろ!!私ははじめからくるみから勝ちたかったんだよ!そうやって、すぐ感情的になって、周りが見えなくなる。そういうところ、まだまだだっていうの。そしてくるみ。私は、今日くるみに勝てた。プロレス人生の中でくるみから勝てたということは、自分の最高の自信になったと思う。ありがとう。つくし、くるみ、もち、この三人は同期です。いえ、つくしが経験リセットするまではこの三人は同期でした。プロレス人生の中、ずっと三人で歩いていけるかなと思ったし、5年10年ずっとずっと突っ走っていけるもんだと思ってた。2008年組のハムさんつっかさん都さんみたいに周年とかデカいところで打ってお互いをもっと高め合っていこうって、そういう夢も私は持ってました。でも、その夢はもう叶わなくなってしまったね。キャリアリセットをして毎日もがき続けるつくしを見て、私は助けてあげることが出来ませんでした。自分は凄い無力だなと思ったし、そんな自分にイライラしてました。だから、つくしが上を目指して頑張れば頑張るほど、自分のやり場のない気持ちをつくしにぶつけてしまっていました。でもやっぱり私のレスラー人生の中に、レスラー人生の中で、つくしは必要な存在です。くるみもハムさんもあかねも、ここにいるレスラーも、そして、プロレスを観に来てくれるお客さんに支えてもらわないと、宮城もちにはなれません!!同期とは呼べなくなってしまったかもしれないけど、つくしは大事な仲間だから、これからもよろしく。」
つくし「そう言ってもらえて、言ってくれる仲間がいて、自分は幸せ者です。本当は今日の試合するのが怖くて、もちさんに気持ちを伝えたら言い換えされてしまって、でも、その言葉には説得力があって、自分は気持ちを感情的にぶつけることしか出来なかった。だから今日の試合が怖かった。でも、また自分がアイスリボンを引っ張っていきますって堂々と言えるようなレスラーになります!今日は挑戦を受けてくれてありがとうございました。」


くるみ「めっちゃ悔しいです。本当に…悔しいとしか言葉が…出てこないです。(つくしに)負けちゃってゴメンネ。でも、今日の負けは自分たちのプラスになったと思う。プラスになったけど、でも、自分たちはまだまだ上に行けると思うんです。なんて言ったらいいか分からないけど、もっともっとつくしはつくしを出せるはずだし、自分は、みんなからはもう十分でしょって言われるかもしれないけど、まだまだもっと強くなれると思うんですよ。もっと大怪獣になれると思うんですよ。つくしも、小さな大巨人になれると思うんですよ。だから、今日の負けは悔しいけど、うちらはプラスに変えて、そして、一旦、わがままかもしれないけど、自分たち、一人で戦っていって、また強くなって、今度こそは自分たちがThis is ICERIBBONって、また胸を張ってみんなに、お客さんに、言えるように頑張りましょう。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。」

この後、全選手が握手周りにいき、リングで円陣になる。

【臨時ニュース】

ここで、はらあいが臨時ニュースを伝えた。
藤本vs世羅の3本目の試合形式は、山手線プロレスであることが知らされ、山手線の電車に入っていってしまったのだ。

結果的には山手線では、子供達がたくさん乗車する中、世羅の逆エビ固めやリバースカンパーナ、藤本の卍固めや極楽固めなどを繰り出すが、それぞれ子供達に助けられ、エスケープ。サッカーボールキックをしたり、手すりを使った攻防で、乗客を湧かせてみせる。しかし、最後は世羅が山手線内にエアーズロックを決め、それをギリギリでキックアウトした藤本だったが、手すりを使って勢いを増したダイビングダブルニードロップで、世羅が2ー1で藤本から勝利した。

■第1試合 3本目山手線一周プロレス
○世羅(65分38秒 片エビ固め)藤本×
※ダイビングダブルニードロップ

◆第1試合 シングルマッチ時間無制限3本勝負
×藤本つかさ (1-2) 世羅りさ○

雪妃「重大発表があります。それはアイスリボンがCS日テレプラスで、初の冠番組を持つことです!」
11月11日23時から「女子プロレスでハッピー!アイスリボン妄想バトルプロレス」の放送が決定した。

CS日テレのCM映像が流れ、リボンタッグを防衛したハム子ともちがプロレスでハッピーアイスリボンで締めた。 

10月13日アイスリボン道場マッチ914試合結果

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「アイスリボン914」
2018年10月13日(土) アイスリボン道場
18時00分試合開始/17時30分開場
観衆:74人

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇宮城もち&華蓮 DATE(10分42秒 エビ固め)松屋うの×&直 DATE 
※メタボリックサンド

【第1試合】
前回の道場マッチで久々に直&華蓮と試合をし「またTeam DATEと戦いたい」と語ったうのの希望通り、再びTeam DATE絡みのカードが用意された。対角には前回同様に華蓮。そして同じコーナーには直が立ち、気合十分で臨んだうのだが、いきなり華蓮に翻弄され、エプロンの直に激を飛ばされてしまう。もち&華蓮はうの狙いに出るが、中盤以降は直のミドルキックとダブルチョップのサンドイッチ攻撃や直の蹴りからの牛とじを決めるなど、うのが奮闘。もちに対してはレインメーカーの入り方で反転させると、ラリアットにはいかず、コマのようにその場回転させ、目が回ったタイミングをみて丸め込みに入る新技も披露。最後はもちに捕まり、メタボリックサンドでフォールを奪われた。
試合後、うの「先週、久々にDATEと試合して、負けたけど、また戦いたいと思ったら、こんなに早くまた実現して嬉しいです。直 DATEと組んだけど、トトロと組むよりも技とかも結構決まっていたんじゃないですか?パワーもあるし、イイ感じだと思ったんで、トトロと組まずに私と組みません?(笑)。でも自分が負けてしまったので無いですかね?もちさんから負けたけど、直、華蓮には負けてはいないので今度はシングルでも当たりたいです」と語り、直「凄い久しぶりにうのさんと組んだけど、全然息が合いませんね。私がもちさんを攻めてたのに、勝手に引きずられて、勝手にチェンジさせられ、ショックです」。華蓮「このカードを見て、この試合もちさんが勝つだろうってお客さんは考えると思うけど、そこで自分が勝って、この試合は華蓮 DATEが勝つだろうっていう考えにお客さんがなってくれるように、これからも頑張っていきたいと思います」と語り、もちは華蓮の発言に「今凄い刺さったなと思って、正規のタッグじゃないですけど、これからどんどん華蓮と組んで出来たらなって思います。そして、うのさん、私のプロレスのお手本は昭和の古い動画とかを見て勉強してるんですけど、うのさんは何をヒントにそういうプロレスをされてるんでしょうか?プロレスっていっぱい形があるなって思いました」と語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇星ハム子(8分24秒 変形エスクプロイダー・ホールド)朝陽×

【第2試合】
ハム子とは初シングルの朝陽はスタートから貪欲に向かっていく。ハム子のセクシーポーズを2度阻止し、ハム子が噛みつきに行くところ、逆にハム子の腕に噛みつくなど先手先手と攻めていく。しかし見せ場を潰されまくったハム子は、コーナーでの腹ウォッシュを決めると、お・し・り・だーっ!から逆エビ固めで追い込んでいく。朝陽もハム子のダイビングプレスをかわし、ドロップキック、ミサイルキック、ハム子の肩口に飛び乗っての高角度回転エビ固め、更にビクトル投げからのエビ固めと必死に食らいついていく。しかしそんな追撃をカウンターのタックルで吹っ飛ばしたハム子はボディプレス、ラリアットとつなぎ、最後はエクスプロイダーでフィニッシュ。
試合後、朝陽「再来週から中間テストが始まるんですよ。だから来週の16歳になって初の(大会の)試合が出られないので、今日はハム子さんに八つ当たりをしました。自分はハム子さんに、プロレス以外にもお話を沢山させて頂いて、いぶきとも仲良くさせて頂いて、ハム子さんのお家に何度も泊まりに行かせて頂いて、前にハム子さんの子になりたいって言ってたけど、今ではハム子さんがお母さんだと思ってます。自分は今、親と離れて生活をしてるので、身近にハム子さんみたいなお母さんがいて良かったなと思ってます。今日は本当に試合して頂いてありがとうございました」と最後は涙をみせてハム子に感謝の意を伝えると、もらい泣きしたハム子は「他人の涙に弱い。愛があっていいですね。でも朝陽は、みんなに好き好き言ってるから、朝陽の言葉を信じたくても信じられないんだよ。来週、私は36歳になります。朝陽は16歳になります。この年の差、20歳。普通20歳離れた人間同士が戦いますか?凄いな~と思いました。今日初めて朝陽とシングルだったけど、もっともっとやれるなって。朝陽は今日が最大限の力じゃないなって身体で感じたので、私は強くなる朝陽を期待しています。」
藤本が「本当は来週、19日が朝陽とハム子さんの誕生日なんですけど、20日の道場マッチで生誕祭を…その時、ハム子さんが朝陽とシングルがしたいって言ったけど、朝陽が中間テストで出れないので今日代わりに二人のシングルを実現しました」と語った。

◆第3試合 トライアングルリボン15分1本勝負 
〇テキーラ沙弥(6分43秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ)トトロさつき×
※もう1人は松本都

【第3試合】
元トライアングル王者の都と9月26日のP's Party第12戦で3WAY戦を制したばかりの沙弥、そこにトトロを加えてのトライアングル戦。スタートは予想通り、都が狙われたが、都は早々に場外にエスケープ。2人の攻防をエプロンで見つめながら、タイミングを計る。試合はその後も都が漁夫の利を狙う展開が続いたが、その思惑はさすがにバレバレとなり、沙弥とトトロが共闘し、ファンタスティックトトロで都を場外に蹴散らすと、最後は沙弥vsトトロの一騎打ち、ここで素早く沙弥がトトロの腕に飛びついての丸め込み、これをトトロがキックアウトすると息つく間もなくグラン・マエストロ・デ・テキーラを決め、カウント3を奪ってみせた。
試合後、トトロは「今日負けたけど、諦めずに突き進んで行きたいと思います」と語り、都は「腰が痛い。私トライアングル…3WAYは凄く得意で、今日も二人を手のひらで転がしていたつもりだったけど、もう一人になってしまって凄く悔しいです。この前のあおいさんの引退興行でおんぶプレスの下敷きになってしまい、その時に腰がへし折れて、ぎっくり腰みたくなって、その発作が今日試合中に起きたというか、痛くて。でもリングに上がれなくて最後、負けてないけど、もう一人になってしまい、とっても悔しいです。」
沙弥は「私は3年前の10月からアイスリボンで練習を始めたんですよ。3年前の10月のアイスの後楽園ホール大会をお客さんとして観に行って、その月にプロレスサークルに初めて来まして、なので練習を始めて3年になります。石の上にも三年っていう言葉もありますし、3年って節目というか、そういう時期かなと思うので、今後色々んなことにチャレンジしていきたいなと思ってます」と語った。 

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&〇つくし(12分45秒 片エビ固め)世羅りさ&弓李×
※ダイビングフットスタンプ

【第4試合】
10月28日両国KFC大会で行われるICE×∞王座戦の前哨戦。序盤はコーナーの世羅を挑発しながら、ドロップキッカーズならではの連係も活かし、弓李が集中攻撃を受ける展開が続いたが、5分過ぎ、弓李が世羅につなぎ、ここで藤本との直接対決が実現。世羅がセラリズムを決めれば、藤本もカサドーラで応戦。藤本がコーナーへの串刺し低空ドロップキックを放てば、世羅もコーナーへの串刺しダブルニーを叩き込むなど両者共に一歩も退かない攻防を展開する。最後は弓李とつくしの一騎打ちとなり、弓李がグランドでのアームバーからフィッシャーマンズスープレックスにつなぎ勝負に出るが、藤本がミサイルキックを決め、つくしをアシスト。息を吹き返したつくしが弓李との激しい丸め込みを応酬からカウンターのダイビングエルボーを決めると、最後はダイビングフットスタンプでフィニッシュした。
勝利したつくしは「やっぱりメインで勝つって気持ち良いですね。本当久しぶりのドロップキッカーズ。これからも組んで行きたいなと思いました。最近プロレスが楽しくて仕方ないです」と笑顔で語り、弓李は「ちょっと学校の話をさせてください。自分、保育士になりたいって言ってるじゃないですか。これは、保育園の頃からずっと変わらない夢で、小学校、中学校、高校とかって将来の夢って書くじゃないですか。将来の夢保育士って書くと、中学校3年から(プロレスを)やってて、プロレス好きなのが小5からなんですよ。小5からプロレスって凄いんだよ、プロレスって楽しいんだよ、プロレスって幸せがもらえるんだよって言ってて、で保育士になりたいって言うと、男の子の友達に”プロレスって野蛮なスポーツじゃん?”みたいに言われて、そんなんが保育士やったら子供を傷付けるんじゃないかとか言われて、ダメなのかなって思ってたんですけど、この間の後楽園の次の日、火曜日に学校行ったら(学校で)弓李ちゃんて呼ばれてるんですよ。弓李ちゃん試合はどうだった?って聞かれたり、みんながプロレスを応援していてくれて、先生も、弓李ちゃんプロレス頑張ってる?とか聞いてくれたり、アイドルデビューしたんでしょ?とか情報詳しくて嬉しいなって思って、もっとプロレスを広めていきたいなと思いました。プロレスはステキなんです。友達ってステキだなって思って。みんな保育士になろう!ステキなプロレス団体とステキな専門学校に通わさせて頂いて本当に幸せです」とプロレスへの思いを語った。

そして世羅は「私、10月8日のアイスリボン後楽園大会の第一試合で、一本目は皆さんの前で負けましたが、二本目、三本目は神田明神、そして山手線で藤本つかさに勝ってるわけですよ。二本獲ってるわけです。そして10月28日の両国KFCホール大会でICE×∞の挑戦が決定。ただ私は、それは皆様の知らないところで言いましたが、ちゃんとマスコミの前でICE×∞への挑戦かつ爆女王の防衛戦をやらせろという事を言ったわけですね。ICEは決まったのに爆女王はなぜ決まらないんだ。いや、このベルトは私のベルトだ。という事で決定させていただきます。12月2日千葉ブルーフィールドにて爆女王チャンピオン世羅りさvs挑戦者藤本つかさ。やらせていただきます。よろしくお願いします」と爆女王の防衛戦の日程を発表した。これに対して藤本は「爆女王のベルトが、なんなのかっていうのを説明させていただきますと電流爆破の試合です」と補足。世羅の「やりますよね?」の問いかけには「やりません」ときっぱり。その後も迫る世羅だが、藤本は「やりません」と繰り返す。

そこに入ってきたのが沙弥。「藤本さんがやらないんだったら私やりたいです」と世羅に迫った。世羅は「やりたいという子にはやらせてあげたい。でもゴメン。12月2日の千葉ブルーフィールドは藤本つかさで予約してあるから。そこは譲れないの。ただ、1つ言われてて、今回は見送ろうかなと思ってたのがあって、11月18日、私の誕生日の前日なんですけど、広島で超花火の開催予定があるんですよ。そこで(爆女王の)防衛戦やれたらなと思っていたけど、でも相手がいなかったので。そこに出てくれるならやりましょう」と条件を出した。沙弥は「出ます」と即答。「じゃあ11月18日超花火広島大会。ちょっとカードとか(試合形式)どうなるか分からないけど、超花火実行委員会の方に投げますけど、とりあえず爆女王防衛戦ということでよろしいでしょうか?」と世羅。沙弥「はい。お願いします」と答え、沙弥の電流爆破マッチが決定した。しかし、藤本は「やりませんよ、私。アイスリボンはやりません。出来ないです。本当に出来ないです。出来ません」と否定、続けて「去年はヤングアイストーナメントを開催しました。去年優勝したのが直 DATEですが、今年は、去年は3年未満の選手が参加条件だったのですが、3年以上の選手からもトーナメントに参加したいっていう声が多く上がったので、今年は10月28日ICE×∞の藤本つかさvs世羅りさの勝者に挑戦できる、場所は大晦日後楽園ホール(のメイン)。ICE×∞次期挑戦者決定トーナメントを、所属選手プラス妹加の合計17名で開催する事に決定いたしました。決勝は12月9日の両国KFC大会でやるような形に持って行きたいと思いますので楽しみにしていて下さい」とトーナメントの開催を発表。


そして次回、道場マッチはハム子が「セクシーハムシー雑草魂。36歳星ハム子生誕祭やりま~す」と生誕祭のカードを発表した。


その後に9月6日に21歳になったつくしと、10月19日に16歳になる朝陽に誕生日ケーキが行われ、つくしは「今年はたくさんの方におめでとうって言っていただけて、ありがとうと伝えられたので、良い1年になりそうです。これからもよろしくお願いします」、朝陽は「1年前に早く勝ちますと言いました。あれから1年が経ってしまいましたが、早く初勝利、絶対獲ります。頑張ります。ありがとうございます」と新しい1年に向けての抱負を語った。 

10月20日アイスリボン道場マッチ915「星ハム子36歳生誕祭」試合結果

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セクシーハムシー雑草魂!星ハム子36歳生誕祭 ~後輩の頑張りを身体で感じたいの❤~
(アイスリボン915) 
2018年10月20日(土)アイスリボン道場 
17時30分開場/18時00分開始 
観衆 112人(超満員)

【オープニング】



今回の道場マッチはハム子36歳の生誕祭。前説もハム子ひとりで担当することになったが、噛んだり咳き込んだりと緊張しまくり。エプロンで練習生のすずとレフェリーのバニーが水を渡そうとするが、それさえ目に入らないほどのテンパりっぷりを見せ、ハム子らしい生誕祭興行の幕開けとなった。

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負 
エルボー対決が見たい! 
×星いぶき (6分48秒 体固め) つくし○
※ダイビングフットスタンプ 




【第1試合】
通常ならばハム子が主役になる大会だが、今回、ハム子は「後輩の頑張り」をテーマに次世代の選手たちを主役にするマッチメイクをラインナップしてきた。
まず第1試合ではハム子の実娘のいぶきとつくしの初シングル戦。「エルボー対決が見たい!」というハム子のリクエストに応えるかのように、2人はリング中央でエルボー合戦を展開する。最初は両手でいぶきのエルボーをガードしていたつくしだが、逆に腕にダメージを浴びてしまい、あえて真正面から受けて立つなど、サブタイトルどおりの気合の入った攻防戦となった。いぶきがつくしのお株を奪うダイビングエルボーを初公開すれば、つくしは低空ドロップキック、ミサイルキックからダイビングエルボーを叩き込み、最後はダイビングフットスタンプでカウント3を奪った。
試合後、いぶきは「今日は6歳離れてるつくしババアさんとやりました。小さい頃からつくしさんにはお世話になってるんですけど、今日試合してみて自分より(歳が)離れてるので、ババアって思いました。若い力ってイイ感じですよね。そして、トーナメントなんですけど、一回戦は私の義理のお母さんである、もちお母さんです。初シングルなので、お母さんが相手でも倒したいと思います。」と語り、つくしは「(ハム子に向かって)ちょっとどういう教育してるんですか?ちっちゃい頃はつくたん、つくたんって言ってくれてたのに、ババアって…ねぇ。まだ若いんだよ。私はまだ若いです。エルボー対決は自分が勝ったので、また何年か後にエルボー対決したいと思います。」と語った。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負 
うの氏!2人の先輩から何かを掴め! 
×宮城もち(6分27秒 U・N・O)松屋うの○ 
※もう1人は世羅りさ



【第2試合】
デビューから2年以上経つものの、なかなか浮上できずにいるうのに対して、ハム子はもち、世羅とのトライアングル戦を用意した。「2人の先輩から学べ」といううのへのメッセージが込められていたものの、開始早々、うのはもち、世羅に対して「逆に私から学べ!」と胸を張ると、もち、世羅の攻撃を浴びまくっても折れることなく、スクールボーイ、セイバーチョップと、うのらしい反撃を仕掛けていく。 そして最後はスクールボーイの連発から、腕を極めながらスクールボーイで丸め込むU・N・Oでまさかの3カウントを奪取。
歓喜の勝利をモノにした。敗れたもちは「勝利したかったんですが…もう何も言いません。トーナメントがこれから始まるので、今日うのに負けたことによって、本気になれそうだなって思います。タッグのベルトがあるから満足してる自分もいるんですけど、せっかくこうやってベルトのトーナメントがあるので、本気で取りに行きます。なので、後輩が来ようが先輩が来ようが容赦しません。」と気持ちを切り換える。
世羅は「トライアングル苦手だな~と思いつつ、今日試合前もちさんと、“最近うのイキってるからさぁ、懲らしめてやろうぜ”みたいな話をしてたんです。そしたら本当にイキってきてさ~、調子狂うんですよね、うの氏と試合すると。とんでもない所からセイバーチョップが飛んできたりするし。爆破並の衝撃だよね、うの氏のセイバーチョップは。爆女王の私が言ってるんだから、間違いないと思う。セイバーチョップは今後大切に使ってください。ということで、爆破の話が出ましたけど、(藤本に)興味は出てきましたか?12月2日辺りにやりたいんですけど。私も爆破マッチをやるために動いちゃってて、やってもらわないと困るんですよ。だから、10月28日に思い知らせてあげます。絶対やらせます。」と藤本に向かって語った。
そしてうのは「やった~!!やった、やった、やった~!!私の言ったことが現実になりましたねぇ。お二人も私から掴んだものが多いんじゃないですか?今日は。3WAYだから勝ったのかもしれないし、たまたまかもしれないし、でも私は今日の勝ちを自信に繋げて両国、そしてトーナメント、突き進んで行きたいと思います。トーナメント一回戦は同期のテキーラ沙弥と対決です。絶対に負けたくないし、なめんじゃねーぞ!」

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負 
全員初ハム子になってみてね♡ 
○星あかね(藤田あかね)&星妹加(尾崎妹加) (11分12秒 片エビ固め)雪ハム子 (雪妃真矢)&星ジュリ子(ジュリア)× 
※ダイビングボディプレス
※星ハム子の技のみフィニッシュとなる 




【第3試合】
生誕祭恒例のコスチュームチェンジ&なりきりマッチは、今回が全員、初めてハム子のコスチュームを着るという4人が揃った。コールされたリングネームは星あかね、星妹加、雪ハム子、星ジュリ子といずれもハム子もじりの名前で、序盤からセクシーポーズを競い合うなど、なりきりパフォーマンスを展開するとハム子のムーブを随所に繰り出していく。
しかし試合に熱が入ると、ルールも飛んでしまう。ハム子の技でないと勝てないため、雪妃との連続ハムロール、女の執念とハム子の技で再度、フォールを狙いに行ったジュリアだが、あかね、妹加の連続ラリアットを浴び、最後はあかねのダイビングボディプレスに逆転フォール負けを喫した。
ジュリアは「は~い!星ジュリ子で~す!今日はハム子さんの誕生日で、私は去年の今日、最初で最後のエキシビションでハム子さんに対戦していただいたので、ちょうどあの日から1年って考えると、なんか1年て早いなって思って…。ありがとうございます、本当に。こうやってハム子さんのコスチュームマッチとか憧れがあったので、凄い嬉しくて。ハムさんありがとうございます。で、両国なんですけど、私格闘代理戦争を終えて、ボコボコになった可哀相な姿を見た鈴木秀樹さんが、幸せを届けに来てくれました。そこで、鈴木秀樹さん直伝の幸せリストロックと噛み付きという技を教えてもらったんですけど、これさえあれば松本都には絶対に勝てる。勝てなかったら技を二度と使うなと言われていますので、練習もバッチリ出来てますので、28日両国は松本都からシングルで勝って、先に進みたいと思います。」と都とのシングル戦に必勝を期した。
雪妃は「今日はジュリアをサポートしきれずジュリアが負けてしまいましたが、うちらの敗因はルールを把握していなかったことだね。でも今日ハムさんのコスチュームは初めて着させて頂いたんですけど、横が余って縦が足りない。非常に着心地が悪い。もう私はハムさんのコスチュームをお借りすることはないなと思いかもしれないなと思いました。でも嬉しかったです、初めて着れて。楽しかった。私のトーナメントの初戦はトトロさつき。トトロの凱旋興行である大阪リボンでシングルが決まっています。私としてはトトロの地元でシングルが出来るっていうことが非常に光栄なことだと思っていますけど、前から言っているように私はシングルのベルトを諦めてなくて、私が一番シングル、シングルって言ってると思うんですよ。なので、間違いなく私はトトロに勝つと思います例えトトロの凱旋だろうと、譲る気はありません。初戦からぶっ飛ばしていきます。」と再び巡ってきた王座挑戦のチャンスに気合十分。 妹加は「らぶっちゃのコスチュームを着させて頂いたんですけど、見てる分には派手で凄いキラキラしてるなって思ってて、自分のコスチュームはそんなに派手じゃないので、可愛いな~って思って見てたんですけど、いざ着てみると凄い落ち着かないですね。トーナメントは私は、一回戦でつくしさんと弓李さんが対戦して、勝ち上がった方が私と試合というトーナメントになってるんですけど、(弓李に向かって)私個人としては弓李さんに勝って上がってきてもらいたい。それで、シングルしたいなと私は思っています。自分の力で勝ち進んできてください。私は待ってます。」と盟友の弓李にメッセージを送った。
あかねは「愛媛のブーブーみかんです。ハムさんは初の人を集めたって言ったじゃないですか。3回目なんですよ、着るの。コスチュームマッチはやったことなかったんですけど、被災地キャラバンでハムさんのコスチュームを着ることがあって、2回目はただ単純に忘れたから罰ゲーム的な感じで青いヤツを着せてもらって、これが3回目なんですよ。ただ、生まれて初めてつけまつげを着けることが出来ました。トーナメント初戦はハムさんですよ。いつぶりですかね?シングルって。もう覚えてないくらいですけど、今日わしハムさんの技めっちゃ使ってハムさんの技で勝ってるんですよ。ということは、ずーっと戦ってなくても見てましたよ。対策もバッチリですよ。11月3日大阪ですよね。それまでにこのブカブカのコスチュームがパンパンになるぐらい増量してから迎えたいと思います。」とハム子との一戦に闘志を燃やした。 

◆第4試合 6人タッグマッチ20分1本勝負 
あなた達に頑張ってほしい! 
藤本つかさ&○星ハム子&松本都 (13分58秒 片エビ固め) 弓李×&テキーラ沙弥&トトロさつき
※ダイビングボディプレス



【第4試合】
ハム子が今、一番頑張ってほしいと期待を寄せている弓李、テキーラ、トトロがトリオを結成。
ハム子は8月26日文体以来、すっかりいつもの通りにバラバラになってしまった2008年組とトリオを結成し、改めて同期の絆をアピールした。
試合はハム子の期待に応えようと若い3選手がフルファイトを展開する。しかし、一方の2008年組は手当たり次第に試合の流れを都が荒らしまくり、藤本がアシストに徹した試合運びの巧みさをみせ、そしてハム子が後輩3人に正面からぶちかます2008年組ならではの合ってるような合ってないようなチームワーク(!?)をみせる。最後はハム子が弓李を捉えて、2008年組のトリプルハムロールから、藤本と都のサッカーキック&シャイニング崖ザードのサンドイッチ攻撃とつなぎ、ハム子がラリアットからバックフリップ、そしてダイビングボディプレスで自身の生誕祭に有終の美を飾った。と、そこへ「文句がある!」といぶきがリングへ。



いぶき「文句があるんですけど、携帯いじりすぎです。高校の話をしてるのに、なんでずっとツムツムをしてるの?聞いてんの?高校落ちたら恥かくじゃん。」
ハム子「お前が落ちたら私も恥かくんだよ。」
いぶき「じゃあちゃんと高校の話聞けよ。ツムツム、ツムツムしてさ~。辞めてよ!」
ハム子「辞めるわけねーだろ!」
いぶき「ツムツムのせいでずーっと携帯いじってんじゃん。36歳を機に直して!そして、腰に巻いてるベルト、全然似合わない。ベルトよりも似合うものがある。これだ!」


ここでバースデーケーキが登場。いぶきが受け取り、ハム子に笑顔で「ドッキリです。おめでとう。」と祝福するが、ハム子は苦笑いを浮かべながら「ありがとう。」と言いながらローソクの火を吹き消した。

そして試合後の座談会では弓李が「生誕祭の対戦相手に選んで頂いて凄く光栄です。自分がデビューして前髪ぱっつんな髪型してた時があったじゃないですか。その時に、ハムさんのコスチュームなりきりをさせて頂いて、でも、セクシーポーズが出来なくて出来なくて、半泣きするぐらい嫌で、そこから考えると自分も長い間やってきたんだなって思って。凄く戦えて嬉しかったです。」と語り、
トトロは「メインの相手に選んで頂いて、その時に、この3人は頑張って欲しいって言っていただけて、その時も正直泣きそうだったんですけど、今もスルスル喋るつもりがまた泣いてしまいました。これからもよろしくお願いします。少しでも今日自分達の頑張ってるなっていうのを感じてもらえてたら凄い嬉しいです。そして、トーナメント、ユキさん、先に言っときます。自分、凄い技準備してるんで、その凄い技で自分がユキさんに勝ってトーナメント優勝します。」と新技披露を予告。
沙弥は「ハムさんとは1歳しか変わらないんですが、私はハム子さんのことはお母さんみたいと思って、母は強しと言いますが、子供がいるって凄いんだなって思います。だから私のことも子供だと思って…(「何言ってんの?」とハム子)そして、トーナメントは11月3日の大阪で松屋うの。調子に乗ってるらしいですけど、余裕だなと思ってたら、今日なんとタッグチャンピオンが負けてるってことで、ちょっとうのちゃん、警戒しなきゃいけないなと思いました。そして、その反面爆女王がうのに負けてるってことは、18日広島で爆女王に挑戦させて頂くんですけど、チャンス見えたなって思いました。」と語り、
藤本は「(都に無理矢理先に行けと押し出され)本当にイライラするね。試合以外でも。なぜこのカードを組んだのですかね。相変わらずイキの合わない2008年組ですが、節目にハムさんと一緒に立てるっていうのは、そこだけは感謝しております。そしていぶきが色々サプライズをしてたんですけど、いぶきなりに色々考えた結果がああいう感じなので、ちょっと心大きく…(ハム子が「帰ったら親子喧嘩が待ってるからな」といぶきを脅す)ツムツムの時間をいぶきとの会話の時間にしてほしいというメッセージなので、その辺りよろしくお願いします。そして10月28日は、このICE×∞のベルトを賭けて世羅りさと対戦です。この日に防衛すれば自動的に大晦日の後楽園のメインイベントに立てるということ。世羅が変なこと言っておりますが、このベルトだけに集中して年末を迎えます。もう一度言いますね。私は爆破はやりません。以上です。」ときっぱり。
都は「ブタ、おめでとう!別に虐めてブタブタって言ってるわけじゃなくて、ちょっとでも痩せて欲しいなと思って言ってます。私62kgもないし、今日のエスカレーター乗っかられて右肩脱臼したかもしれないくらい痛かったんです。めっちゃ痛い。ちょっと!なんとかしてください。今日も勝てたんで、私は凄い頑張りました。28日の両国はジュリアとシングル。正直、今更鈴木秀樹さんが技を伝授したところで、凄いその名前を聞くと私は虫唾が走るんですけど、伝授した週プロの記事とかを読んでも、勝っても負けてもどっちでもいいから松本都の肩を脱臼させろっていう…今日既に脱臼しかけたんでヤバいんですけど、そういうこと言うのも信じられないし、噛み付きなんて反則だし、伝授したなんて言われても困るし、凄いもう嫌だなと思います。でもそういうのも全部私は受け止めたうえで勝ちます。Abemaの格闘代理戦争も見てたけども、彼女はプロレスラーであることが既に個性だと思っていて、何も爪痕が残せてなかった。凄くもったいないなと思いました。Abemaとか格闘技とか余所の世界に打って出ていくのであれば、私から学べることは山ほどあると思うので、そういうことも教えてあげるつもりで28日は勝ちます。優勝します。」と語り、
ハム子は「いや~ここに立ってるのも凄く緊張するし、生誕祭って毎年やらさせていただいていて、カード決めるのは本当に楽しいんですよ。意味のあるカードをしてるつもりなんですけど、今日は皆さん楽しんでいただけましたでしょうか?(お客さんから拍手)嬉しい!今日は後輩たちの頑張りを身体で感じたいって思ってて弓李、トトロ、沙弥を選びました。まだまだねぁ、私ピンピンしてるんだよね。もっともっとあなた達の最上級の技を食らっても今日は負ける気しなかったです。もっともっと上を目指していきましょう。そして私はあかねとシングルトーナメント初戦当たります。いつ以来のシングルか分かりませんけれども、あかねも増量して、最近の試合を見てると力強くなったなと感じてるので、気を抜かずにいきたいと思います。」と語った。

 


さらに円陣を締める際は「星ハム子、最年長36歳になったんですが、40歳50歳60歳までプロレス続けていきたいと思いますので、皆さんついてきてください!」と現役“まだまだ”継続を宣言した。

 

10/28「アイスリボン両国KFCホール大会」割引画像

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こちらの画像は、2018年10月28日「アイスリボン両国KFCホール大会」の割引画像です。
大会当日券のみの使用となり、当日券の料金から【-500円】となります。
チケット購入の際、上記受付にてご提示ください。
(他当日券割引との併用は出来ません)

 

アイスリボン両国KFCホール大会
2018年10月28日(日) 両国KFCホール
11時30分開場/12時00分開始
 

▼当日券販売、リボン直販・選手予約の引換は
会場入り口のチケット受付にて【10時30分】より開始となります。
※試合開始直前は混雑が予想され試合開始に間に合わない場合もございますのでお早めの引換をお願いします。

▼入場整列に関して
会場前のスペース(通路)は、ホテルや他会議場との共有の場所のため、 開場時間前の待機、荷物を置いての場所取り等を一切禁止となります。
10時30分より入場整理券を配布いたします。
11時15分~整理番号順に整列開始となりますので、 スタッフの誘導に従って整列ください。
入場整理券は、受付スタッフにお声掛けください。
※開場後は入場整理券番号にかかわらず、列最後尾にお並びください。

【チケット当日料金】
■最前列  完売
■特別RS席 完売
■RS席   完売
■指定席  4,500円

 

★当日券のみ
◇中高生 1000円(学生証提示)
◇小学生以下無料(保護者要同伴)

・横断幕・紙テープ、試合写真撮影可能
・許可のない動画撮影、音声の録音、売店の写真撮影は禁止となります。
・連写や脚立や自撮り棒のご利用は禁止となります。

【会場】
両国・KFCホール
〒130-0015 東京都墨田区横網一丁目6番1号『国際ファッションセンター』3F
アクセス:都営地下鉄大江戸線「両国駅」A1出入口より徒歩0分。
※「両国駅」A1出入口を出てすぐ左のビルの3階になります。

【対戦カード】

◆第1試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
華蓮 DATE vs 朝陽

◆第2試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
宮城もち vs 星いぶき

◆第3試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
柊くるみ vs 直 DATE

◆第4試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
松本都 vs ジュリア

◆第5試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
弓李 vs つくし

◆第6試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
星ハム子&雪妃真矢&松屋うの vs 藤田あかね&テキーラ沙弥&トトロさつき

◆第7試合 ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
[王者]藤本つかさ vs 世羅りさ[挑戦者]
※第28代王者3度目の防衛戦

レフリー:MIO&斉藤一二三&バニー及川
リングアナ:千春&はらあい

 

10月28日『アイスリボン両国KFCホール大会』試合結果

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アイスリボン両国KFCホール大会
2018年10月28日(日)両国KFCホール
11時30分開場/12時00分開始

観衆 342人(超満員)

◆第1試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○華蓮 DATE (6分53秒 カサドーラ) 朝陽✕
※華蓮DATE2回戦進出

【第1試合】
この日のメインで行われる藤本vs世羅の勝者と大晦日にICE×∞王座を賭けて戦う、次期挑戦者決定トーナメントが開幕。
第1試合は3月25日後楽園大会以来、公式戦3度目のシングルマッチとなる華蓮vs朝陽。序盤は朝陽がドロップキックを皮切りにグランドへと引き込んでいく。朝陽の先制攻撃を切り返しのグランド技で反撃に出た華蓮は、朝陽のスクールボーイの連発をしのぐと、最後は回し蹴りからのカサドーラでカウント3を奪った。2回戦に進出した華蓮は11月3日大阪での弓李vs妹加の勝者と対戦する。

◆第2試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○宮城もち (4分46秒 エビ固め) 星いぶき✕
※もっちりバディシザース
※宮城もち2回戦進出

【第2試合】
いぶきにとっては義理の母でもあるもちとのトーナメント1回戦。今回がもちと初対決のいぶきは開始早々、丸め込みの連発をみせ、もちを揺さぶる。いぶきの押さえ込みをすべてクリアしたもちだが、いぶきはカウンターのクロスボディ、逆エビ固めとさらに追撃。強烈なエルボーも叩き込んでいく。勢いに乗って勝負所とみたいぶきがコーナーに上がるが、これを阻止したもちはアルゼンチン・バックブリーカーでいぶきを絞め上げると、最後は対角コーナーから助走をつけてのもっちりバディシザースでフィニッシュした。

◆第3試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○柊くるみ (7分09秒 体固め) 直 DATE✕
※ダイビングボディプレス
※柊くるみ2回戦進出

【第3試合】
1月6日「新春横浜リボン2018」で行われたICE×∞王座を賭けてのタイトル戦以来となる2度目のシングルマッチ。直は、スタートからガンガン重い蹴りをくるみに連打する。くるみはその蹴りを真正面から浴びながらも蹴り足を掴んでのボディスラムから逆エビ固めとパワー全開で応戦する。直はミサイルキック、ハイキックと反撃に出るが、パワーで圧倒したくるみは人でなしドライバーからダイビングボディプレスの必殺コースで粘る直を沈めた。2回戦に進出したくるみは11月3日大阪での沙弥vsうのの勝者と対戦する。

◆第4試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○松本都 (6分50秒 みやここクラッチ) ジュリア✕
※松本都2回戦進出 宮城もち対松本都 決定

【第4試合】
9月29日『アイスリボン911』大会以来3度目のシングル戦。シングルでは全敗のジュリアだが、10月8日後楽園大会では6人タッグとはいえ、都からフォール勝ちを奪っており、シングルでの勝利に気合十分。開始早々、いきなり都の前で仰向けに寝転がり、「来い!」と挑発する。しかし、都も同様に寝転がり“応戦”。ならばとジュリアは鈴木秀樹伝授の噛みつきで勝負に出るが、これも都の反撃に合う。海千山千の都に苦しめられるジュリアだが、グランド技を含めて、都に真正面から挑むなど、勝ちを狙い、貪欲に攻撃を仕掛ける。しかし、最後は都がシャイニング崖ザードからのみやここクラッチでカウント3を奪取。ジュリアの野望を打ち砕いた。都が勝利したことで、2回戦の組み合わせは都vsもちに決定した。 

◆第5試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○弓李 (10分18秒 ネ・コヒストラル) つくし✕
※11月3日大阪リボン 尾崎妹加対弓李 決定

【第5試合】
4月7日『アイスリボン876』大会以来公式戦8度目のシングルマッチ。過去の戦績は4勝3引分けでつくしが圧倒しているが、この日は弓李が序盤からつくしに張り手の連打、ストンピング、場外戦を仕掛けていくなど、ガツガツとした勝負を仕掛けていった。珍しく気迫面で圧されたつくしだが、ダイビングエルボー、フットスタンプ、さらに立体的な動きで応戦し、試合はお互い譲らない熱の入った攻防戦に。 しかし、この日は弓李の執念がつくしを上回った。きゅうりバスター、ワキ固めとつなぎ、ハルカゼを反転して逃れた弓李は、キックアウトするつくしに覆いかぶさると、ネ・コヒストラルで丸め込み、遂にカウント3を奪取。
弓李はつくしからの初勝利をモノにし、11月3日大阪で妹加とのパートナー対決に臨むことが決定した。

〈インタビュー・スペースでの弓李〉

――つくし選手から初勝利。
「はい。なんて言うんですか?今ここにいるけど、ここにいないみたいな感じです。天にも昇る気分。そんな感じです。」
――今日はどういう気持ちで試合しようと思ってたんですか?
「まずつくしさんから勝つことと、シングルのベルトに一歩でも近づけるようなことを考えてました。」
――いつも以上にラフというか喧嘩腰の展開が多かったですけど、ああいう仕掛けも今日はやろうっていう。
「う~ん………う~ん………。」
――そこは流れで(笑)。
「流れで…気持ちと気分と対戦相手と。」
――今日は勝ちにこだわった試合でした?
「今日は勝ちにこだわりたかったですね。やっぱりそろそろベルトも欲しいなと思ってたりするので(笑)。」
――次はパートナーの妹加選手との試合ですけど、そこはどうですか?
「…。ちょっとあの…どうしたら休めるかなっていう…。考えてます。」
――休んだら不戦敗ですけど、いいですか?
「そうですね…う~ん…う~ん。でもちょっとホールで戦ってみて、妹加ちゃんに自分の気持ちをぶつけなければならないのかなっていうのも思ったので、ちょっと…しんどいけど…複雑な気持ちですね。勝ったら…まあ嬉しいけど、負けたらなんか……ベルトも遠のくわけだし、自分の気持ちを伝えられなかったってことにもなるだろうし、う~ん…。」
――大事な試合?
「ですね。」

◆第6試合 6人タッグマッチ30分1本勝負 星ハム子&雪妃真矢&○松屋うの (12分16秒 U・N・O) 藤田あかね✕&テキーラ沙弥&トトロさつき

【第6試合】
11月3日大阪リボンでトーナメント1回戦に出場する選手6人がトーナメントの対戦相手を対角コーナーに見据えての前哨戦。それぞれがそれぞれのアプローチで対戦相手を意識した攻防が展開される中、会場を沸かせたのはうのの頑張りだった。何度か追い込まれる場面もあったが、必死に踏ん張ってみせたうのは、スクールボーイを連発して勝利を目指す。そんなうのをハム子と雪妃がフォロー。最後もうのがあかねを捉えると、ハム子がラリアット、雪妃がトラースキックを連続でヒットさせ、ダメージの残るあかねをU・N・Oで丸め込み、うのがカウント3を奪取。トーナメントに向けて幸先のいい勝利を飾った。

◆第7試合 ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
○[王者]藤本つかさ (15分08秒 たいようちゃん☆ボム) 世羅りさ[挑戦者]✕
※第28代王者3度目の防衛に成功

【第7試合】
このタイトル戦に勝った者が、今年最後の大一番、平成最後の大晦日の後楽園ホール大会に、王者としてメインに立つ権利も手に入れることになる。世羅を倒し、さらに大晦日の防衛戦を制し、自身のアニバーサリーイヤーを藤本が締めるか、世羅が再びエースの座に返り咲き、藤本を爆女王の防衛戦に引っ張り出すか…ベルト以外にも様々な思惑が絡み合った一戦は、話題豊富で、序盤から両選手が持てる技を次々と仕掛けていく、駆け引きなしの真っ向勝負となった。 フォールを狙える技、ギブアップを奪える技、両者フル回転のスリリングな攻防戦の中、世羅が藤本のインフィニティのカバーをカウント2で返せば、藤本も世羅のエアーズロック、シュバインバスター、スパイラルボムをことごとくカウント2でキックアウト。最後はビーナスシュート、たいようちゃんボムを決めた藤本がカウント3を奪取した。どちらが勝ってもおかしくない激戦を制した藤本は、試合後、最初にマイクを手にした。

〈試合後のリング上〉

藤本 「見事、防衛することが出来ました!ありがとうございます!!これで自動的に私の大晦日後楽園ホール大会メインイベントが決まりました。今日から始まったシングルトーナメント、誰が勝ち上がってくるかは分かりませんが、高いところから見おろして、じっくりと待ちたいと思います。そして世羅。世羅はやっぱ強いね。今日試合して楽しかったよ。ありがとう。以上。」
世羅 「(藤本からマイクを奪って)これで終わるわけじゃないでしょう。自分はまだまだもっともっとつっかさんとやりたい。このベルト、忘れてませんか?(と言いながら爆女王のベルトを手にする)」
藤本 「忘れてます。そのベルトはなんでしょう?」
世羅 「電流爆破マッチの女王の私のベルト、アイスリボンのリングで広めなければ自分が取った意味がない。そう思ってます。そのためには藤本つかさ、あんたとの試合が必要なんだよ!
藤本 「世羅、ごめんね。ごめん。私は電流爆破、できません。やっちゃいけないんです。もう一回言うけど、3年前にとある女の子が「アイスリボンでプロレスラーになりたいです」って私の元によく来てくれました。3年前と言ったらちょうど世羅がデスマッチ論争をこのリングで繰り広げてた時だよね。そのことがあって、その女の子はプロレスって怖いんだねって、やっぱりプロレスラーになるのは辞めますって言われてしまった。それから一度もアイスリボンの会場には来ませんでした。プロレスが怖いと思わせてしまったことが、ずっと引っかかってて、トゲが抜けない。世羅は凄いよ。本当に尊敬してるし、プロレスでも電流爆破マッチでも、本当に魅力的だしカッコいい。でも、藤本つかさはやっちゃいけないんです。お願い分かって。ごめん。ごめん。」
世羅 「自分、11月10日で、デビューして6周年。6年間つっかさんと付き合ってきた自分なら、本当にダメなんだなってことが、今、分かりました。仕方ないですね。じゃあ、違う人探します。」

(ここで練習生のすずがリングに上がる。ハム子が必死で止めようとし、会場の空気がどよめいた。)

すず 「すいません、練習生のすずです。ちょっとだけこの場をお借りして、藤本さんに言いたいことがあります。自分は出身が宮崎なんですけど、宮崎にはあんまりプロレス団体が来なくて、大日本プロレスさんがよく来てくれたんです。それで、その繋がりで自分は世羅さんが大日本さんの選手と一緒にデスマッチしている動画を見て、自分は衝撃を受けて、女の人でデスマッチできるんだ?カッコイイ!と思って、世羅さんを知って、アイスリボンを知って、ここに入団したんです。自分がその藤本さんが言う女の子の代わりにはなれないけど、こうやってアイスリボンでデスマッチすることに惹かれてアイスリボンに入団しようって決めた人もいるんだよっていうことを、藤本さんやここにいるお客さんに知って欲しい。」
藤本 「(すずを、苦笑いを浮かべながら見つめて)初耳なんですけど。世羅知ってた?社長知ってました?(世羅も社長と首を横にふる。藤本は深いため息をついて、しばし考え込み、すずに向かって)このリングに上がってそういう発言をすることに、勇気要ったでしょ?(しばし沈黙のあと)そうか…見えないところでいなくなってしまった子、その子を思うより、今ここにいて、このリングで勇気ある発言してくれた子の事を思った方がいいのかなぁ?きっかけはなんだっていいのかな。所属の子が自分の団体で夢を叶えられないなんて、そんな団体にしちゃダメだよね。やりたいっていうことを叶えてあげられない団体はダメだと思う。ん~そうだよな。うん………。(しばらく考え込む)すず、ありがとう。世羅立って。(藤本と世羅が立ち上がって向かい合う)世羅がやりたいと言った電流爆破マッチ、藤本つかさが受けます!(と二人で握手を交わす)」

世羅 「ありがとうございます。デスマッチ、やってきてよかった。(と涙ぐむ)アイスリボンでやってきてよかった。本当に。つっかさん、すず、ありがとう。あともう1コお願いがあります。改めてつっかさんにお願いがあるんですけど。」
藤本 「嫌です!」
世羅 「11月11日、自分の広島凱旋試合があります。もっと自分のことを知って欲しいなって思ったので、戦うんじゃなくて、そこでタッグを組んでもらえませんか?」
藤本 「是非お願いします。」
(と、再び握手。そこに、らぶりーぶっちゃーずの二人が入ってくる)

ハム子 「みなさぁ~ん、はぁ~い!」
ハム子&もち 「らぶりーぶっちゃーず!」
ハム子 「世羅リボン、二人、タッグ組むの?アイスリボンを代表するタッグを言えば、この私たち、らぶりーぶっちゃーずでしょう!」
もち 「せっかくなんで、私達が対戦してさしあげます。しかもつっかさんと世羅でしょ?せっかくなので私たちの巻いてるベルト、賭けません?」
藤本 「え?やりたい!やろう!やろう!」
世羅 「いくら即席タッグとはいえ、ICE×∞チャンピオン経験者二人ですよ。」
ハム子 「私たち、強い相手だと燃えるんだよね。」
世羅 「いいでしょう。私の凱旋試合であなた達から勝って、故郷に錦を飾らせて頂きます!」 

エンディングで円陣になると、
藤本「夢叶う団体でありたい。プロレスをもっといろんな人に知って欲しい。アイスリボンをもっともっと知って欲しい。そしてプロレスやりたいっていう女の子いっぱい見つけたいです。それが私の夢。その夢に向けて、私はアイスリボンでみんなと一緒にいろんな方法でプロレスを広めていきたいです。年末まで突っ走って、来年の9月14日横浜文体まで突っ走っていきますので、みなさん付いてきて下さい!ちなみに電流爆破の日程はいつですか?」
世羅「12月2日15時半、千葉ブルーフィールドです。」
藤本「分かりました。すずが出てきたとき、電流爆破でデビューしたいっていうのかと思って、ドキドキしました。そういうことじゃないんだね。早くデビューしてこの輪に入ってね。」
リング下のすず「はい!!」
藤本「この輪がどんどん大きくなりますように。プロレスでハッピー!アイスリボン!」

〈インタビュー・スペースの藤本〉

――まず今日の試合を改めて振り返ってください。
「腰を一点集中型で攻められましたね。私の弱点である腰を攻められて凄い苦戦しました。」
――改めて世羅選手の強さっていうのはどういう風に感じましたか?
「世羅は本当に相手のことをよく見てるし、お客さんもよく見てるし、視野が広い選手です。前回ベルトをかけてシングル試合したのは2年ぐらい前ですかね?の大晦日でしたが、その時とは本当に見違えるほど。技も豊富になってるんですけど、それだけじゃなくて精神的な部分、アイスを引っ張っていってるのは自分だっていう部分とか、色んなベルトを巻いてその自信が試合に表われたんじゃないかなっていうのは思います。」
――このベルトを持って大晦日という形ですが。
「そうですね!はい。本当にホッとしてます。まあ、大晦日が私のゴールではなくて、来年の横浜文体を見据えての戦いなので、あとは誰が勝ち上がってくるかっていうとこからまた研究して、防衛して、来年に繋げます。」
――トーナメントに関しては要注意人物というか、選手は誰かいますか?
「結果が番狂わせだったのが私の中で2試合ありまして、1本目は弓李とつくしの試合で弓李が勝ち上がってましたよね。あと都vsジュリアも私は絶対に100%都が負けると思ってたので、その意味では本当に先輩が勝ってあんなにガッカリしてお客さんが、え?番狂わせ!って思うのは本当、松本都ならではだと思います。本当に誰に勝っても誰に負けてもおかしくない選手だなって思います。」
――改めて電流爆破を今度やるという。電流爆破に関しの印象とかその辺はどういう風に…。
「はい。大阪で世羅が爆女王のベルトを獲った時の試合をDVDで見たんですけども、やっぱり、いつ爆破するんだろう?っていう、そこが一番のお客さんの注目度になってるのかな?って思いますね。爆破って…あれいいんですかね?(笑)。本当に世羅はカッコイイし、電流爆破する人も、凄いな、尊敬するなと思うんですけど、まさか自分がその領域に踏み入れるとは全くもって思ってなかったので、本当にこういったきっかけが、まあきっかけはすずですね。練習生の。本当にあの子の一言があったからです。こういうきっかけでアイスリボンを見る様になったんだっていうのを初めて知って、アレがなかったらやってなかったです。」
――個人的にデスマッチに関しては抵抗ないですか?
「やったこともないですし、いつも世羅のデスマッチをセコンドで見て、お客さんを守るみたいなことしかやってなかったので、抵抗あるないとかそういうレベルの問題ではなく、関わると思っていませんでした。」
――そういう未知数のリングに上がるというのはどういう思いですか?
「うーん、あのリングですずが発言した後に、拒否してしまうと、すずをも否定することになってしまうのかなって思ったから。だから今は、自分がやることで少しでもアイスリボンが広まるんだったらという気持ちです。今回はすずがデスマッチがきっかけでアイスリボンに入団した、アイスリボンを知った、この一言に尽きます。女の子が去ってしまったそのトゲが抜けた感じがしました。今日。」
――爆女王に関しては、この後テキーラ沙弥選手との防衛戦も控えてますが、12月2日は今のところ世羅選手と藤本選手の爆破マッチを行うことが決定したということでいいですか?
「私はその辺はノータッチで分からないです。ベルト賭ける云々は分かりませんが、たぶんそういうことですかね?世羅に全て任せます。アイスリボンとして爆破をやるということです。」
――試合はシングルでしょうか?
「シングルじゃないんですかね?シングルでアイスリボンのリングでやることに意味があると世羅が言っていたので、私はそれを受ける形です。世羅の気持ちは全て希望通り叶えます。」
――賛否両論あると思いますが。
「正直、今握手回りに行った時にもお客さんに“爆破やらない方がいいよ”“楽しみだよ”と、本当に賛と否がどちらともあった握手回りでした。それは覚悟の上ですけども、どういう形であれアイスリボンという団体が広まって、それがきっかけでも一人でも多くの方が観に来てくださって、そして、すずのような子がアイスのリングに現れたら、それが賛になるのかなって思います。」
――藤本選手本人は今どういう気持ちでいますか?
「自分の気持ちは今は置いといて、アイスが広まるなら、もうやるって言ったからにはやるみたいな感じです。やっぱ怖いですし、正直。火傷したらどうしようとか、何着ればいいんだろうとか、怪我したらどうしようとか、色々マイナスなことを考えて、ぶっちゃけ怖いですよ、本当に。はい。だけど世羅がまた思い悩んだりしてアイスリボン辞めたいとか言ってしまったらそれはそれで嫌だし、やっぱり自分の団体で夢を叶えられないっていうのは団体の意味がないので、それを叶える場を作ってあげたいです。(試合後は)爆破でハッピーって叫べたらいいです。」

〈インタビュー・スペースの世羅〉

「(今日の試合は)残念な結果に終わってしまいましたけど、なんか、自分の中でモヤモヤしてたものが今日で全部消えたなって、よかった~って感じです。負けて悔しいはずなのに、なんかちょっと勝った気分ぐらいハッピーです。本当に何もかもがまとまったというか、藤本つかさはゆるがないみたいな記事を見て、私がこれ以上言っても無理なんだろうな、勝つしかないんだろうなって本当に思ってたけど、負けた瞬間本当に諦めて、違う人探しますって言ったとおり、あの気持ちだったのが、すずちゃん!すずちゃんのお陰でもう、私がやって来たことは無駄じゃなかったんだなって、初めて肯定された気がしました。今までデスマッチやってて、お客さんとかは、凄かったよ、楽しかったよって言って下さってたけど、こっちサイドってどうだったんだろう?っていう、片付けとかもやってくださって、私に凄い付き合わされてる人達ばっかりで、みんなたぶんもう私がデスマッチやってるの見たくないだろうなって勝手に思ってラストデスマッチとかもやっちゃった面があったので、本当に救われました。すずの一言で本当に救われました。心の底からお礼を言いたいです。足向けて寝れません。すずが言ってくれなかったら、あの人は動かなかったと思うので、やっぱりあの人は自分のためとかよりはアイスリボンのため、今後のためを思って試合をしている人だから、やってくれることに感謝と言うか、私は本気で爆破させますけど、藤本つかさをドカ~ンさせますけど、今はちょっとハッピーでいっぱいです。」
――沙弥選手に勝ったらタイトルを賭けますか?
「勝ったらもちろん爆女王賭けないと意味がないと思うので。私はこのベルトを広めたい。アイスリボンに浸透させたい。ていう気持ちで藤本つかさに対戦を申し込んでいたので、もちろんテキーラ沙弥に勝ってこの防衛戦をやりたい。テキーラ沙弥に勝って藤本つかさに勝って、今後も色んな人とドカンドカンやっていきたいと思っているので、これを浸透させるまでは私がずっと持ち続けたいと思ってます。」
――改めてアイスリボンで電流爆破をやることへの思いを聞かせてください。
「藤本つかさが、どんな形であれデスマッチをやるっていうこと自体が嫌な人が多かったと思うんですけど、どうなんでしょう?嫌な人いるんですかね?ちょっと分かんなくなってきちゃった。会場の反応を見た感じだと、やれ~!みたいな感じだったので。私はもう楽しみで仕方ないです。初デスマッチですよね?藤本つかさ史上初デスマッチを自分でやれるのはやっぱり上手く引きずり出せたなっていう気持ちでいっぱいですけど、どうなんだろう?きっと彼女の今までの経験を全て持ってきてデスマッチに挑んでくると思うし、どんな格好で出てくるかも分かんないですけど、それが見たいです、私は。藤本つかさの全てプラスデスマッチみたいな。新しい藤本つかさを見れるんじゃないかなって思ってます。」
――デスマッチの前に世羅選手の地元でリボンタッグへの挑戦が決まりましたが。
「タッグ組んだことあんまりないんですよ。戦ってばっかりだったので。どんな連携が出来るかも想像がつかないですけど、ただそれがタイトルマッチになるなら本気で獲りに行きたいと思っているので、面白くないですか?タッグチャンピオン同士が電流爆破マッチって。すげー面白いと思うので、絶対獲ります。地元ですし。」
――大晦日のメインから外れたわけですが。
「大晦日メインに立ちたかったですけど、負けたからには爆破防衛、防衛して、私の領域でリベンジしたい相手がいるので、そいつを指名したいと思っています。」
 

11月10日アイスリボン道場マッチ914試合結果

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「アイスリボン919」
2018年11月10日(土) アイスリボン道場
14時00分試合開始/13時30分開場
観衆:79人

◆第1試合 トライアングルリボン15分1本勝負
〇松屋うの(6分29秒 牛とじ)ジュリア×
※もう1人は松本都


【第1試合】
当初、予定されていた直vsジュリアが直の欠場でカード変更となり、急遽、実現したトライアングル戦は元トライアングル王者の都と、前回のトライアングル戦でもちからフォールを奪う金星を挙げたうの、そしてトライアングル初挑戦のジュリアという顔合わせ。翌日のせらリボンでは乱丸を加えてのトライアングルを控えた都とうのにとっては前哨戦でもあった。
ゴングと同時にうの&ジュリアのダブル攻撃を受けた都だが、それをしのぐと、この日がアイスリボンでの初レフェリングとなったNOAHの西永レフェリーを巻き込み、重ねて倒したジュリアとうのにおてんばダッシュを強制。さらに2人まとめてのコブラツイストを決めたりと、都のペースになっていく。しかし、乱戦の中、うまく都を場外に落としたうのはその間にジュリアを捉え、最後は丸め込みの牛とじでフィニッシュした。
試合後、ジュリアは「今日は初めての3WAYマッチで、相手がうのさんと都さんで久々に寝る前に明日嫌だって気持ちになりました。都さんはアイスリボンの化け物だなと思いました。いつも人のこと化け物って言ってくるんですけど、化け物は松本都さんだなと思います。明日はトトロさんと自分はライバル関係と思っているんですけども、こうやって組むこともたまにはいいな~と思っていて、明日はその試合が凄く楽しみです。頑張って二人で勝ちたいと思います。」と語り、 都は「3WAYは頭が良いから凄い得意なんですけども、今日は高みの見物をしていたら試合が終わってしまって凄いショックだったんですけども、でも明日に向けての準備運動は万端なので、明日は頑張って勝ちます。乱丸さんはこっち側の人間だし、意思の疎通も取れてて息がぴったりなので、うのさんに恥をかかせた上で明日は勝ちます。」と翌日のリベンジを宣言。
うのは「先週の大阪でのトーナメント一回戦の前までは、調子が良かったんですけども、大阪でテキーラ沙弥に負けてしまいました。いつも大事なところで勝てなかったりするのが自分の弱みなのかな~と凄く思いました。でも今日3WAYやってジュリアから勝つことが出来たのでまたちょっと自信がつきつつあります。乱丸さんはどんな方か分からないので、都さんからスリーを取ります。」とせらリボンでの都狙いを公言した。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&×朝陽(10分39秒 ギブアップ)宮城もち&つくし〇
※トゥインクルスター・ロック


【第2試合】
せらリボンで行われるリボンタッグ前哨戦として、藤本vsもちの駆け引きが注目される中、中間テストで社会の得点が悪かったという朝陽は社会科の教員免許を持つ藤本を「先生」と呼びながら、藤本の先兵として必死のファイトをみせる。 つくしに捕まった朝陽だが、アシストに入った藤本はつくしに対して「初代内閣総理大臣は誰だ?」と問題を出し、つくしは「小渕……?」と答えると藤本の強烈なサッカーボールキックが炸裂。その後、チェンジした朝陽は「先生!自分は答えが分かります!野田官房長官です!」とトホホな展開。しかし「初代総理大臣は伊藤博文だ!」と逆に朝陽を混乱(!?)させたもちは藤本を牽制しながら、攻め時をつくしに託すと、最後はつくしがミサイルキックっからのトゥインクルスターロックで朝陽からギブアップを奪った。




試合後、朝陽は「藤本さん、どうして今日初代内閣総理大臣の話になったのでしょうか?自分は今日たくさんお仕置きされました。」と藤本に問いかけ。「中間テストで社会の点数が悪かったんだよね。私社会の教員免許持ってるからさ~。え?何点だったの?やっぱ言わない方がいいかなぁ?」と藤本が返すと、朝陽は「お伝えしませんでしたっけ?さんじゅう…。」と言いかけ、藤本が慌てて「やめなさい。」と制すも「30?…あれ?でもなんだろう?つくしやくるみを見てるから意外と30点台って聞いても高い気がする。」と語り、朝陽が「自分が野田官房長官って言ったら(つくしが)すげーって言いました。」とチクリ。
思わず「バカタレーつくし。」と藤本。
朝陽は「今日は藤本さんとのタッグということでつっかヘアにしてみたんですけど、どうですか?藤本さんとは滅多に組む機会がないので今日は凄く嬉しかったです。」と語った。そしてつくしは「朝陽さんと5歳の差がありまして、5歳人生の先輩から言えることは、今のうちに勉強しておいた方がいいよ。21歳になって恥ずかしい思いしてるから、今できることを精一杯頑張ってください。明日は世羅さんの凱旋試合で大事な第一試合を任せられたので、妹加ちゃんとの珍しいタッグ頑張りたいと思います。」と自分の経験から朝陽に説得力のあるアドバイス。 もちは「おバカに囲まれて頭がちょっと良く見えて良い気分になりました。初代内閣総理大臣は伊藤博文です。覚えておいてください。ひとまず妹加さん準決勝進出おめでとうございます。ちょっとイラっとされたのかもしれませんが、私は妹加さんには負けません。ユキには申し訳ないんですけど決勝はフランクシスターズのどちらかと激しくぶつかりたいと思っております。」とこの日のメインで勝利した妹加を牽制し「そして明日、世羅の凱旋です。私が凱旋するときに世羅のベルトに挑戦しました。世羅は私より後輩ですけども、凄い頼もしかったし、世羅が相手でよかったと思いました。なので明日は私が世羅の対角に立って対角がもちさんでよかったって言われるように頑張ってきたいと思います。そしてベルトも渡すことはないでしょう。」と語ると藤本が「いいこと教えてあげる。もちの今年の集大成はらぶりーぶっちゃーずじゃないよ。フランクシスターズだね。らぶっちゃを組んでることは惰性に感じます。私はらぶりーぶっちゃーずよりもフランクシスターズのもちの方が輝いてみえる。本当はらぶりーぶっちゃーずよりフランクと組みたいんじゃないの?だから明日私と世羅がベルトを獲って、らぶっちゃの呪縛から解放させてあげます。」ともちに斬りこむ。



 

もちは「つっかさん、フランクシスターズめっちゃ楽しいです。なのでフランクシスターズ今後もガッチリやってきたいと思っております。じゃあらぶりーぶっちゃーずはどうなるのか。らぶりーぶっちゃーずは解散しません。私たちが組んでることが惰性に感じるって言いましたよね?それはらぶりーぶっちゃーずが皆さんの前でベルト獲れなくていつも負けて大事なところで結果が出せなくてっていうカッコ悪いところしか見せてないからそういう風に見えているんだと思います。私はらぶりーぶっちゃーずは今からのタッグだと思います。遅咲きですけども、いまからの色んな喜びやチャンピオンである自信を皆さんの前でこれからも見せて行きたいと思っております。なので明日私たちがベルト獲られるっていうことはないです。そして私は年末二冠になりますから。」と逆に二冠獲りを宣言した。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤田あかね&〇テキーラ沙弥(10分54秒 テキーラ・ショット)雪妃真矢&トトロさつき× 




【第3試合】
せらリボンでのトーナメント2回戦でぶつかる雪妃とあかねの前哨戦。また2回戦でくるみに挑む沙弥はトトロを仮想くるみに見立てて気合の入った攻撃を見せる。手の内を知り尽くした雪妃とあかねはお互いを牽制しつつ、互角の攻防を展開していく。さらにお互いのパートナーをうまくリードしながら、試合を進め、雪妃の蹴りとトトロの重量級の攻めが沙弥をギリギリまで追い込んでいったが、逆にトトロを捉えたあかねが変形バックフリップに決め、そこへ沙弥がムーンサルトの追い討ち。最後は沙弥の新技、横回転式に丸め込むテキーラショットに押さえ込まれカウント3を奪われた。
試合後、トトロは「先週の大阪大会でユキさんに負けて今日の試合で沙弥さんにも負けて、結果に関しては凄い悔しいんですけども、でも、大阪大会でユキさんとの試合を通じて私はとてつもなく大きいけど揺るがない目標を手に入れたので、そこに向かって真っ直ぐ突き進んで行こうと思いました。そして明日のせらリボン、さっきタッグを組む相手がああいう言い方をしてくれたのが、嬉しいので、明日は二人で勝ちます。」と語り、
雪妃は「明日の前哨戦としては負けてしまいましたが、あかねさんとのシングルは何度目になるかなと思うぐらい戦ってきてると思います。そして私は最近あ~お酒飲みたいとかっていうテンションで、あ~ベルト欲しいと思うんですよ。シングルのベルト欲しいなって。最近ちょっとじわじわとシングルを巻きたい人の気配を感じてきて、ワクワクしてます。トーナメント盛り上がってくる感じするなと思っています。なので、こんなところで負けるわけにはいかないのです。私はトーナメント最後まで駒を進めて年末にそのベルトに挑戦します。明日は絶対負けません。」と語ると藤本から「ねえユキ、明日のメインイベントのタッグ選手権どっちのセコンドについてくれるの?」の質問が。
雪妃は「世羅さんの気が多いのは最初から分かってることなんですよ。別に今更驚きもしないんですけど、ただみなさん、週プロモバイル読みました?私はひっそりと読みました。藤本さんと世羅さんの記事を読んだところ、アジュレボのアの字も出てこないわけですよ。つっかさんとベルトを獲ったらワクワクしますね~みたいな。防衛できるだけしたいです~みたいな。もう勝手にしなさいよと。好きにしたらいいじゃない。私は私でシングルって目標が今はありますから。別にいいんです。世羅さんが誰と組もうと誰とベルト獲ろうといいんです!気にしてません!全然これっぽっちも。一切この1ヵ月間そのことについて考えることなんて全くない。タッグについては一切全然気にならないので、(※この後も延々愚痴る)なので明日はニュートラルコーナーにつきます。」と回答した。
あかねは「おユキとは明日でたぶん5回目のシングル、1勝1敗2分けなんですよ。ただ最近でいうとシングルでは自分の方が負けたので、でもタッグだとこの間勝ったので、みたいな感じなんですよ。ただ、おユキとはトーナメントでも楽しめそうな感じがするので、そして1コ、メンタル的な要素では自分の勝ちなんですよ。だって世羅さんのことでちょっと動揺してるんでしょ?あのね、フランクシスターズは依存してないから。3人で楽しくやってるけども、らぶっちゃもあるし、この間のThis isもあったし、幸せマシーンズ、W藤田もあるわけで、個々でやりつつも、3人でやったら楽しくやるのがフランクのコンセプトでして、明日はとりあえずおユキに勝って、くるみさんがてっちゃんに勝って、もっちゃんが妹加に勝って、お、フランクばっかりですけどどうします?って、年末で誰かがそれを獲れば今年の初めに行ったフランクのベルト総なめがまだチャンスがあったわけですよ。(もちに)出来ればやらせてくださいよ、ワシに。だってやっていんだもん、あれ。(と、藤本のICEのベルトを指差す)ワシまだ(挑戦)してないから。だから明日は通過点ですので、(雪妃は)世羅さんのことだけ考えておいてください。」と語り、
沙弥は「明日はくるみさんとのトーナメント2回戦です。くるみさんはハタチで10周年を迎える若さ。35歳で3周年を迎えます。この年の差、キャリアの差あるんですけど、くるみさんとはシングルを一度していて、その時の戦績は5分1本勝負でドローだったんです。だから負けてないんですよ私。だから可能性は十分にあると思ってます。ここはくるみさんが勝つと皆さん思ってると思うんですけど、私負けてないんで、絶対勝てると思ってます。」とくるみ超えを宣言した。

◆第4試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント2回戦
時間無制限1本勝負
〇尾﨑妹加(9分14秒 片エビ固め)華蓮 DATE×
※ダイビングセントーン
※尾﨑妹加が11月24日横浜リボンでの準決勝に進出。宮城もちvs尾﨑妹加決定。 

 

【第4試合】
メインは準決勝進出を賭けた妹加vs華蓮のトーナメント2回戦。シングル初対決でもあった2人の一戦は、序盤から妹加のパワーが爆発。セントーンから逆エビ固め、エビ反り逆片エビ固め、ベアハッグと猛攻に出る。蹴りを駆使しながら反撃に出た華蓮はサッカーキック、高角度回転エビ固めからの腕十字、スイングDDTを繰り出すが、再び妹加がパワーを駆使し、アルゼンチン・バックブリーカーで華蓮を絞め上げ、最後はコーナーでのダイビングセントーンを決め、華蓮に快勝しもちとの準決勝へとコマを進めた。


試合後、もちがエプロンに上がり、妹加を挑発。これに妹加が切れ、殴り掛かるシーンも見られるなど、早くも臨戦態勢に入っているようだ。
敗れた華蓮は「この試合に勝てば2回戦も突破出来たし妹加さんに勝ったっていうことで成長を見せることが出来たのに、負けてしまいました。今日の経験を糧にもっと前進したいと思います。」と語り、
妹加は「今日華蓮は直の分まで勝ちにいくと言ってましたが、私だってキューさんの分までと思って挑んで勝ちに行ったので、私だけの力じゃなくて、キューさんと約束したんです。トーナメントで優勝して、年末つっかさんからベルトを獲るよって。キューさんの分まで私頑張るよって約束してるんで、さっきもちさんがおめでとうって言ってきて、ちょっとイラッとしてつっかかちゃいましたけど、冷静に考えるとなんてしょうもない誘いに乗ってしまったのかなって、私が短気なんで挑発されるとすぐカッと(なって)行ってしまうんですけど、そういうところが隙になってしまうので、もう一切そういう誘いには乗らないことにします。私はもちさんではなく年末を見ているので、私がベルトに挑戦してつっかさんに勝ちます。明日は久しぶりにつくしさんと組んで勝って弾みをつけたいと思います。」と語った。
そして最後に座談会をリングサイドで聞いていた西永レフェリーに藤本が「そして今日初めてアイスリボンに西永さんが参戦してくださいました。ありがとうございました。女子のリングはいかがでしたか?やっぱりビシっと締まるなと思いました。」と感謝の意を述べると西永レフェリーも「とても楽しく出来ました。初めての選手が多かったんで、どういう試合になるのか分からなかったんですけど、凄い皆さん素晴らしいレスリングするなと思って、また機会があれば裁かせて頂きたいと思います。ありがとうございました。」と語った。
 

11月11日『せらリボン4』 試合結果

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世羅りさ地元凱旋大会『せらリボン4』 
2018年11月11日(日)12時30分開場/13時00分試合開始 
観衆 249人(満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負 
○尾崎妹加&つくし (11分51秒 エビ固め) トトロさつき✕&ジュリア 
※ダイビングセントーン

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負 
○松本都 (0分38秒 体固め) 救世忍者乱丸✕
 ※もう1人は松屋うの 
 

再試合
○松屋うの (6分09秒 牛とじ)松本都✕ 
※もう1人は救世忍者乱丸

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負 
グンソ&○青木雄基 (12分59秒 スモールパッケージホールド) 菅沼修&金龍✕ 

◆第4試合 ICE?∞次期挑戦者決定トーナメント2回戦 
時間無制限1本勝負 
○柊くるみ (7分44秒 人でなしドライバーホールド) テキーラ沙弥✕ 

◆第5試合 ICE?∞次期挑戦者決定トーナメント2回戦 
時間無制限1本勝負 
✕藤田あかね (9分44秒 片エビ固め) 雪妃真矢○
※スノウトーンボム

◆第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負 
[王者組]○星ハム子&宮城もち (16分15秒 片エビ固め) 藤本つかさ&世羅りさ✕[挑戦者組]
※ダイビングボディプレス 
※第43代王者4度目の防衛に成功
 


11月17日アイスリボン道場マッチ921試合結果

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「アイスリボン921」
2018年11月17日(土) アイスリボン道場
14時00分試合開始/13時30分開場
観衆:80人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇松屋うの(6分17秒 ギブアップ)トトロさつき×
※アンクルホールド


【第1試合】
調子の波が激しいものの、現在、絶好調のうのと黒星が続いているトトロのシングル戦。序盤はトトロがウエイトを活かした攻撃を仕掛け、うののスタミナを奪っていくが、うのはグランドでの関節技にトトロを誘い込み、トトロのペースを乱していく。最後はトトロの逆片エビ固めに苦しんだうのが、トトロのカミカゼからのダイビングセントーンをかわすと、スタンディングのアキレス腱固めから自らテイクダウンしてのアンクルホールドでギブアップ勝ちを飾り、絶好調ぶりをキープした。
試合後、トトロは「今日はうのさんとちょっと前のピースパぶりにシングルマッチやって、負けていろいろ思いのたけを言おうと思っていたんですけど、正直、さっきの(座談会前のマシーンズの乱入)で全部飛んで行ってしまったので…まあ、気持ちを切り換えろっていうことだと思うので、次は絶対勝とうと思いました。」と語り、 うのは「また段々と調子が出ている松屋うのです。前の座談会でベルトがほしい、ベルトを狙っていると発言しました。その気持ちはあきらめていません。トーナメント1回戦で負けてしまったので、シングルのベルトは遠のいてしまいました。タッグのベルトは私、そもそもパートナーがいないのでチャレンジできないなって思っています。この勢いでトライアングルだったら挑戦できるんじゃないかと、今、思っています。実際に3WAYでもちさんと都さんから勝っている実績もありますし、10月の両国大会で、自分、あかねさんからスリー取っています。なので、トライアングルのベルトに挑戦する権利があるんじゃないでしょうか?」とトライアングルリボン挑戦をぶち上げた。うのの言葉を厳しい表情で聞いていたあかねがマイクを手にした。
あかね「権利はあると思うけど、トライアングルだったらって言い方、止めてもらっていいですか。これが無理だから、これがってなんなの!お前、ルールわかってんの?ハードコアだよ。やったことある?」
うの「ありません。」
あかね「できる?」
うの「できます!」
あかね「お前なあ、軽々しく挑戦したこと、後悔するとか、そんなレベルじゃないくらいボコボコにしてやるから覚えておけ。」
うの「覚えておきます!」
藤本「(次の横浜リボンで)決定でいい?あと1人は…。」
あかね「あと1週間ですよねえ…しかも、その日、けっこうかぶっているんですよね、興行。困ったときの…?」
藤本「困ったときの…?」
お客さん「趙雲子龍!」と揃うと拍手。
あかね「前回、もう1人が趙雲さんだったんですよね。自分、お鍋でカンカンされるぐらいしか当たってなかったので、趙雲さんともっとガッチリやりたかったなって思うので、困ったときの趙雲子龍で!」
藤本「リングネームを“困ったときの趙雲子龍”にしましょうか!趙雲さんもすごい悔しいみたいなこと言っていたから、たぶんスケジュールさえ空いていれば、大丈夫だと思います。」
結果、趙雲の了承を得て、王者・あかね、挑戦者・うの、推薦者・趙雲のトライアングルリボン選手権が11月24日横浜リボンで行われることが決定した。 

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負 
藤本つかさ&〇華蓮 DATE(8分32秒 エビ固め)松本都×&朝陽
※みやここクラッチを切り返し


【第2試合】
藤本と都、華蓮と朝陽、ダブル同期対決のタッグマッチは、スタートから都、朝陽がぎくしゃくした状態となり、そこを衝いた藤本と華蓮が好連係を活かして先制攻撃を仕掛けていく。反撃に出る都だが、藤本、華蓮にしっかりと切り返され、朝陽も必死の攻めを仕掛けるも藤本、華蓮組の試合ペースを乱すには至らず。最後は華蓮のカサドーラを踏ん張って前方に叩きつけた都がみやここクラッチに入るが、これを華蓮がリバース。ガッチリと両足を抱え込み、そのままカウント3を奪取した。
試合後、都は「今日は全然、負けてないんですけど、パートナーに恵まれなくて、プロレスのルールもあんまりわかっている感じしないし、最初から口ごたえしてきて、すごい可愛くないなって思いました。組むならもっと可愛い子と組みたい。言うこと聞いてくれる人と組みたい。シングルのトーナメントが残念な結果に終わってしまったので、でもベルトはほしいし、今年の最後、10周年の締めくくりということでほしいし、トライアングルいいなって思ったんですけど、決まってしまったし、いいパートナーを見つけて、タッグとか狙いたいなって、ちょっと思ってしまいました。組むなら言うことを聞いてくれる、私の舎弟みたいな人がいい。横浜とか、来週ありますけど…いいパートナーと組みたいので、宜しくお願いします。年末に向けていい結果を残したいので。」と語り、
朝陽も「都さん、今年の5月5日、シングルさせていただいた後に、自分のこと“かわいいね~♡”って言いましたよ。(「今はもう可愛くない!」と都)でもパートナーに恵まれなかったっていうのは、自分のセリフなんじゃないでしょうか。不安しかありませんでした。もしかしたら都さんが奇跡を起こして勝ってくださるのかなとか、ちょっとだけ思ってました。少し残念でした。」と敗戦の弁。
都からフォールを奪った華蓮は「今日は久々に都おばさんと戦ったんですけど、前回、久々に自分が都おばさんから負けて、ちょー悔しかったんですけど、今日、都さんから勝てて、先週トーナメントから敗退しちゃった悔しさもぶつけられて、めっちゃ清々しい気持ちです。今日、久々に組長とも組めて良かったです。」と語ると藤本が「うん!すごいいい連係だった!新ベストフレンズ的な感じだよね!」と笑顔を見せるが、華蓮は「……組長、そういうこと言うから、中島安里紗さんが怒っちゃうんですよ。」と返す。
「だって、いい感じだったじゃない。ドロップキック息合ってさあ、本当に新ベストフレンズみたいな感じで…。」という藤本に「だから!そういうこと言うからダメなんですよ。いい加減、そろそろ大人になってください。自分、24日の横浜は参戦できないんですけど、中島さんとのベストフレンズ見たいです。」と本物のベストフレンズを要求する華蓮。
「え?安里紗と私のベストフレンズ、見たい?」という藤本に「見たいです。(観客に)見たいですよね?(と問いかけ拍手を受ける)」と華蓮。
藤本は「そうだね。そろそろ私も大人になった方がいいね。わかりました!中島安里紗、オファーします!」とし華蓮は満足気に「よろしいです。」と語った。
と、ここで朝陽が藤本の元に詰め寄る。



朝陽「ベストフレンズですか!?自分、横浜出ます。ベストフレンズ、自分、戦いたいです。」
藤本「いいの?中島安里紗だよ。この前、後楽園でボコボコにされて泣いてたじゃん。」
朝陽「泣いてましたけど、自分、ちょっと語りたいです。自分、初めてアイスリボンの大会を観たのが(去年の)5月4日の文体なんですけど、そのとき初めてベストフレンズを見ました。ドロップキックの連係とかすーごいかっこいいですよね!だって藤本さんが“安里紗!”って呼ぶと中島さんが飛んできて、中島さんが“つっかー!”って呼ぶとつっかさんが飛んでくるんですよ。タッグ中のタッグだなと思って、あのペアのコスチュームもペアコスなのにお互いの個性が出ていて、すごいいいなって思って!だから、横浜…。」
藤本「戦いたい?」
朝陽「はい!中島さんのジャーマンもキューティスペシャルも、心がちょっと折れましたエルボーも顔面キックも全部好きで、あのきれいな顔も、サラサラな髪も、なんなら右側の眉毛も目つきも中島さんのこと、全部好きです!いつも、ベストフレンズさんは強いタッグチームとかベテランタッグの方と試合するイメージが強いと思うんですけど、横浜、対戦相手に、アイスリボンの新人、朝陽なんていかがですか?」
藤本「すごい…ここまでプレゼンされたら断れないですよね。わかりました!安里紗がOKだったら、朝陽、対角に組ませていただきます。」
朝陽の申し出を受けてベストフレンズに朝陽が挑む一戦が決定した。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負 
×ジュリア(6分51秒 片エビ固め)つくし〇
※ダイビングフットスタンプ



【第3試合】
つくしのキャリアリセットにより同期となった2人の初シングル戦。スタートから動きの早い展開が続く。さらに両者が相手の技を読みながら、切り返しの技を仕掛けていくなど、初めてのシングル戦とは思えないほどに、両者が積極的な攻防をみせ、熱の入った好試合となった。最後はつくしがカウンターのダイビングエルボーをヒットさせ、一気に飛距離の長いダイビングフットスタンプでフィニッシュしたが、おそらく戦いを重ねて行けば、さらに濃い内容が期待できる顔合わせだった。
試合後、ジュリアは「私はデビューしてから、つくしさんといっしょにいる時間が長くて、仲がいい人とかができない最初の頃とかも、つくしさんが唯一、よく声を掛けてくださって、話す機会がすごく多くて、つくしさんがいたから毎日、楽しく…(涙ぐむ)。
けっこうタッグとかで試合させていただくことが多いんですけど、今日、初めてシングル当たらせていただいて、いつもよりもすごい緊張しちゃって、本当に尊敬していて、組むよりもつくしさんとは戦うほうが好きだなと思って。これからも試合したいです。」と涙を見せながら、つくしへの思いを語り、
つくしも「自分も友だちがいないし、アイスリボンの中でそういうことを言ってくれる人も少ないので、唯一ジュリアさんが言ってくれるのが、すごい嬉しいです。ジュリアさんとは初シングルマッチだったんですね。組むよりも対戦した方が楽しいって思える人がいるって、レスラーとして幸せだなと思うので、ずっとそういう関係でいたいなと思っています。また、シングルマッチ、お願いします!」と再戦を願い出た。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
×藤田あかね&雪妃真矢(16分37秒 片エビ固め)弓李&尾﨑妹加〇
※ダイビングセントーン



【第4試合】
11月24日横浜リボンで行われるICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝に出場する雪妃と妹加。雪妃はもちと、妹加はくるみと、いずれもフランクシスターズとの対戦となる。両選手が準決勝を突破した場合、決勝でぶつかる可能性があるだけに、試合は自然と熱が入る戦いとなった。序盤は8月18日『アイスリボン904』大会以来となるGEKOKU娘を結成した弓李と妹加がチームとしてはいまひとつ息の合わないあかねと雪妃をタッグワークで圧倒していくが、徐々にあかね、雪妃も個々の力を発揮し、試合を引き戻していく。
終盤には雪妃が妹加の腕を狙った攻めを仕掛けていき、その猛攻に耐えながら妹加が反撃するという、シングルマッチを思わせる攻防を展開。最後はあかねと妹加が一進一退の攻防を見せる中、あかねが妹加を抑え、フォローに入った雪妃がハイキックを見舞うも、これがあかねに誤爆。このチャンスにGEKOKU娘が好連係で一気にあかねを捉え、妹加のダイビングセントーンにあかねが沈んだ。
試合後、あかねは「(雪妃に)やっぱ(息が)合わないねえ。ここぞというときに合わないねえ。なので、もう組むのはいいかな…。横浜はトライアングル…趙雲さんが受けてくれることを信じて、来週、頑張ります。」と雪妃とのタッグ終結を宣言。
一方の雪妃は「お互いタッグパートナーいますしね。対角に立っていましょう、私たち。妹加とは、次、私、くるみさんとトーナメントで当たるのが決まっていて、くるみさんに勝てれば、もちさんと妹加の勝者と当たる…もしかしたらシングルで当たるかもしれない相手なので、(今日の試合では)意識しました。本当に私はもう何度も言ってますけど、トーナメント優勝するってことしか頭にないんで、くるみさんとのシングル、ものすごい強敵なのはわかっているし、私、たぶんデビュー記念日の横浜リボンでおととし、くるみさんとシングルをしているのかな。なんかそういう周年の節目でくるみさんと当たるっていうのは巡りあわせかなと思うので、絶対今回はくるみさんに勝って、(もちと妹加の)どちらかの勝者とやって勝って、大晦日は私が挑戦します。」と横浜、そして大晦日への思いを語った。
そしてGEKOKU娘。妹加が「久々のゲコむす、すごい楽しかったーっ!しかもお互い、いろいろ試合を重ねてきて、強くなった上で組めたってことは嬉しいことだと思います。でも今、私はシングルトーナメントに残っているので、もうちょっと頑張ってきます。もっともっと強くなって、次はタッグベルトも、私は考えているので…。」と語ると、
弓李が妹加のマイクを奪い取って「そうしたら妹加ちゃんが決勝、優勝って進んだら、タイトルマッチして、勝ったらベルト巻けるじゃん。もし、そこでタッグのタイトルマッチしたら、二冠になれるじゃん。すごくない?」とあおる。
「はい!すごいです!」と妹加。弓李が「すごいよねえ。頑張って!」と語ると、話の流れに疑問を感じた妹加は「?きゅーさんも頑張るんですよ?なんか私ばっかりみたいな感じですけど、きゅーさんといっしょに協力しないと勝てないんで。でもその前に私はシングル勝って、きゅーさんに見せに行くんで。横浜、まず勝つぞーっ!」と横浜でのもち戦に必勝を期した。


そしてメイン終了後、座談会が始まろうとするタイミングで、突如、花道から幸せマシーンズ1号、2号が姿を現した。騒然とする場内。リングにゆっくりと上がった2人は、ダメージが残りロープにもたれかかっているあかねの元に詰め寄った。
2号「藤田あかね、何やってんだよ!一体、いつになったらやるんだよ?休んでいる場合じゃないだろう。え?マシーンズでやるんだろ!」
あかね「じゃあ、ギャラ安くしろよ。」
2号「ギャラ安くしろって、お前が払うんじゃねえだろうが。」
あかね「はぁ?そんな家賃何か月分も払えるわけねえだろうが…。」
2号「マスク、持ってこい、マスク!早く持ってこい!」
あかね「マスク?今、動けん!」
2号「行け、早く!」
1号「持って来い!行け、ほら!」
あかね「ちょっと…持ってきて。上にあるから…って、なんなの、これ、マジで?」
2号「やるんだろ?」
1号「(あかねに)立ちなさいよ。」
あかね「待て…(とゆっくり立ち上がる)。今、(試合)見たでしょ?」
2号「何を待つんだ!見てねえよ!見てるわけねえだろ!」
1号「立ちなさい、早く。練習しないと。痩せなさいよ。」
あかね「この空気何とかしてくださいよ。」
1号「知らねえよ、遠いところから来たんです。(2号を指差し)もっと遠いんだ、この人。すげーめんどくせえんだ、呼ぶの。さっきまで連絡取れなかったんだ。“はい”しか返ってこないんだ。」
※マスクがあかねに。
1号「ちゃんと持ってきてるんだ、ちゃんと。かぶって試合やれよ。リーダーでしょ、あんた。かぶんなさいよ。」
※マスクをかぶるあかね。
2号「藤田あかねがはっきりしないから来たんだ、今日。こいつが悪い(とあかねを指差す)。」
1号「幸せマシーンズをやるからと言って、このマスクがほしいと言ったんです。リーダーはこの人です。でも何もやらない。」
2号「どうすんだよ、やるのか?」
あかね「やる、やる。」
2号「やる?何をやるんだ?いつやるんだ?言ってみろ!」
あかね「えーっ!いつやります?」
1号「リーダーなんだから、決めてくださいよ。」
2号「1月5日だよ、1月5日。」
1号「やる?」
2号「よし!決まりだ!」
※1号が持ってきたコンビニ袋から缶酎ハイを出す。
1号「ほら、食って、飲んで。」
2号「乾杯、乾杯。」
※3人で乾杯し、2号があかねのマスクを脱がし、あかねが酎ハイを飲む。
1号「じゃあ、1月5日、やるってことで。ありがとうございます。」
あかね「(2号に)マスク、返して。」
2号「やるのか?」
あかね「やる、やる。」
2号「ボランティアじゃねえんだぞ、お前。」
あかね「わかった。」
1号「1月5日、やるんだな?」
あかね「やる、やる。」
2号「よし、写真。」
※あかねがマスクをかぶり、3人並んでポーズ。そこにジュリアが後方から1号に襲い掛かる。1号の腕に噛みつくジュリア。慌てて逃げようとする1号、2号にジュリアがリングから蹴り。さらに追いかけて背中を押し花道に戻す。



ジュリア「でてけ!お前のせいで負けたんだよ!お前のせいで負けたんだよ!出て行け!」
※リングに戻ってきたジュリアがマイクを持つ。
ジュリア「あいつがアイスリボンに関わっているのが、すごい嫌なんですよ、自分は。だってなんか、来て、メイン終わって、いきなり入ってきて、メインの余韻とかあるじゃないですか。それを全部ぶち壊しにして、わけのわかんないことやって、何がしたいのか一切、わかんないし、あいつに技とか教えてもらってなかったら、私、トーナメント1回戦で松本都に負けてなかったし、あいつのせいで負けたし、今日だってあいつのせいで負けたし…。」
藤本「今日?今日はちがうんじゃ…。」
ジュリア「あいつがいるから、あいつのせいで邪魔されてるんです、団体が。全部、あいつが悪い。じゃあ、(自分たちが嫌なら)リング降りろとか(マシーンズが)言ってたけど、ここはアイスリボンのリングだし、何がしたいか一切、わからないし、だから今日、私は鈴木秀樹にもらった噛みつきっていう技で追っ払ってやりましたけど、私は本当に関わってほしくないし、週プロの(グラビアで載っていた)アイスリボンのメンバーの中に鈴木秀樹とケンドーカシンがいるのもすごく嫌だし、なんでいるの?何、してんのって感じだし、マジで、ぶちのめしたいなって思いました。」
藤本「ぶちのめす…の?ぶちのめす?」
ジュリア「ぶちのめしたいなって思った。以上。」
藤本「ぶちのめすとかいうと、また試合しなくちゃいけなくなっちゃうから…。」


ジュリア「じゃあ、あの人たち、何とかしてください、取締役!」
藤本「丸投げされた~(苦笑)。あのう…何も発言しないことが一番ぶちのめす方法だと思うので、私は関わりません。」
あかねが幸せマシーンズを始動させるのか、ジュリアが鈴木秀樹への“リベンジ”に動くのか…今後の展開が注目される。

11月24日『横浜リボン2018・Nov.』 試合結果

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アイスリボン横浜大会「横浜リボン2018・Nov.」
2018年11月24日(土)関内・ラジアントホール
11時30分開場/12時00分開始
観衆 303人(満員)

オープニングで全選手が入場したのち、藤本が代表の挨拶。
その後、ICE×∞選手権次期挑戦者決定トーナメントのセミとメインを決める抽選会が行われるために、美央を呼び込んだ。ここで、抽選会の前に美央から挨拶。
「二人目を妊娠しました!せっかくレフェリーとして、いい感じの時にまた産休育休を取らせて頂くことになり、すみません。プロレスだと、不倫だの何だの暗いニュースもございますが、うちの家庭ではそんなことは一切ございません。なんでかって?鬼嫁だからさー!」
その後、抽選で、もちvs妹加がメイン、くるみvs雪妃がセミに決定した。 

◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
○弓李 &進垣リナ(KAIENTAI DOJO) (9分57秒 ブロックバスターホールド) テキーラ沙弥&ジュリア✕


【第1試合】
ピースパーティーレギュラー参戦の進垣が弓李と初タッグを結成。一方、ジュリアとのタッグを希望し実現させた沙弥だが、試合前からジュリアが沙弥の差し出す握手の手を拒んだりと、不穏なムードでの試合開始となった。逆に弓李と進垣は序盤から息の合ったタッグワークをみせ、試合の主導権を握る。さらに中盤、終盤と巧みな動きで、沙弥とジュリアを同士討ちにさせた弓李は進垣のアシストも受けながら、ジュリアを捉え、フィッシャーマンズ・スープレックスからブロックバスター・ホールドでカウント3を奪った。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
✕松本都&世志琥(SEAdLINNNG) (8分01秒 ハルカゼ) トトロさつき&つくし○

【第2試合】
なんだかんだ言いながら、すっかり腐れ縁となっているみやこことよしここが遂に初タッグを結成した。入場から世志琥に自身の特攻服を着せ、生歌を歌わせて入場してきた都だが、すでに嫌々さが顔に出ている世志琥は、都に指示されての先発を拒否すると、トトロ&つくしの奇襲を受けてしまう。なんとかタッグワークを修正しようとする都と世志琥だが、なかなか息ぴったりとはいかない。終盤、コーナートップに都が上がり、世志琥を呼び込むと、2人でY字バランスを決め、都が世志琥にダイビング・セントーンを指示するが、Y字バランスを決めるまでに時間がかかりすぎたためか、これはつくしにかわされてしまい、逆にコーナーの都を投げ落としたつくしは、都&世志琥にまとめてダイビング・フットスタンプをヒット。勢いづいたつくしは都との丸め込みの攻防を制すると、最後はハルカゼで都を沈めた。

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&○中島安里紗(SEAdLINNNG) (12分44秒 片エビ固め) 世羅りさ&朝陽✕
※ムーンサルトプレス

【第3試合】
前回の道場マッチでの華蓮のリクエストを受けた藤本がベストフレンズでの出陣を決意。
自らぐいぐい対戦を希望した朝陽がその対角に立ち、パートナーは8日後に藤本と電流爆破マッチを行う世羅が務めた。半年ぶりのタッグ結成のベストフレンズは入場からノリノリで入場曲の『フレンズ』を歌いながらリングを半周。リングに上がっても振り付きで歌唱を続け「よし、2番も!」と歌い出したところで、業を煮やした世羅と朝陽が中島を蹴散らし、まだガウンを着たままの藤本にダブルのドロップキックを叩き込む先制攻撃を決める。しかし、藤本は歌い続けると、逆に怒りに火をつけ、ガウンを朝陽に被せ、反撃に出る。さらに体勢を整えると中島との連係も決めながらベストフレンズらしい動きを見せていく。世羅の反撃、さらに朝陽の善戦も大いに光ったが、最後は朝陽を捉えた中島がダブルアーム・スープレックス、藤本とのサンドイッチサッカーキックを決めると、最後はムーンサルトプレスでフィニッシュした。

◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合 ハードコアマッチ15分1本勝負
○[推薦者]趙雲子龍(12分22秒 体固め)藤田あかね[王者]✕
※チャイニーズボムズアウェイwith牛めし on the チェア&ラダー 
※もう1人は[挑戦者]松屋うの
※第27代王者2度目の防衛に失敗 第28代新王者誕生


【第4試合】
トライアングル戦を含めて、絶好調ぶりをキープしているうのが勢いに乗って、あかねのトライアングル王座への挑戦を表明。うのにとっては初のハードコアリボン挑戦でもあった。大型しゃもじとサンプル牛めしを手に柔術のコスチュームで入場してきたうのは、開始と同時に、あかねの黒バット、趙雲の中華鍋&おたまにしゃもじで応戦していく。さらに柔術コスの帯で趙雲の首を絞めると、ロープ越しに場外に趙雲を落としての絞首刑を敢行。あかねのパイプ椅子攻撃にもスクールボーイで切り返すなど、ハードコア・ルールにも十分に対応する試合運びをみせる。
しかし、パイプ椅子、ラダーをリング上に持ち込み、さらにレゴブロックを散らばらせたあかねは、コーナーでもつれるうのと趙雲を3階建てのパイプ椅子にパワーボムで叩きつけるがキックアウト。さらにうのを捉え、パイプ椅子の山にみかんでポンを決めるが、これは趙雲にカットされてしまう。ここで息を吹き返した趙雲があかねを捕まえ、パイプ椅子の山にチャイニーズゴリースペシャルボムを決めると、あかねの上にパイプ椅子、ラダーの山を作り、牛めしを手にコーナーに上がってのチャイニーズボムズアウェイを敢行。趙雲があかねを沈め、トライアングル王座を奪取した。

〈試合後の趙雲子龍〉


「見たか…トライアングルリボン・チャンピオンの趙雲子龍です。アイスリボンのみなさん、いつもいつも大会一週間前とか二週間前とか保険の営業に行ったついでとか、そんなんで困った時の趙雲さんとして試合オファーしてたかもしんねーけど、このベルトを獲ったってことは、困ってなくても呼ばなくっちゃいけなくなっちゃった趙雲さんだ。いいか、次の大会いつになるかまだ俺も決めてねーけど、次はちゃんとカードを最初に発表されるチャンピオンとして、このトライアングルリボンのチャンピオンシップを戦ってやるからな。ハードコアだろうがなんだろうが、スケジュールが空いてればしっかり防衛してやるからよぉ~く覚えとけ。以上、困ってない趙雲子龍でした。」
――幸せマシーンズがリベンジに立ち上がった場合はどうしますか?
「その辺に関しましては当社のコンプライアンスによりどういうことやってるか分からないような不特定ピーな方々とは当社のコンプライアンス規定により、関わっちゃいけませんというお達しが出てますので、会社の決まりによりそういう人たちと関わるつもりは全くありません。コンプライアンスの許す限り戦っていきたいと思います。あの人たちはきっとコンプライアンス違反です。」

◆第5試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント準決勝 
時間無制限1本勝負
✕柊くるみ (10分28秒 ウィールウィンド) 雪妃真矢○

【第5試合】
いよいよトーナメントも準決勝。この一戦に勝った2人が12月9日両国大会で対戦し、勝ち残った者が大みそかに藤本の持つICE×∞王座に挑む。メインとセミの試合順は入場式での抽選で決定。まずはその第1試合。雪妃にとってデビュー2周年の2016年11月23日横浜リボン以来、2度目のシングル戦。前回は当時、空位だったICE×∞王座を賭けたトーナメント2回戦として行われ、くるみがナッツボム、ダイビングボディプレス、ナッツクラッカーの必殺フルコースで雪妃を圧殺している。
あれから2年、自身のデビュー記念日に再びくるみとの対戦、しかもトーナメント準決勝で当たることになった雪妃は、スタートから距離を取りながらの蹴りを連発していく。一方のくるみは雪妃の蹴りになかなかペースを掴めない中、雪妃のスノウトーンボムをかわすと人でなしドライバー、ラリアットとつなぎ、ダイビングボディプレスを放つ。しかし、このタイミングで飛んでくるくるみを下から蹴り上げた雪妃は、その流れでくるみをグランドに引き込むとウィールウインドで丸め込み、カウント3を奪取。くるみからの初勝利を奪うと同時に、トーナメント決勝進出を決めた。

◆第6試合 ICE×∞次期挑戦者決定トーナメント準決勝 
時間無制限1本勝負
✕宮城もち (14分30秒 片エビ固め) 尾﨑妹加○
※ダイビングセントーン


【第6試合】
今回が公式戦ではシングル初対決となったもちvs妹加。ゴングと同時に先制攻撃を仕掛けていったのはもち。妹加のパワーの源である右腕に的を絞り、グランドでの関節技、さらに二ーを落としたりと、ベテランらしいインサイドワークで妹加を翻弄していく。しかし妹加も腕の痛みに耐えながらアルゼンチンバックブリーカーを決め、串刺しラリアットの連打も決めていく。さらにはパートナーの弓李のバッククラッカー、もちに掟破りのメタボリックサンドを決めるなど、必死の反撃を仕掛けていく。そして、もちのメタボリックサンドも反転しての丸め込みで切り返した妹加は、コーナーに上がったもちを逆に肩口に持ち上げると、マイカバスターで叩きつける。なんとかカウント2ギリギリでキックアウトしたもちだが、直後のトップからのダイビングセントーンは返すことが出来ず、妹加がフォール勝ちでもちに逆転初勝利。トーナメント決勝進出を果たした。

〈試合後のリング上〉

※妹加の試合後、エプロンサイドに姿を見せた雪妃。妹加がマイクを手にする。
妹加 「勝った…12月9日のシングルベルト挑戦者決定戦、雪妃、勝ったんだよな!上がって来いよ!(雪妃がリングに上がり、妹加の横に立つ)正直、私のブロックはもちさんが一番強敵でした。ということは、くるみさんに勝ったとしても、まあ、ユキさんが相手なら、勝てるんじゃないかなと思ってますけど!キャリアも1年しか変わらないし。」


雪妃 「1年も変わらないけどね、キャリアは。だけど私はアイスリボンに練習生として入って、アイスリボンでデビューして、4年間、やってきてます。アイスリボン所属として、あなたには権利を譲りたくありません。アイスの頂点のベルトに挑戦するのはアイスリボン所属の雪妃真矢、そう思って私はあなたを絶対に倒します。腕、12月9日までに万全にしといてね。あんたのラリアット、私が返すから。藤本さん、12月9日、どっちが上がっていくか、楽しみにしていてください。」
※藤本がリングイン。
藤本 「正直、予想と逆の2人が上がってきました。妹加、強くなったね。ユキも。でもね、せいぜい12月9日は2人で削り合ってください。私は高い所から、このベルトを持って、どっちが上がってくるか、楽しみに待っています。そして世羅りさはいますか?」

※世羅がエプロンに立つ。
藤本 「12月2日、あなたが持っている爆女王のベルトに私は挑戦します。もう迷いはありません。あなたごと、いや、なんならアイスリボンごと爆破します。覚悟決めました。2日は練習生のすず、エキシビションマッチをやります。あなたがきっかけで私は爆女王のベルトに挑戦することになりました。だから一番最初にリングに上がってください。楽しみにしています。」 

〈エンディング〉

エンディングでマイクを手にしたのは、この日がデビュー4周年の雪妃。 「私は今日4周年を迎えました!ありがとうございます!4年前のちょうど今日、11月24日にこのラジアントホールのリングでデビューしました。そのときも対角線にはくるみさんがいて、デビュー戦の相手だったんです。なので今日は入場したときから…(と涙ぐむ)視界がぼやけてしょうがなかったんですよ。でも、アイスリボンでデビューして、怪我に泣いた1年目、がむしゃらに戦って取り戻そうとした2年目、3年目にタッグのベルトを初めて獲って、4年目にシングルを目指し始めました。5年目は絶対にシングルのベルトを巻いて過ごしたいんです。色んな選手がアイスリボンでデビューして、皆さんはそれぞれの選手の成長を見守ってきてくれてると思います。これからも、色んな選手の成長を一緒に喜んで、見守っていってくれたら嬉しいなと思います。というわけで、締めます!プロレスでハッピー!アイスリボ~ン!!」

〈試合後の尾﨑妹加〉

――決勝進出を果たしましたが、もち選手との試合は相当に厳しい内容でした。
「厳しかったですね。もちさんには試合で当たると絶対に負けてたんで、タッグでもシングルでも、どの形式でも絶対に負けてたんで、この勝ちは凄い大きいものだと思っております。」
――右腕を攻められてましたが、それでも右腕でラリアットを打ったりしましたね。
「やっぱり私の持ち技の1つなんで、どうしてもラリアットを決めたかったんで、痛くても無理に出しました。」
――決勝は雪妃選手との試合になりますが、どういう印象を持ってますか? 「ユキさんは私より細身なんですけど身長があって、スピードは私より勝ってるので、私はパワーなんですけど、ちょっとそういう細かい動きとかを気を付けないといけないなって思う印象です。私がスタミナがもってパワーで押せたら勝てると思います。」
――アイスリボン所属でない選手には勝たせないという言い方を雪妃選手はしてましたが。
「私もアイスさんに参戦させて頂き始めた頃にはやっぱり所属じゃないので凄い遠慮してて目立たない方がいいと思っていたんですけど、なんかのきっかけでもっと目立ちなよって言われたんです。だから所属とか所属じゃないとか関係なしに私は誰が勝ってもいいと思っているので、所属じゃない選手には勝たせないって言われても、私は私の力で勝ちを獲ります。腕を治してこいって言われたんですけど、腕を治して万全な状態にしてラリアット決めてやります。ラリアット返すって言われたんで、じゃあラリアットで決めてやる。」
――1年前に一度シングルタイトルに挑戦していますが。
「1年前は余裕があまりなかったかなって思うんですけど、1年経って場数もこなしてちょっとは余裕が出て来たかなって思うので、焦らずに試合できるようになってると思います。」

〈試合後の雪妃真矢〉

――くるみ選手との試合はいかがでしたか?
「いや~、きつかったです。(苦笑) くるみさんに今まで一度も勝ったことなかったですし、パワー、スピード、何を取っても凄いんですよ、くるみさんは。デビュー戦の相手でもあり、一昨年の2周年のラジアントホール大会でもくるみさんとシングルをしていて、全然敵わなくて、正直今日もトーナメントの中で正念場だなと思ってて、無理矢理もぎ取った感じですね。」
――くるみ選手のダイビングボディプレスは見えてましたか?
「見えてました。普通の剣山、膝を立てて迎撃とか色々考えてたんですけど、アレが飛んできて私に体力が残ってたら、でもあの体重のプレスを膝で受けたら私の足もちょっとその後動けるかなとか凄い色んなことを考えて、だから私、迎撃されてるのをあまり見たことがないんです、くるみさんのプレス自体。返す方も危ないかなと思うんですけど、でも、(くるみの)顎とかに入れられれば勝機があるかなと思ってたので、たぶんパワーとか技とかで押されて最終的にやり返せるとしたら、そこだなっていう風に考えてました。でももし丸め込みも返されてたら、もう蹴りまくる以外に何もできることはないと思ってました。」
――これで無事決勝に進むことができました。
「はい。よかったです。でも、本当にシングル巻くことしか考えてないので、今は。次は妹加。でも妹加強いんですよ。何が強いって、激情型なんですよね、意外と。追い込まれると強いんですよ、妹加って。ちょっと怖いですね。」
――やりにくい相手ですか?
「やりにくいというわけではないんですけど、根っからのヒロイン気質なのかもしれないです、妹加って。押されて押されて追い詰められると、もの凄いパワーを出すような気がして。キレるとかじゃないんですよ。でも、もの凄い自力が出てくるので、怖い…ちょっと怖いです。シングル凄い久々なので対策を練ろうと思います。」
――決勝に勝てばいよいよ大晦日ですが。
「リベンジ!絶対リベンジしたいので、もう絶対!文体で負けた借りを絶対に返したいので。絶対に優勝します。絶対!」
――所属としての意地を見せるという言い方をしてましたが。
「そうですね。正直妹加は凄くフリーとして参戦してるのにアイスの新人と同じように動いてくれていて、所属じゃないからしなくていいような仕事だったり、そういうこともしてくれていて、所属と変わらないんですよ。だから妹加には私も凄い愛情があるし、みんな凄い妹加と仲良いと思うし、妹加のこと嫌いな人一人もいないし、だけど、やっぱりありますね。所属として巻きたい。やっぱりアイス所属の私がいきたいと思いますね。なんですかね。これ不思議ですね。自分の所属の意識って。団体に対する愛なんでしょうけど。負けたくない。」
――4周年という部分では今日試合していかがでしたか?
「凄い早いなって思います。あっという間に過ぎてしまって、5年目に入るなんて想像もしていなかったので、デビューした時に5年やれたらこんなラッキーなことはないなって思っていて、デビューが10代じゃなかったから、それがもう5年目でしょ。気付いたら何年目になっちゃうんだろう?(笑)。でも、成長出来ているのかなって、勝ったことのなかった相手にシングルで挑むっていう目標を持っているっていうことは、4年間で私も成長できているんだなって、自分で感慨深い(笑)。でも、獲るところまで行けないとダメだなって。ベルトを巻くところまで行かないと。行く!絶対獲る!絶対にトーナメント優勝してベルトを獲る!」
 

12月1日アイスリボン道場マッチ924試合結果

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「アイスリボン924」
2018年12月1日(土)アイスリボン道場
13時30分開場/14時00分開始
観衆 82人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○宮城もち (7分11秒 エビ固め) トトロさつき×
※もっちりバディシザース



【第1試合】
オープニングからど迫力の重量級シングル対決が実現となったが、試合前からトトロの様子がおかしい。もちの前に片膝をついてのらぶっちゃ式のシェイクハンドを求めたかと思えば、試合開始と同時に「大阪セクシー!」とアピールしながらのセクシーポーズでもちを挑発する。一方のもちは元祖セクシーポーズで対抗すると、なおポーズを決めようとするトトロに業を煮やしたか、潰しにかかった。さらにタックルを叩き込んでいくもちにトトロも応戦し、ようやく試合は重量級同士の一戦に相応しい肉体のぶつかり合いへ。最後はトトロがクロスボディ、カミカゼとつなぎ、勝負に出たが、ロープに振られたもちがカウンターのもっちりバディシザースで押さえ込んで一気にカウント3を奪った。
試合後、トトロは「正直、2年目に入って、ちょっと伸び悩んでいるなと思ったので、もちさんに対抗して大阪仕込みのセクシーを持ってきたんですけど、足元にも及びませんでした。でも、今日やって思ったのは下ばっかり向かずに前を見て、上を見て、突っ走ることが大事だと思ったので、このままいきたいと思います。」と突然のセクシー路線の理由を明かした。
一方のもちは「わたくし、実は1週間前から時間が止まっておりまして、横浜ラジアント(の妹加戦での黒星)がとっても悔しくて、そこから時間が動いてませんでした。でも道場マッチは絶対に土曜日にやってくるし、大阪仕込みのセクシーとか用意して、伸び悩んでいるとか言っているけど、そうやって自分で考えて、楽しくプロレスやっているトトロを見て、私もいつまでも1週間前のことでウジウジ悩んでいるってバカみたいだなって思いました。プロレスに泣かされることもあるけど、プロレスに笑わせてもらえることもたくさんあるので、私も前を見て、歩いていこうと思います。今年の試合、悔いを残さないように、1試合1試合、大事にやっていきたいと思います。」と語った。 

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○松本都 (5分42秒 片エビ固め) 松屋うの×
※スクールボーイを潰し
※もう1人はつくし

 



【第2試合】
トライアングルリボン王座への再挑戦に燃えるうのは、都との前哨戦。 さらに曲者のつくしを加えてのトライアングル戦に挑んだ。試合はそれぞれがそれぞれのペースで試合を進めていく、まさにトライアングル戦ならではの三つ巴の戦いが展開されていった。
しかし、試合が進行するにつれて、徐々に都が本領を発揮していく。うの、つくしをまとめて絞め上げ、踏みつけ、さらに丸め込んだりと、主導権を奪うが、ここで奮闘したのが、好調をキープしているうの。つくしの低空ドロップキックをすかして、つくしを場外に落とすと、都へ高速のスクールボーイを仕掛ける。勝負あったかと思われたが、これをうまく切り崩した都が逆にうのを丸め込みフォールを奪い取った。唖然とするうのだが、その横で都は笑顔で勝利をアピールした。 試合後、うのは「最近、3WAYのやりすぎで頭がこんがらがってしまって、まさか今日、都さんに負けるとは思ってもいませんでした。でも今日、負けたことなんてすぐに忘れて、明日は1対1、タイマン勝負です。明日、勝った人が本当に挑戦者。都さんより上の挑戦者が自分であることを証明するように頑張ります!」と翌日の都とのシングル戦に必勝宣言。
つくしは「うのさん、自分のこと、信用ないかもしれないけど、最初に手を組んで攻めたほうが勝てたと思いますよ。結局、裏切っちゃったんですけど。自分も3WAYはちょっと苦手なんですけど、どう試合のスタートで信用してもらうか、そして、どうきれいに裏切るか、これを磨いて、3WAYうまくなっていきたいと思います。」と語り、 都は「今日は非情に楽勝だったんですけど、つくしは超絶バカだから(自分で爆笑しながら)3WAYも全然わかってないし、うのさんも不振な感じなので。3WAYっていうのは、もっと世の中を広い目で見て、人間力とか人生経験とか、そういった世の中の縮図なんです。そういったことを私は一番わかっているので、この人間力と大人の経験を発揮して、9日、必ず(トライアングルリボンの)ベルトを獲ります。明日も必ず勝ちます。」と語った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負 
○大畠美咲(WAVE) (7分07秒 体固め) 弓李×
※花マルどっかん

【第3試合】
引退まで1ヵ月を切った大畠が弓李とのシングルマッチで道場マッチ連続参戦。2人のシングル戦は15年9月19日『アイスリボン679』大会以来、約3年3カ月ぶり。いきなり足の踏み合いから始まった一戦は、弓李がまず股割り攻撃で大畠を苦しめる。さらに脇固めを決めたりと、大畠に対して真正面から勝負に出た弓李だが、大畠も腕十字、アームバーと関節技で応戦していく。さらにコーナーからのダイビングプレスを狙った大畠だが、これを蹴り上げてディフェンスした弓李は大畠の裏拳をかわし、ジャーマンをこらえ、バッククラッカーを決める。さらにエビ固めの応酬から弓李がブロックバスターを放つが、大畠もすぐに投げ捨てジャーマンで反撃。起き上がった弓李に裏拳を決めた大畠はジャーマンスープレックス・ホールドへ。なんとかカウント2で返した弓李だが、直後に大畠の花マルどっかんを浴びフォール負けを喫した。
試合後、弓李は笑顔全開で「大畠さんとは2回目のシングルマッチでした。引退が近いのに自分とシングルしてくださったというのが、すごく嬉しく思います。ありがとうございます。自分、驚いたことがあって、大畠さんがもうすぐ30歳っていう…自分、ずっとずっと、大畠さんは24歳とか思ってたんすよ。自分、初めて会った時に“大畠さん、おはようございます”って言ったら(※唇の両端を指で下に引き上げ、への字を作りながら)怒った顔みたいな…ムッってした顔です。(横で藤本から「バカにしてるぞ!」の声が飛ぶが弓李はそれをスルーして)ちょっと怒ってらっしゃるのかなって思って、おどおどびくびくしていたんですけど、話してみると、笑ってくださるし、話し方も優しいし、すごい、すごい大畠さん、可愛いなと思って。もう…言葉にならないくらい尊い存在でして、本当にありがとうございました。ありがとうございます。ありがとうございます。」と語ると、大畠は「弓李と初めて対戦したのは…正直、覚えてないんですけど、すごい若くてひょろひょろで、もう、こんな子に攻撃なんかできない、と思いつつも攻撃するんですけど(笑)、気持ち的に手加減じゃないですけど、している部分もあって、今日、久しぶりに対戦して、なんか成長したなって思いました。立派になったなって。すごい楽しかった。なので、私もすごい刺激を受けました。引退まであと29日とかなんですけど、最後まで私も成長していきたいと思います。」と語った。

◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負 
藤本つかさ&○尾﨑妹加&テキーラ沙弥 (14分52秒 片エビ固め) 世羅りさ&雪妃真矢&ジュリア×
※ラリアット


【第4試合】
いよいよ翌日に迫った電流爆破デスマッチを前に藤本と世羅が前哨戦に臨んだ。 ジュリアを加えての久々の『アジュレボさん』結成に加え、雪妃vs妹加は12月9日両国大会でのトーナメント決勝の前哨戦、さらに同じ両国大会でシングル戦を行う沙弥とジュリアの前哨戦と、トリプル前哨戦の6人タッグは、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。入場時に沙弥の写真を手にリングインしたジュリアは、試合前、沙弥と向かい合うと、沙弥の目の前で写真を破り、それを咀嚼し、沙弥の顔面に吹きかけた。ここまで挑発されては沙弥も黙っていない。試合は沙弥vsジュリアでスタートした。早いタッチワークをみせる藤本チームはジュリアに集中攻撃を仕掛けるが、アジュレボの2人がジュリアを必死にアシスト。ここで藤本vs世羅の局面に。入場時に手にしていたバットを持ち込んだ藤本は、世羅にバットを振り降ろそうとするが、これをディフェンスした世羅は逆にバットを奪うと、フルスイングで藤本のボディに打ち込んでいった。悶絶する藤本だが、起き上がると、世羅からバットを奪い返し、首投げで世羅をリング中央に座らせるとバット打ちのサッカーボールキック。追い込まれた世羅だが、ここで雪妃が巧みなアシストをみせ、ダブルの攻撃を藤本に仕掛けていった。反撃に出ようとした藤本だが、コーナーにいた妹加が藤本をコーナーに強引に引き込んでタッチ。ここで試合は雪妃vs妹加へ。蹴りの先制打を決めた雪妃だが、じっくりと構えた妹加はベアハッグ、ベアハッグからのワンハンドバックブリーカー、さらにアルゼンチンバックブリーカー、アルゼンチンバスターとパワー全開で応戦する。ブレーンバスターを決めて妹加の猛攻をしのいだ雪妃はここでジュリアに交代。ミサイルキックを妹加に叩き込んだジュリアだが、妹加はそのジュリアもアルゼンチンバックブリーカーに決めると、そのジュリアの腕に沙弥が噛みつき攻撃を仕掛ける。まさに6者6様の戦いが展開された6人タッグ。最後は雪妃に見せつけるように、妹加がラリアットをジュリアに決め、激戦に終止符を打った。


試合後は藤本がバットを手に世羅を挑発するなど、前哨戦を経て、いよいよ翌日に迫った電流爆破マッチへの昂りを示した。 
 

試合後、ジュリアは「今日は約1年ぶりぐらいにアジュレボさんが組めたことがすごい嬉しかったです。明日は千葉でユキさんと千葉タッグを組みます。メインが電流爆破とかになってますけど、私は凱旋みたいなものなので、ジュリアの応援もしてください。そしてテキーラ沙弥のことを考えすぎて、イライラが止まらなくて、寝るときも爪とか指とかを噛んでしまうんですけど、これはストレスで…大体、鈴木秀樹なんて、見るからに不審者じゃないですか。私、高円寺によくいたから知ってますけど、高円寺で、でかくてもっさい帽子かぶった怖い人、完全に不審者だし、雪男の生まれ変わりみたいな、ヒマラヤ山脈から出てきた未確認生物みたいな、イエティ?自分、デビューする前に高円寺のフィットネスクラブに通っていたんですけど、朝方に行くと鈴木秀樹が筋トレしないで、ベンチに座ってずっと『Tarzan』を読んでいて、見たことあるなあ、あの人。あ、プロレスラーだ。あれが鈴木秀樹だ~と思ってたら、ずーっと『Tarzan』読んでいて、あ、動いた!何、するんだろうって思っていたら、斜めの(上体を屈伸させるベンチで)背筋を5回ぐらいやったら、また座って『Tarzan』読んでる。不審者じゃないですか。イエティ。(沙弥が)負けたら鈴木秀樹を鈴木イエティに改名してください。9日、絶対に勝つんで。」と鈴木秀樹の不審者ぶりを暴露。
雪妃は「前哨戦は落とす結果となってしまいました。チェンジにいったのは自分なので、負けは自分かなって思います。おととい週間アイスリボンの放送で、トーナメント決勝の勝者予想をしたところ、8割近くの方が妹加が優勝すると。私は文体で挑戦したばっかりではありますし、妹加と藤本さんのタイトルマッチが見たいという声も私の耳には届いてくるんですけど、再戦とかすぐに見たくないし、別の人がいったほうが見たいかなみたいな声がすごい入ってくるんですけど…知ったこっちゃないよね!!私からしたら。というわけで投票は8割近く持っていったかもしれないけど、勝った気にはならないでくださいね。リング上でしか勝敗は決まりませんから。勝つのは私です。」とマイクを放り投げ、マイクの先を曲げてしまう。
世羅は「遂に明日、この爆女王のベルトを賭けて藤本つかさと戦うわけですが、前哨戦として持ってきたんでしょうね、バット。ただ先に殴ったのは私。ということは明日、もし、そのバットに電流が流れていたら、つっかさんはまず1爆破されてて、その時点でもしかしたら私が勝っていたかもしれない。そのあと4爆破されようが、先に爆破したほうが勝ちだと思っているので、自分はなんも考えずに、藤本つかさをドカーンとさせることだけ考えて、爆破させますので、先に爆破してください。そして私が勝ちます。」と藤本爆破を宣言。
沙弥は「ジュリアが寝る前とか、私のことが好きすぎて、爪を噛んだりとか、今日も私のことを食べちゃいたいくらいに、食べちゃったくらい好きということがわかりました。ただ、スッゲー気持ち悪いなと思いました。あと私が負けたら鈴木イエティに改名してもらいましょう。私も氷結沙弥に改名させられたことがあるので、こっちが決める権利あると思いますので、私が負けたら鈴木イエティに改名してもらいます。でもメンヘラ女には負けません。」とジュリアを挑発。
妹加は「負けたからって、こんなもの(=マイク)に八つ当たりして、かっこ悪いですね。まあ、週間アイスリボンの投票通り、私が勝って、年末につっかさんに挑戦するのは私なんで。今日(藤本とは)対角で試合が出来なかった分、年末で…覚えておいてください。」と語った。
そして最後に藤本が「今日、私はこのプラスティックのバットを持って来ましたけど、私の振り様見ました?振り様。もう躊躇はない。あまりにいい音が出るので、楽しくなっちゃいました。明日、私が最初にあなたを爆破します。もう覚悟はできてます。吹っ切れているんで、楽しみにしててください。迷っている藤本つかさはもういません。楽しみます。」と語った。

12月2日「超花火×アイスリボン 百尺竿頭」 試合結果

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「超花火×アイスリボン 百尺竿頭」
(アイスリボン931)
2018年12月2日(日) 千葉・ブルーフィールド
15時00分開場/15時30分開始
観衆:284人(超満員)

【入場式】
オープニングの入場式では出場選手が入場したところで、爆女王タイトルマッチ見届け人である工藤めぐみさんがリングへ。「皆さん、工藤めぐみです。初めましての方ももしかしたら多いかと思います。私自身も今日、このアイスリボンという団体に初めて足を運ばせていただきました。私は引退してから長いので、アイスリボンと私が交わることは決してないと思っていました。ただ、こうして交わることができたことはプロレスの醍醐味だと思います。そしてアイスリボンという団体が電流爆破を行うこと、これもまた新たな試みで新しい歴史の1ページとなると思います。皆さんの中にはこの電流爆破という試合形式に対して賛否両論あるのは存じ上げております。ただ、選手がこのリングに上がることを決意して、たくさんの皆さんが足を運んでくださったこと、私からも厚くお礼申し上げます。今日のこの爆女王のタイトル戦が新しいアイスリボンの1ページになると思います。その答えは最後に藤本選手、世羅選手、体を張って見せてくださると思います。そして爆女王の歴史としても新しい歴史がまた1ページ刻まれます。」と挨拶。
これを受けて世羅は「改めまして皆さん、爆女王の世羅りさです。今日は遂にアイスリボンのリングで、私が長年の夢だったデスマッチをやる。そして私の持つ爆女王のベルトの電流爆破デスマッチでタイトル戦をやることができて、本当に嬉しく思っております。百尺竿頭、このタイトルは自分がつけさせていただいたのですが、その名の通り、今日は新たな歴史を刻みたいと思っております。」と挨拶し、アイスリボン初の千葉大会がスタートした。

◆エキシビションマッチ3分間
星ハム子(0-0)すず(練習生)

【エキシビション】
当初は8月26日横浜文体でのデビューが決まっていたものの、決定直後に自転車から転んで負傷し、ドクター・ストップがかかってしまったすずが、満を持してのエキシに挑む。デスマッチを拒否していた藤本の心を動かしたすずが、同大会のオープニングでデビューに向けての再スタートを切ったわけだ。ゴングと同時にドロップキックを放ったすずは、さらにハム子に正面からエルボーをガンガン叩き込んでいく。ボディスラム狙いは切り返され、逆に浴びるも、すぐに体勢を整えて2発目のドロップキックを狙うが、これはハム子が阻止。すずを逆エビで絞め上げていく。なんとかロープに逃れたすずはハム子とエルボーの打ち合いを展開。ハム子の強烈なエルボーも胸を張って耐えてみせた。ハム子の2発目のタックルをかわしてスクールボーイを決めたすずはキックアウトしたハム子にドロップキックの3連打をヒットさせ、ボディスラムも成功させる。必死にハム子を押さえ込みにいくすず。はね返されると、今度は逆さ押さえ込みでカバー。これも返されるが、最後の1秒まであきらめずにスクールボーイで丸め込みにいったところで3分が終了。
悔しそうな表情をみせながら、ハム子と握手を交わしたすず。そこにエキシビションをエプロンで見ていた藤本がマイクを手にリング上へ。すずを引き留めた藤本は「何、泣いてんの?良かったよ。悔しい気持ち、デビューが延期になって、悔しい気持ち、このエキシビションで存分に発揮してくれました。練習生すず、12月31日、後楽園ホール大会でデビュー決定―っ!」とその場ですずの大晦日デビューを決めた。その言葉に泣き崩れるすずに「今日の帰り、自転車に乗っちゃダメだからね。」と藤本。マイクを渡されたすずも「やっと!やっとデビューができる…嬉しいです。もう絶対、自転車に乗らないです。よろしくお願いします。」と語った。

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇宮城もち(7分13秒 エビ固め)藤田あかね×
※メタボリックサンド


【第1試合】
フランクシスターズ同士のシングルマッチ。
開始早々、セクシーポーズであかねを挑発したもちはあかねにも「やってみなさいよ」と要求。観客の後押しもあり、リング上に寝転がったあかねがセクシーポーズを決めると、「中途半端なんだよ!」ともちが攻撃を仕掛ける。重量級同士のタックル合戦からもちがキャメルクラッチを決めれば、これをしのいだあかねはもちのモンゴリアンチョップを徹底的にカットし、エルボーを打ち込んでいく。さらにエルボードロップ、変形バックフリップ、テキサスクローバーと攻撃を仕掛けていったあかねだが、最後はもちのカウンターのもっちりバディシザース2連発を浴び、メタボリックサンドにフォール負けを喫した。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
×松本都(6分07秒 牛とじ)松屋うの〇

【第2試合】
前日に続き、今度はシングルで12月9日両国大会でのトライアングルリボン王座戦の前哨戦が行われた。いきなりスクールボーイの連発を決めて秒殺を狙ったうのだが、これをしのいだ都は一二三レフェリーを巻き込んでのダブル攻撃で、アイストレインでうのを踏みつけ、エプロン際でロープを挟んでの逆エビを決めたり、コーナーでの卍固めを仕掛け、さらにアームロックからシャイニング崖ザードを狙うが、これはかわしたうのがスタンディングの裏アキレス腱固めで反撃。最後も都のシャイニング崖ザードからのみやここクラッチを反転したうのが、逆に都に牛とじを決め、逆転のカウント3を奪取。両国でのタイトル戦に向けて、うのが一歩リードした。

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
弓李&〇尾﨑妹加(12分09秒 片エビ固め)雪妃真矢&ジュリア×
※アルゼンチンバスター

【第3試合】
2日連続で雪妃vs妹加のICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦の前哨戦が組まれた。妹加は正規パートナーの弓李とのGEKOKU娘で臨めば、一方の雪妃は同じ千葉出身のジュリアとの凱旋タッグで対した。先発は雪妃と妹加。弓李との連係技も切り崩した雪妃はジュリアを呼び込むと、GEKOKU娘の2人に「千葉県固め!」とアピールしながら、相手の両腕を後方に引き絞め上げる。その形は千葉県のマスコットキャラのチーバくんのポーズそのもの。怒りの妹加に対して、なぜか弓李は笑顔でこの攻撃を受けていた。試合は雪妃vs妹加がメインとなる中、弓李とジュリアが独自の動きで試合をかき回すめまぐるしい展開になったが、最後は妹加がジュリアをラリアットからのアルゼンチンバックブリーカーで捕獲。カットに入る雪妃を弓李がキャメルクラッチに決めると、妹加は動きの取れない雪妃に「見とけーっ!」とアピールしながら、ジュリアをアルゼンチンバスターで叩きつけ、そのままカウント3を奪取。雪妃の目の前でフォール勝ちを飾った。

◆第4試合 爆女王選手権試合~電流爆破デスマッチ~
時間無制限1本勝負
〇【王者】世羅りさ(14分09秒 体固め)藤本つかさ【挑戦者】×
※爆破
※第3代王者2度目の防衛に成功。

【第4試合】
11月24日横浜リボンのリング上で藤本は世羅を呼び込むと「12月2日、あなたが持っている爆女王のベルトに私は挑戦します。もう迷いはありません。あなたごと、いや、なんならアイスリボンごと爆破します。覚悟決めました。」と決意の強さを語った。対する世羅はこの発言に不敵な笑顔で応えた。そしてアイスリボンのリングで初めての電流爆破デスマッチが実現することになった。藤本はいつものコスチュームにTシャツを着て入場。一方の世羅はデスマッチ用の極道コスで有刺鉄線竹刀を手に入場。開始早々、まずはこの竹刀が試合を動かした。開始のゴングが鳴ると、2人はじっくりとリング上をまわる。1周終えたあと、竹刀を振りかざした世羅。これをかいくぐりストンピングを放った藤本だが、これをこらえた世羅が有刺鉄線竹刀で藤本のボディにフルスイングの一撃。思わず場外に逃れる藤本を追う世羅。場外でも竹刀、さらにパイプイスを叩きつける世羅。リングに戻っても、竹刀で攻撃を続けた世羅は、その竹刀を仰向けにした藤本の上に置き、助走をつけてのダイビングダブルニー。自らの膝にダメージを受けた世羅に、今度は藤本が竹刀で強打するが、すぐに竹刀を奪い返した世羅が藤本の背中に竹刀を振り降ろすと、リバースカンパーナへ。さらに藤本を担ぎ上げてエアーズロックを狙うが、これを逃れた藤本はカサドーラで丸め込む。カウント2でキックアウトした世羅をコーナーに飛ばしての串刺しドロップキック、そしてミサイルキックでカバー。キックアウトした世羅を今度は卍固めに決める藤本。ロープに逃れた世羅だが、ここで藤本が遂に電流爆破バットを手にした。電流を流すスイッチは入れると、サイレンが鳴る。電流爆破バットで世羅に殴り掛かった藤本。これをかわした世羅は同時にスイッチを切る。藤本からなんとかバットを奪い取り、振りかざすが、これは藤本がかいくぐり、世羅のバックへ。バットを落とした世羅にインフィニティの3連発を決めダメージで動けなくさせると、再び電流スイッチを入れ、バットで世羅の胸元を躊躇なくぶっ叩いた。凄まじい爆発音とともに火花が飛び散るリング上。暴れている世羅に藤本がなんとかカバーもギリギリでキックアウト。必死に場外に逃げる世羅を追った藤本は、世羅を入場花道に引き上げ、ボディスラムを狙うが、これをこらえた世羅が逆に藤本をブレーンバスターで叩きつけた。エルボーの打ち合いからもつれるように、再び両者がリングへ。サッカーキックからPKを決めた藤本は、コーナーからのダイビングローリングネックブリーカーを決めカバーに入るがカウントは2。ここで藤本が2本目のバットを手にした。藤本の足にすがりつき、電流スイッチを押されることを必死に阻止する世羅。世羅を踏みつけ、さらにバットを振りかざした藤本だが、世羅はその藤本を強引に抱え上げ、シュバインバスターで叩き落とした。両者ダブルダウンでなんとか起きあがった2人。エルボーの打ち合いへ。藤本が打ち勝ち、反動にいったところカウンターのドロップキックを決めた世羅は、串刺しダブルニー、リバースダブルニーへ。ここで世羅がバットを手にし、電流スイッチをオンしようとしたが、藤本が背後からドロップキックで阻止。ビーナスシュートを決めようとしたところを、世羅がバットで背中を殴り、そのままスパイラルボムへ。電源スイッチを入れ、起き上がった藤本のボディにフルスイング。藤本が遂に初めて電流爆破のえじきになった。そのままカバーするもなんとかキックアウト。すかさずコーナーからのダイビングダブルニーを決め、カバーに入った世羅だが、これもカウント2で藤本がキックアウト。世羅は残った最後のバットを手にすると電流スイッチを入れ、四つんばいで起き上がれない藤本の背後へ。藤本の背中にバットを振り降ろす。2度目の爆破を食らった藤本をカバーした世羅。暴れまわり大の字のまま動かなくなった藤本からカウント3を奪った。



〈試合後のリング上〉

マイクを手にしたのは世羅。藤本はリング上で仰向けに大の字のまま。
「つっかさん、どうでしたか?電流爆破デスマッチの痛みは?痛い、熱い。でも、でもプロレスは楽しい。ですよね?(「そうだね」とノーマイクで藤本)少し個人的な話になりますが、自分は4年前、デスマッチをやりたいと宣言したとき、アイスリボン全体から反対を受けました。それは自分が未熟であり、デスマッチというものをちゃんとわかってなかった。だからだと思います。でも、そんなときに、一番、反対しながらも、一番、賛成してくれていたのが、藤本つかさでした。あのとき、きっと反対も賛成もしてくれなかったら、こうしてアイスリボンのリングでデスマッチをやりたいと言い出すことはなかったと思います。アイスリボンのリングでデスマッチやって、皆さん、いかがでしたかーっ!(拍手が起こる)これが藤本つかさ自身の答えでもあると思います。今日はきっと怖かっただろうし、なんで私がデスマッチなんてって思いながら、この会場に来てくれたと思います。自分のデスマッチを反対しながらも賛成してくれて、今日、この日を迎えてくれて、本当にありがとうございました!これが自分の百尺竿頭です。」





エンディングでは他の選手が客席に握手周りに行く中、藤本と世羅はリング上で肩を抱き合いながら笑顔で語り合い、固く握手を交わした。
さらに円陣では工藤めぐみさんも加わり、世羅が横に立つ藤本にマイクを向けると「生きてます。ダメージはあるけどケガはないよ。怖かったし、なぜ私がやるんだろうって思ってたけど、今見えてるこの景色は最高です!世羅はすごいね。そして爆破経験者の沙弥もあかねも、そして工藤さんも本当に尊敬します。あと初めてのアイスリボン千葉大会なのに、凱旋って言えなくて、ユキとジュリア、ごめんね。来年、千葉大会やろうか?」と語り、最後は世羅が「いつもはプロレスでハッピーと言ったら、皆さん全員でアイスリボンって叫ぶんですけど、今日だけは爆破でハッピーって言わせてください。皆さん、準備はよろしいですか?いくぞーっ!爆破でハッピー!アイスリボン!」で締めた。



〈試合後の世羅〉

「無事防衛しました~!ああ終わったって感じですね。本当に今日乗り越えれるか不安だったんですけど、色んな意味で。アイスリボンでデスマッチをやってもいいのかっていう葛藤は未だにあって、私の興行でやってきたから最後にハッピーって叫べてたけど、アイスリボンでやってハッピーって叫べるのかな、お客さんはどうなのかなって考えてて、夜も眠れないくらい…。昨日11時には寝ましたけど。一つの歴史が終わったというか、たぶんこれからアイスリボンはどんどん変わっていくと思いますね。今までは、例えば私がデスマッチをやりたいと宣言したとき、反対して反対してアイスリボンは変えない、その一点張りだったと思うんですけど、今回実際変わったわけで、アイスリボンのリングでデスマッチをやる、それをきっかけにどんどんどんどん新しいものがアイスリボンの中で生まれていくんじゃないかなっていう楽しみと不安と色々ありますけど、変わっていかなければならないっていうのがアイスリボン、私たち全員が思ってることなので、これからどんどん面白くなると思います、アイスリボン。ぜひ期待していてください。」
――今回藤本選手が対戦を受けたというのが大きかったと思いますが。
「そうですね。今日藤本つかさでなければ意味がなかったと思ってるので、ぶっちゃけ藤本つかさがいなければここまで出来なかったと思うので、なんて言うんだろう…不思議な絆に感謝と言うか、さっきリング上でも言ったように、あのとき反対して賛成してくれたつっかさんがいて、そのときにアイスリボンをやめるまで言ってたんですよ、自分が。それに対しても反対してくれて、アイスリボンにとどまらせてくれたことで、今日この日を迎えられたと思ってるので、もう感謝しかないというか、なんでこんな我儘な自分をここまで受け入れてくれるんだろうという、恐ろしい人ですね、あの人は。いい人過ぎて恐ろしいというか。懐が深いと言うんですか。もう自分の人生の中で藤本つかさがいなければプロレスはやってないでしょうし、ここまでやってないので、大きすぎる存在です、藤本つかさは。本当に感謝してます。」
――その藤本さんから強烈なのを一発食らいましたが。
「リング上に上がって、あ、バット3本あるなって思って、爆破経験がないじゃないですか。一番最初にやるのは絶対私だと思ってたんです。そうしたら最初に取ってスイッチを押して、お~やるか。最初は避けましたけど、まさか一発目をあっちがやってくるとは思わなくて、嬉しい反面痛いし、びっくりしました。場外に逃げるしかなかったですね、あれやられたあと髪の毛燃えてたんですよ。もうチリチリ。びっくりして熱くて恐ろしいですね。本当に恐ろしい人ですね。そういう人だからこそ私は指名したんです。なんでも度胸がなければできないというか、藤本つかさだから最初いバットを持って爆破してきたんだろうなってつくづく思います。」
――今日勝ったことで今後世羅さんはどういう方向に進んでいきたいと思いますか?
「今日を終えてなんでもできる気がしました。一度はデスマッチを辞めて、でもなんやかんや言って帰ってきて、爆女王になって、アイスリボンのリングでこうやって電流爆破やらせてもらって、次行つくとこはどこなんだって言うと、まだ言えないですけど、もっともっと大それたことをやりたい。夢は海外でデスマッチをやることかな。今まで一切海外興味なかったんですけど、言葉通じないから絶対行きたくないって社長にも宣言してて、でもこうやってデスマッチをやっていくにあたって、行ってみたいなって思いました。日本にとどまらず、海外行ってもっとすごいことやってる人って多いじゃないですか。それに触れたい。海外でクレイジーなジャパニーズピープルが来たぜって言われたいですね。言っちゃ悪いですけど、私の我儘をここまで叶えてくれたアイスリボンは色んなことができると思うし、私が我儘を言ってることによって、一選手が発言してもいいんだってみんな思えてると思うので、もっとみんな発言していこうよっていう、その筆頭でやっていきたいなって思うし、言えば叶えてくれるんだよアイスリボはっていうのを、みんなにもっと知ってもらいたいですね。


〈試合後の藤本〉


――初めてのデスマッチの感想を聞かせてください。
「初めての世界に飛び込んだ感じがして、デビュー戦の時の自分の気持ちを思い出しました。爆破、最後に2発かな?食らったんですけど、花火の火薬の中に自分がいるような感覚ですかね。自分が消えてなくなってしまうという思いでいたんですけど、なんとか二本足で歩けて本当に今は安心してます。この爆破マッチをやるって決定したときに、正直アイスリボンはもう終わっちゃうんじゃないかなと思いました。離れていく人もいると思うし、でも、今日久々に3年ぶりにアイスリボン来ましたっていうファンの方もいて、このひとつの出来事がいろんな人たちを巻き込んで私は戦ってるんだな、世羅は戦ってるんだなっていうのを身に染みて感じました。今は無事にケガがなく、そして、爆破でハッピーって叫べたことが私の中で凄いほっとした気持ちで終われてよかったなって思いました。」
――電流爆破のバットは初めて振ったと思いますが、どういう感覚でしたか?
「とても重かったし、火薬が入ってなくてもものすごいダメージがあったので、バット一つで人の人生が変わってしまうぐらいの威力でした。私は今日、人生の節目の日だと思います。私は私の角度で、そして世羅は世羅の角度で、アイスリボン今20何人いますけど、色んな角度からアイスリボンを広めていくっていうのが今の新しいアイスリボンの形なのかなって思います。」
――世羅選手のデスマッチ路線に理解できた部分はありましたか?
「はい。4年前ですかね?世羅がデスマッチをアイスリボンでやりたいって言ったときに、あまりにも反対意見が多くて、あのときは実は毎日世羅と一緒にいたんですよ。今だから明かせるんですけど、世羅が退団したいって言ったときに、あーじゃあ私も一緒に退団して新しい団体を作ろうかなっていう風に実は思ったこともあって、それぐらい世羅を追い詰めてしまった責任もあったし、私にとって世羅は特別な存在だし、でも、アイスリボンも特別な存在だし、その特別な存在が同じ空間にいるっていうのは、色んなことがあったけど、むしろあったからこそ、今一緒にいるのかなって思う。あのとき退団に賛成して新しい団体を作らなくてよかったです(笑)。」
――藤本選手にとってもデスマッチは今回が一生に一度のものですか?
「はい。でも、今日の世羅と私の戦いを見て、目を輝かせていた人がいたんですよね。」
――誰ですか?
「今日デビューが決定した人ですかね。一番最初に私の元に来てくれて、あんたのためにデスマッチやったんだぞって言いました(笑)。
――最後世羅選手とリング上で笑顔で語り合っていましたが、あれは何を言っていたんですか?
「たわいもない会話ですよ。生きてますか?生きてるよ。大丈夫ですか?ケガないですか?大丈夫よ。これが私がやってきたことです。凄いね。というような会話。本当は握手廻りに行きたかったんですけど、体が動かなくて。そういう会話をリング上でしましたね。」
――アイスリボンで今後世羅選手のデスマッチを続けていく可能性っていうのはありますか?
「どうなんですかね?世羅がなんて言うか分からないですけど、お客さんの反応ってどうだったんですかね?今後はこういうのも新しいアイスリボンの形なのかなって感じました。」
――そういう意味ではアイスリボンは今後も恐れずに挑戦をしていくということですかね?
「自分がやって思いましたけど、本当に爆破でハッピーでした。やって後悔なし。」
――その気持ちは宮城の両親にも届けられますか?
「(笑)。はい。言えます。」
――今回のデスマッチをやることで世の中にアイスリボンを届けたいと言っていましたが、その部分では意味があったと思いますか?
「そうですね。傷だらけになって、嫁入り前なのにって思いもありますけど、でもやっぱり体張ってでも伝えたいものはあります。受け身一つ取ることだってダメージが体に残っている中で、爆破をやるって決めたのは私なので、色んな形、色んな方法でアイスリボンを私は広めます。」
――アイスリボン流の黄金時代の一歩になりましたか?
「はい!新しい女子プロレスの黄金時代、新しい女子プロレスのブームをアイスリボンが作っていきます。」
――デスマッチをやってみて、充実感を感じた部分はありましたか?
「デスマッチは怖いイメージしかなくて、子供たちがテレビとかをつけて血が出て来たら親がチャンネルを変えるっていう残酷なイメージだったんですけど、最後やっぱり試合が終わったあとに笑顔があったり痛いけど立ち上がったりとか、そういう部分が人生を投影させる一つの方法なのかなって思うので、世羅だったりあかねだったり、体張って凄いなって尊敬します。凄い。」 
 

12月8日アイスリボン道場マッチ925試合結果

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「アイスリボン925」
2018年12月8日(土)アイスリボン道場
13時30分開場/14時00分開始
観衆 73人

◆エキシビションマッチ3分間
ジュリア (0-0) すず(練習生)

【エキシビション】
大みそかの後楽園ホール大会で念願のプロデビューが決定したすず。今回はジュリアとのエキシビションに臨んだ。初めてできる後輩を相手にドロップキック、逆エビ固めと厳しい攻めをみせたジュリア。この日のすずは相手の攻撃に耐える展開が続く。ジュリア相手にエルボーの打ち合いをみせたすずが、丸め込み、逆さ押さえ込みの連続フォール技を仕掛けたところで3分間が終了した。翌日の12月9日両国大会でもすずのエキシビションマッチが決定。対戦相手に自ら名乗りを挙げたのは同い年の朝陽。勝敗がつかないエキシにも関わらず、未だ勝ち星のない朝陽は「絶対に勝ちます!」と必勝を宣言!?

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○宮城もち (7分55秒 エビ固め) 弓李✕
※メタボリックサンド

【第1試合】
翌日の12月9日両国大会では6人タッグで対戦するもちと弓李がシングルで対戦。開始早々、もちのセクシーポーズをストンピングで蹴散らした弓李は「ハタチのセクシーを見ろ」ともちの前で寝転がると片足上げ、両手での頬杖ポーズを見せるが、逆にもちの怒りを買い、コーナーでの腹ウォッシュならぬケツウォッシュを浴びてしまう。最近多用する股裂き攻撃を始め、関節技で反撃に出た弓李はバッククラッカーから丸め込み技で勝負に出るが、これをしのいだもちはもっちりバディシザースを決めると、最後はメタボリックサンドでフィニッシュした。
試合後、弓李は「2年ぶりぐらいのもちさんとのシングルでした。なので、2年前と言ったらまだ18じゃないですか、自分。ハタチになったのでちょっと大人になった弓李をもちさんにお見せしたいなと思ったんですけど…ちょうどね、明日ね、またもちさんと対戦させて頂くので、今日は寝ずにセクシーの勉強をして、またセクシーポーズに挑みたいと思います。」と語った。一方のもちは「セクシーはね、そんな1日とかで出来るもんじゃないんですよ。まだまだです、あなたは。出直して来て下さい。明日はね、両隣に星ハム子、藤田あかね、もう心配のないチーム編成ということで、明日も負かせてあげるからね。楽しみにしてて下さい。」と語り、この日、会場に来ていたOGの寿ゆりに「私はね、32歳になってもパラパラしてるよ。イェ~イ!今度踊りに行こう!」と笑顔でメッセージ。 

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
○星ハム子&松本都 (8分42秒 ハムロール) 松屋うの&つくし✕

【第2試合】
両国大会でトライアングル王座を賭けて対戦する都vsうのの前哨戦。ハム子vsつくしも6人タッグでの対戦が決まっており、ダブル前哨戦のタッグマッチとなった。入場時、都はハム子に捧げるラップ…といっても、ほぼディスりラップでリングサイドを半周。試合前からもめるハム子、都に対して、うの、つくしが奇襲攻撃を仕掛け、都をコーナーに振ると、ここでハム子も加わっての3人お・し・り・だーっ!を決め、都を制裁。しかし、この程度で都が戦意喪失するわけはない。あくまでマイペースで試合を進めつつ、しっかりハム子とのダブル攻撃も披露。最後は都のシャイニング崖ザード、ハム子のシャイニング腹ザードの連続攻撃がつくしに決まり、それでも丸め込み攻撃で食い下がるつくしをハム子がハムロールで沈めた。
試合後、つくしは「今日、つっかさん聞いてください。都さんが、入場でラップを歌って入場したんですよ。ていうことは、つくしだって歌を歌っていいってことじゃないですか。いいですか?」と申し出る。藤本の拒否を無視して「皆さん手拍子お願いします!♪ダイアモンドだね~♪」と歌い出すと、いきなり場内が暗転し、ゴングがカ~ンと鳴る。さすがに藤本も「嘘でしょ?もうちょっと歌わせてもよかったよね。」とフォローするが、ここでつくしは「でも自分CDデビューを目指してるんで…(観客から「え~!」の声)なんでそんな顔するんですか?本当に自分、歌、音痴だと思ってないんですよ。」と大胆発言。さすがに藤本も「音痴あるあるですね、これは。」とした。
うのは都に向かって「都さん、ラップで登場とはとても余裕ですね。好きなハムさんと組んだからってちょっとふわふわし過ぎじゃないですか?明日はもっと過酷で熾烈な戦いですよ。もうちょっと真面目に覚悟してきてください。」と宣戦布告。
都は「今日オリジナル曲で入場したんですけど、作詞して、題名は『身体太る』っていうタイトルなんですけど、Twitterに歌詞を載せてるので後で皆さん見て下さい。今松屋うのの発言を聞いて凄い私は失望したんですけど、プロレスって言うのはリズムです。で3WAYっていう対戦形式はよりプロレスの試合形式の中で一番リズム感が問われる試合だと思ってます。私は今日の入場でそれを証明したつもりです。松屋うののダメなところは目の前の相手しか見えてないところで、とっても3WAYに向いてないなと今日の試合をやっても思いました。私は歌っても歌っても、パートナーさんが勝ってくれたし、余裕です。結果出してます。明日は私が彼女から、いや、趙雲さんかな?から取ります。で、今(両国大会のあおり)V見てて、トライアングルがタイトル戦なのに3試合目とかで、セミとかじゃないことに凄く私はムカついているので、私がベルトを獲ってトライアングルでもメインで出来るようなベルトに私が育てます。松屋うのとは見てる場所が違います!」と王座獲りを誓った。そして10月20日『星ハム子生誕祭』以来の道場マッチ出場となった ハム子は「久しぶりの道場マッチ、試合が出来て皆さんに会えて楽しかったんですけれども…都、今日歌ったラップでね、明日勝てるっていうんだったら絶対チャンピオンになれないと思うよ。みんな聞きました?あのラップ。本当にリズム感ゼロだし。歌詞も何言ってるか分からないし。あなたねぇ、ラップの勉強する前にプロレスの勉強してください。明日はもちと久しぶりにらぶりーぶっちゃーず、そしてあかねがいるので、若い3人をぶっ潰したいと思います。」と都に愛ある(!?)アドバイスを送った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負 
○藤本つかさ (7分24秒 ギブアップ) トトロさつき✕
※極楽固め

【第3試合】
両国大会で大畠との最後のクローズ対決に臨む藤本はトトロとの一戦に臨んだ。公式戦ではこれが初シングルマッチだ。大畠とはまったくタイプの違うトトロに対し、序盤からサッカーキック、ロープ括りの串刺しドロップキックを決めた藤本だが、さらに攻め込もうとするところに、トトロが眼球攻撃(=目をむき出し、相手の目の前でゴジラのような雄叫びを挙げて威嚇する攻撃)!あまりの恐怖に逃げ回る藤本。トトロは12月2日千葉大会での電流爆破で藤本が痛めた背中を狙ったかきむしり、エルボーで反撃すると、カミカゼ、クロスボディ3連発で押しつぶす。勢い込むトトロだが、ここで藤本はビーナスクラッチで動きを止めると、キックアウトするトトロの動きにうまくタイミングを合わせ、極楽固めへ移行。一気にギブアップ勝ちを奪った。
試合後、トトロは「今日は勝敗だけじゃなくて、自分に対して色んなモヤモヤがありすぎて、正直なんて言っていいか分からないです。でも、だからこそ、明日は自分の全部をぶつけたいと思ってます。」と言葉少なに語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負 
○雪妃真矢&ジュリア (12分09秒 エビ固め) 尾﨑妹加&テキーラ沙弥✕
※タイガードライバー

【第4試合】
トーナメント決勝を行う雪妃vs妹加、ジュリアに宣戦布告された鈴木秀樹の代役としてジュリアとの対戦を沙弥が引き受けたことから始まった代理戦争の決着マッチ、沙弥vsジュリアのシングル戦をそれぞれ翌日に控えてのダブル前哨戦がこの日のメイン。試合は沙弥vsジュリアでスタート。張り手はもちろん、相手の胸元を思いっきり張り合ったり、潰し合いのような、気合の入った攻防を2人が展開すれば、一方の雪妃vs妹加は妹加のパワーに苦しめられながらも、この日は雪妃が蹴りをタイミング良く仕掛けていき、試合の主導権を奪う。最後もジュリアとのダブルの蹴りを沙弥に決めた雪妃がブレーンバスターから側頭部への蹴りをヒットさせ、初披露のタイガードライバーでカウント3を奪取。前哨戦3戦目にして、雪妃が勝利を飾った。
試合後、沙弥が「明日は自分の売名のためにはとても大事な一戦です。こういう時秘策があるんでって言うのが普通なんだと思うんですけど、秘策は一切ありません。何も考えておりません。でも、勝つ気持ちだけあります。」と語れば、ジュリアは「自分、今日で確信しました。自分は沙弥さんと組んでたから沙弥さんのことをたくさん見ました。勉強しました。沙弥さんの動きとか沙弥さんの技とかたくさん見てるんですよ、他の人たちよりも、たぶん。いや、絶対。今秘策がないって聞いて、こっちはあるし、勉強いっぱいしてるし、世界の青木真也の本も何度も読み直してるし、勝つ気しかないです、明日は。確信しました。テキーラ沙弥に勝って、沙弥さんの目を覚まさせて、あの雪男の生まれ変わりみたいな不審者をアイスリボンから追放して、全て終わらせます。遊びは終わりです。」と切り返した。
そして妹加は「今日はちょっと沙弥をサポートしきれず負けてしまい、最近ちょっと勝ちが続いていたので、ちょっと驕りが出てしまったのかなと思いました。なので明日は気持ちを引き締め直して、まあステップでしかないので、明日勝って年末つっかさんにベルト挑戦するのは私なんで、応援よろしくお願いします。」と語り、雪妃は「最後の前哨戦、直接勝ちが取れてよかったなと思います。いや、調子いいっすわ。ちょっと最近連敗してたんで、どうかな~、ちょっと不安かもな~とか思ってたけど、一切今日不安なくなりましたね。なんかこの前、妹加とどれくらいキャリアが違うかっていうのを話してた時に、半年?デビューで言って。最初、私は10ヵ月ぐらい違うと思ってたんですけど、妹加が遅いのかなと思って、で、自分が8ヵ月間欠場してたから、もうほぼ同期かなとか思ってたんですけど、私の欠場期間抜いたらもう先輩だよね。だとしたら、今まで何やってたの?私がタイトル戦線やってる間、何やってたの?ちょっとエンジンかかるの遅いんじゃないかなと思ったんで、負ける気しなくなってきました。明日は私勝ちますね。」と語った。 
 

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